※見出し画像はフゴッペ洞窟を外側から写したもの。洞窟上部右に写っている白い部分は施設との接合部分。
フゴッペ洞窟のすぐ裏には線路が通っている。
写真左端に小さく黄色い汽車ポッポの表示板。
「古代文字踏切」と書いてある。
西へ
東へ
真っ直ぐに続く線路。JR函館本線。一日に何本列車が通るのか。列車が通る気配はない。
のんびりとウグイスの声が聞こえる。
ハクセキレイもやってきた。
のどかだ。
フゴッペ洞窟を後にして、小樽方面へと戻る。夫の希望で、蘭島へ向かう。
子供の頃から「蘭島いいよ」と噂には聞いていたが、一度も行った事がない。
父は私が子供の頃よく海水浴場に連れて行ってくれたが、札幌から近い銭函(ゼニバコ)海水浴場か祝津(シュクズ)であった。
幼い私は全力で海で遊び疲れ果てて、帰りには満員の列車で「座りたい」と無理を言う子供だった。さぞかし父も手を焼いたことであろう。近場の銭函にしたのも納得がいく。
蘭島海水浴場は100年以上の歴史を持つ道内最古の海水浴場だ。
うまく全景をとらえられなかったのが残念。
右側に写っているのは忍路(オショロ)漁港の入江。写っていないが、左手には小さなフゴッペ岬。沖に消波ブロックだろうか。カモメが止まって休んでいる。
蘭島は思った以上に美しい砂浜だった。
こんな大木が流されてきていた。
防砂堤を越えそうなほど砂も押し寄せていたのは、大きな地震の時に押し寄せた津波のせいだろうか。
美しい砂紋。
エビ?の抜け殻?風にカラコロ転がった。
謎の物体発見!
裏面。何か見たことある。棘の抜けたウニだろうか。
謎のまま…。ミステリアス。
先日、「開運なんでも鑑定団」をテレビで見ていて、流木の中に時折高価な価値のある香木などがあると知り、思わず流木の流れ着いているあたりをチラ見する。伽羅、龍涎香…あるわけ無いか。
海辺を歩き出すと、漂着物が面白くてどんどん歩き続けてしまう。また、夫を待たせてしまった。
海岸の側に古い消火栓。小樽では現役みたい。あちこちにあった。
頑張れ、ご老体!
古い歴史の街小樽には、フゴッペ洞窟に代表されるように遺跡が多い。
蘭島から「西崎山環状列石」を見に移動。
山道を車で上がり、駐車したあとは目的地を目指す。
私達にはちょっとした心臓破りの階段。
切り株が敷かれた小路を行くと
ストーンサークル!
余市町のホームページの見どころを引用すると
『西崎山環状列石は、小樽市との境界である畚部(フゴッペ)岬に連なる丘陵上の広い範囲にわたって人為的な配石が見られる遺跡です。そのうちの保存整備され見学ができる地区は長径20メートル、短径10メートルの楕円形をしており、そのなかに直径1メートル前後の配石7基が集中しています。配石は丸い河原石や角のある柱状の石を日時計型に配置しているのが特徴的で、その周囲にも不規則に石が散在しています。これまで幾度かの発掘調査や分布調査などが行われ、配石の地下には人為的に掘り込まれた跡があり、縄文時代後期の土器片が出土していることから、約3,500年前のお墓であると考えられています。』ということだ。
この巨大な石も古代の人が置いたものなのか。こんな高い所に。
開けた場所に出て、見渡すとはるか遠くに海が見える。夫がフゴッペ洞窟を遠くに見つけた。施設と合体の面白い形。
写真左手に見えているのは、恐らくシリパ岬。
更にもう一つの環状列石を見るために移動する。
つづく