今回の国体選考会では、いくつかの観点から試合を注視していた。
まず始めに、プラボールになって5か月以上が経ち、大学生や一般の上位では戦型や戦術にどれだけの変化があり、卓球自体がどのように変わってきているかを興味深く観察していた。
以前より圧倒的にラリー戦となるためか、サーブを持った方が圧倒的に有利だったセルボールと違い、一概にサーブ件有利とはいかない場面が多くあり、サーブの回転量が大きく減少しているものと想像された。
そのため有効な3球目攻撃に結びつけることが難しくなり、ツツッキに対してループなどを多用したり無理をして強打に行くと凡ミスをしていた。
ラリーでは、力勝負よりもコース取りや緩急が求められロビングを上げられると抜けずに、守りで粘り勝ちすることも多々あった。急激なコース変化にもミスが多く見られた。
左右にしっかり動くことはもちろんだが、前後を意識した素早い動きやカウンターが有効であった。