BEAST SIDE 1

ジュエリーアーティスト太田マリ(タバサ)です。工房からの制作風景、プライベートでやってるロックバンドの話も少しだけ。

撮影風景

2013-12-19 17:11:39 | オリジナルジュエリー
先日、ちょっと撮影がありまして、TABITHAの品物と工房の様子を撮っていただきました。

いつも、作品の写真は自分で撮っているので、カメラマンの方が撮るとどうなるんだろうとすごく楽しみでした。





我が家にできた簡易スタジオ。





ジュエリーの写真は、光の加減がすごく難しくて、本物より魅力のない写真になってしまうことが多いんです。

きれいな鏡面の部分をどう表現するかというのもいつも課題ですし、金属でありながらやわらかく優しい感じが魅力だったりするので、それをどう伝えるか等々・・。

私は小物を使ったりして、それを表現したりしているのですが、今回は、すべて企画の方にお任せしてみたら、小物は一切なしでした。





ちゃくちゃくと撮影されては、PCに映し出される写真には驚かされました。

自分で作った作品なんですが、他の人の目を通るとこうなるんですね・・。

違う表情を見せてくれるジュエリーたちに、感激することしきり。



装着例も撮影。(手のモデルは娘です)



最後に工房の様子も撮っていただいて修了。





その後、ざっとレイアウト、印刷されたものをみて、やはり、プロのお仕事はすごいなぁと。

なかなか楽しい経験でした。


近いうちにそれらの写真等、アップできると思いますのでお楽しみに。



ジュエリーTABITHA

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ハートリングの仕上げ風景

2013-12-10 10:14:51 | オリジナルジュエリー
今回はハートリングの仕上げ風景を撮ってみました。

このリングはTABITHA初期の作品ですが、スタイリッシュな雰囲気をかっていただけてるのでしょうか、よくご注文いただくリングです。

「TABITHAのハートは甘くない」というキャッチコピーも気に入っています。


原型のゴム型から、シルバーでキャストした状態です。




後ろ側には、湯道といってシルバーを流し込んだ部分も残っています。




これをキサゲやヤスリ、それと電動工具のリューターを使って仕上げていきます。

荒く仕上げた状態です。



このあたりでサイズ出しをします。
今回は9号というご依頼でしたので9番のラインぎりぎりのあたりまで、木槌でたたいて地金をのばしてあわせていきます。






サイズがあったら、いよいよ磨きこんでいきます。

このあたりからは、ほとんど道具はリューターです。

裏側が、ほぼ仕上がりました。

リングはきれいですが、手は真っ黒ですね。





表面はバフもしっかりあてます。

ハートリングは、特にハートの面の仕上げが難しい作品です。

ぴしっとシャープにでないと、甘くないハートにならないので、その部分は一番気を使っています。


完成です。
いよいよお客様の元へ。





今回、ご主人様から奥様へのプレゼントということでのご注文でした。

後日、奥様が、大変喜んでくださったとのメールと、奥様がおつけになったお写真を送ってくださいました。




きれいなお指に、ハートリングがとてもお似合いになってると感じました。


また、「お客様の声」ページに、たいへんうれしいお言葉もいただきました。

以下、引用させていただきます。

「今回はツイッターのフォロワーさんからご紹介して頂き購入を決めました。ともすればバーチャルな取引の中、まるで対面で話を進めていくような対応が嬉しかったです。そういう「心遣い」が作品にも表れており、プレゼントした妻にも久しぶりの嬉し涙が(笑)←私も一青窈レベルにもらい泣き。これからも宜しくお願いします。」


こちらこそ、うれしいお言葉をたくさんいただけて、疲れも飛びましたし、元気とやる気をたくさんいただきました。

作り手は、作った作品に愛着を持っていただけるのことが、なによりの喜びになります。

本当にありがとうございました。




ジュエリーTABITHA

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総手彫りバングルの製作風景

2013-12-01 23:01:32 | バングル
総手彫りバングルは、10mm幅のものを女性の方からご依頼いただくことが多く、今回も20代の女性からのご依頼です。

まず、地金を寸法で切って端を仕上げ、叩いて丸めます。

その後、ヤスリやリューターで仕上げていきます。

写真左側は、丸めただけの段階、右側は半分くらい仕上げが進んだ段階です。




バフモーターも使って、全体をピカピカの鏡面に仕上げます。




次に梨地といって、細かなガーネットの粒子を使って表面に荒らしを入れます。

裏側をテーピングして、表面に水と一緒に粒子をジャラジャラと落とします。

ムラなく荒らしを入れることで、きれいなマットな面が出来上がります。





ヤニ台を使って彫金台に固定し、彫りを入れていきます。

写真は彫りの途中です。




真上から見たところ





全体に彫りが入りました。





裏側です。





火をあてて、ヤニを溶かし、その後、薬品を使ってきれいに洗浄します。




完成です。





ケースにお入れした感じです。

(こちらはホームページ掲載の写真です)





このバングルは、仕上がったばかりの綺麗な状態もいいのですが、お付けになっているうちにどんどん深みが出てきます。

体の一部のようにずっとお付けいただいている方もいらして、やはりシルバーのあたたかみ、手彫りの奥深さを感じていただけてるのかなと思っています。



TABITHA総手彫りバングル

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