今日の患者さんとのやりとり。
相手は80代中盤の男性。
色々と世間話をしていた。
「先生は結婚はしないのかい?」
「そのうちしたいと思っていたら今に至るんですよ。早く家族作って両親を安心させたいですね。」と僕。
「ま、好きな事やらせてもらってるので、足下固めてから親孝行したいものですよ。」と続ける。
「ウチの息子の世話になるのは気が引ける物だよ。気持ちも金もあっても、世話をしてもらわないとどうしようもないから、こればっかりは仕方ないよな。」その言葉がどこか寂しそう。
「でも、僕も親孝行したくても、何をしていいか考えてしまうんです。何かはしたいんですけど、具体的にどうしたらいいもんですかね??」思い切って聞いてみた。
「先生さ、俺が今この年で、息子が60過ぎだろ?だから、俺と先生は孫みたいなもんだからさ、その時はもう少し先なんでないかいい?今は先生がこうやって仕事してる事でいいんでないかい?俺は先生とこうして喋るのも楽しみで来てるんだよ。」
なんだか自分が見ている物がすごく目先のものしか見ていない気がした。
その人の眼を見ていたら、こみ上げる物がある。
「年寄り」はやっぱりすごいんだな。
言葉の重さが全然違う。
初心に立ち返らせられる今日だった。
相手は80代中盤の男性。
色々と世間話をしていた。
「先生は結婚はしないのかい?」
「そのうちしたいと思っていたら今に至るんですよ。早く家族作って両親を安心させたいですね。」と僕。
「ま、好きな事やらせてもらってるので、足下固めてから親孝行したいものですよ。」と続ける。
「ウチの息子の世話になるのは気が引ける物だよ。気持ちも金もあっても、世話をしてもらわないとどうしようもないから、こればっかりは仕方ないよな。」その言葉がどこか寂しそう。
「でも、僕も親孝行したくても、何をしていいか考えてしまうんです。何かはしたいんですけど、具体的にどうしたらいいもんですかね??」思い切って聞いてみた。
「先生さ、俺が今この年で、息子が60過ぎだろ?だから、俺と先生は孫みたいなもんだからさ、その時はもう少し先なんでないかいい?今は先生がこうやって仕事してる事でいいんでないかい?俺は先生とこうして喋るのも楽しみで来てるんだよ。」
なんだか自分が見ている物がすごく目先のものしか見ていない気がした。
その人の眼を見ていたら、こみ上げる物がある。
「年寄り」はやっぱりすごいんだな。
言葉の重さが全然違う。
初心に立ち返らせられる今日だった。