九州地方の地震災害にあわれていらっしゃる皆様に、心からお見舞い申し上げます。
まだ、余震が続いておりますが、被害が広がらないことをただ祈るばかりです。
*****
現在、いくつかのオーダーメイドのご注文をいただいておりまして、楽しく製作にあたらせていただいています。
6月にご結婚されるカップルのマリッジリングもその一つです。
今回、お二人に許可をいただきまして、製作途中からその模様をブログに書かせていただけることになりました。
いつもは、お品物が仕上がってから許可をいただき、ブログを書かせていただくことが多いのですが、今回は現在進行形ということで。
皆様に、面白いなと思っていただけたら嬉しいのですが・・。
お二人は、ジュエリーショップを回られてみたものの、なかなかピンとくるデザインが見つからなかったそうで、それならオーダーメイドでと、TABITHAをお選びいただいたのだそうです。
また、うちをお選びいただいた理由には、「リングの内側に石を入れたいから」とも伺いました。
TABITHAの工房は、太田彫金の石留め工房でもあります。
もともと石留めが専門ですので、リングの裏側への石留めも、もちろん工房内で行えます。
リングをお渡しした後のメンテナンスにつきましても、石の部分を含み、すべてこちらでできますので、ご安心していただけると思います。
リングのデザインにつきましては、今回、お二人がかなりわかりやすい絵を描いてくださいました。
こちらでは、サイズに合わせて、ご希望のデザインをまとめていくだけで済みそうで、たいへん助かりました。
ベースとなる形はシンプルな甲丸リングです。
リングの表面に、お二人のデザインされた模様を刻みます。
全体のバランスやサイズ感をみていただくためと、模様の表現のチェックを兼ねて、まず試作品としてシルバーで製作させていただくことにしました。
お二人のサイズに合わせて、ワックスを削りだしていきます。
高さがありすぎると装着感がわるくなりますし、しかしあまり薄く作ってしまうと裏から石を留めたときにリングの表に穴があいてしまいます。
仕上がった時の厚みを、たえずイメージすることがとても大切です。
また、プラチナは比重がとても重い金属です。
ざっくりとした計算ですが、6グラムの18金のリングとまったく同じものをプラチナで作ると、8グラムくらいになってしまいます。
重くて日常使いのしにくいリングになってしまわないように、仕上がった時の重さも見当付けしながら削っていきます。
とりあえず、ベースはこんな感じになりました。
内甲丸といって、内側にもアールをつけてあります。
これも装着感をよくするための加工ですが、今回は裏に石を留めますので、丸くしすぎないように注意しました。
これから、表面に模様を刻みますが、これには道具も合わせなければならないので、ワックスのかけらを使って、現在、ちょっと試行中です。
ここからはまた、次回。
作業が進みましたら更新しますね。
6月まで、日にちがあまりないので、頑張っていこうと思ってます!
ジュエリーTABITHA
まだ、余震が続いておりますが、被害が広がらないことをただ祈るばかりです。
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現在、いくつかのオーダーメイドのご注文をいただいておりまして、楽しく製作にあたらせていただいています。
6月にご結婚されるカップルのマリッジリングもその一つです。
今回、お二人に許可をいただきまして、製作途中からその模様をブログに書かせていただけることになりました。
いつもは、お品物が仕上がってから許可をいただき、ブログを書かせていただくことが多いのですが、今回は現在進行形ということで。
皆様に、面白いなと思っていただけたら嬉しいのですが・・。
お二人は、ジュエリーショップを回られてみたものの、なかなかピンとくるデザインが見つからなかったそうで、それならオーダーメイドでと、TABITHAをお選びいただいたのだそうです。
また、うちをお選びいただいた理由には、「リングの内側に石を入れたいから」とも伺いました。
TABITHAの工房は、太田彫金の石留め工房でもあります。
もともと石留めが専門ですので、リングの裏側への石留めも、もちろん工房内で行えます。
リングをお渡しした後のメンテナンスにつきましても、石の部分を含み、すべてこちらでできますので、ご安心していただけると思います。
リングのデザインにつきましては、今回、お二人がかなりわかりやすい絵を描いてくださいました。
こちらでは、サイズに合わせて、ご希望のデザインをまとめていくだけで済みそうで、たいへん助かりました。
ベースとなる形はシンプルな甲丸リングです。
リングの表面に、お二人のデザインされた模様を刻みます。
全体のバランスやサイズ感をみていただくためと、模様の表現のチェックを兼ねて、まず試作品としてシルバーで製作させていただくことにしました。
お二人のサイズに合わせて、ワックスを削りだしていきます。
高さがありすぎると装着感がわるくなりますし、しかしあまり薄く作ってしまうと裏から石を留めたときにリングの表に穴があいてしまいます。
仕上がった時の厚みを、たえずイメージすることがとても大切です。
また、プラチナは比重がとても重い金属です。
ざっくりとした計算ですが、6グラムの18金のリングとまったく同じものをプラチナで作ると、8グラムくらいになってしまいます。
重くて日常使いのしにくいリングになってしまわないように、仕上がった時の重さも見当付けしながら削っていきます。
とりあえず、ベースはこんな感じになりました。
内甲丸といって、内側にもアールをつけてあります。
これも装着感をよくするための加工ですが、今回は裏に石を留めますので、丸くしすぎないように注意しました。
これから、表面に模様を刻みますが、これには道具も合わせなければならないので、ワックスのかけらを使って、現在、ちょっと試行中です。
ここからはまた、次回。
作業が進みましたら更新しますね。
6月まで、日にちがあまりないので、頑張っていこうと思ってます!
ジュエリーTABITHA