OveJa neGrA

あっという間の34歳。気持ちにあった無意味な「楽観」も、今や少しの焦りとなってきた。チリに帰りたくなってしまうこのごろ。

31 de May,2010 50年の痛み

2010-05-31 21:10:00 | Weblog
春日部の93歳の女性の患者さん。
入職した頃から係わっている人。
腰の痛みがあって、長年苦しんでいたという。
その女性に、いつものように「今日は腰の調子はどうですかね?」ときいてみた。
帰って来た返事は、「先生、ここ数日痛いの忘れていたよ。本当にありがとう。」とのこと。
涙ながらにそう訴える女性。
この仕事の醍醐味だな。
50年という歳月は、まだ僕には実感として湧かないけれど、彼女にしてみたら、「痛みを棺桶には持っていきたくない。」とのこと。
マッサージやストレッチ、それと家で行う腰痛体操なんかを一生懸命やってきたのだろう。
毎度のことだが、患者さんとの何気ないやりとりが、この仕事を続けさせてもらえる原動力になる。
ありがたやで、す。