2015世界卓球選手権大会(個人戦)蘇州大会が3日閉幕した。
終わってみれば、中国が全5種目(混合Wは韓国女子との国際ペア)を制覇しまたもや圧倒的な強さを地元中国と全世界に見せつけた格好となった。
日本は、混合Wの吉村・石川組が38年ぶりに決勝まで進んだが、0-4と圧倒的な力の差を見せつけられた。丹羽・平野(早)組は16であった。
男子Wの松平・丹羽組は準決勝まで進んだが、これまた0-4と難なく敗退した。それでも準々まで勝ち上がった森園・大島組は中国の優勝ペアにセットールジュースまで、しかもマッチポイント握る大善戦で惜敗した。このことは大いに評価できるものであったが、そこまで行ったらぜひ勝ってほしかったと残念に思っている。
男子シングルスでは、水谷が8・丹羽16・村松、吉田64・松平は1回戦敗退であった。
女子シングルスでは、期待の石川が3回戦で中国選手に0-4で敗退、2・3セット目のジュースを取りきれなかったのが大きかった。石川と平野美宇が32、福原・平野早矢香が64であった。
この中にあったひとり気を吐いたのが、伊藤美誠である。
準々まで勝ち進んだのもすごいが、4決定戦ではロンドン五輪のチャンピオン李(中国)に対して1・2セット連取下が5セット目をジュースで落として万事休したが、世界の女王を追い詰める試合ぶりは今後に大きな予感をさせるのに十分な戦いぶりであり、新人賞を受賞した。