社長の卓球日記

卓球の遠征記、その他日々感じたことを

プラボール対応用具!

2015-06-12 09:56:34 | Weblog

 

 プラボールに変変更されて、ラケットやラバーの用具の見直しが必須となってきている。

 それは、回転が掛かり難いとかボールが台上で止まりやすい、ロング戦になり台から下がるとボールが失速するなどの為だが、ラバーでは、一般的に言われているのがしっかりボールを包み込んで球持ちの良いものや、ラケットでは今までより飛ぶものが良いとされている。

 しかし人それぞれの感覚は様々なので、体力や筋力肩の強さ手首の柔らかさなど千差万別でありこれが最高というものは存在しないのであり、数多くを試して自分に合った、あるいは目指す卓球が出来るような用具を選ばなければならない。

 昨年後半から最近まで、それぞれの卓球雑誌ではその特集を組んで掲載しているが、モデルのほとんどは一流選手たちであり一般の選手とは少し違っているのではないかと思っている。

 戦型も脚力も、しかも相手とする選手たちのレベルが世界の一流であったり日本のトップだったりしているものとは、逆に違ってこなければならないことの方がごく自然のことだと思っている。


東北レディース!

2015-06-11 16:45:23 | Weblog

 

 今週末の13(土)・14日(日)は、一関市総合体育館において「第一三共レディース2015 第27回東北ブロック卓球大会」が東北各地の予選を勝ち抜いた女性たちの精鋭を集めて開催される。

 思い起こすと前回h20.6.14の岩手県一関市開催初日、突然の宮城県北大地震に見舞われ一関市でも大きな被害をもたらし、当時は体育館に自衛隊員が寝泊まりするなど、中止かあるいは決行かと決断を迫られる状況でもあった中なんとかやり遂げた苦い思い出もあり、今大会は何事もなく成功裡に終了することを願うところである。 


国体選考会雑感!②

2015-06-10 14:37:54 | Weblog

 

 注目点の二つ目は、来年の地元岩手国体を目指す選手たちのモチベーションがいかに高まってきているのかという点であったが、皆川・大槻の参入により選手間にさらに競争が激しくなったこともあり、試合の中で昨年辺りまでは少し気の抜けたプレーなども見られたこともあったが、今回の選考会ではそのような光景は全く見られず、全ての試合が緊張感に包まれたものであった。

 このことは取りも直さず、昨年の代表選手が長崎国体での5位に裏打ちされた自信と誇りをもたらし、あらためて全国で勝つことの意義が示されたものだと思っている。

 さらに、このことを一過性のものにしないためにも今年のミニ国体で、岩手県の成年男子が東北代表の2枠の出場権をぜひ勝ち取らなければならないと思っている。

   


国体選考会 雑感!①

2015-06-09 16:53:00 | Weblog

 

 今回の国体選考会では、いくつかの観点から試合を注視していた。

 まず始めに、プラボールになって5か月以上が経ち、大学生や一般の上位では戦型や戦術にどれだけの変化があり、卓球自体がどのように変わってきているかを興味深く観察していた。

 以前より圧倒的にラリー戦となるためか、サーブを持った方が圧倒的に有利だったセルボールと違い、一概にサーブ件有利とはいかない場面が多くあり、サーブの回転量が大きく減少しているものと想像された。

 そのため有効な3球目攻撃に結びつけることが難しくなり、ツツッキに対してループなどを多用したり無理をして強打に行くと凡ミスをしていた。

 ラリーでは、力勝負よりもコース取りや緩急が求められロビングを上げられると抜けずに、守りで粘り勝ちすることも多々あった。急激なコース変化にもミスが多く見られた。

 左右にしっかり動くことはもちろんだが、前後を意識した素早い動きやカウンターが有効であった。


H27年度国体選手選考会(成年の部)

2015-06-08 10:38:29 | Weblog

 

 昨日6日(日)は、花巻市総合体育館第3アリーナにおいて、H27年度国体選手選考会(成年の部)が開催された。

    

    

 男子は14名が参加、各7名が2ブロックに分かれて予選リーグを行い、上位各3名が決勝リーグに勝ち進み順位決定を行った。

 Aブロックでは、1位から3位までの3者がすべてセットオールの大接戦となり、皆川朝(立命館大1年)が6勝で1位、次いで北原大輝(専大3年)が5勝1敗で2位、根田雄一(TMO)が4勝2敗3位で決勝リーグに進んだ。

 Bブロックでは、星智仁(専大4年)が大野泰士(中大4年)との全勝対決を3-0で制し6勝で1位、2位に5勝1敗の大野、3位には東北学生準優勝の高橋優人(東北福祉大2年)が大槻周瑛(法大1年)を3-0で下すなど4勝2敗で決勝リーグに進んだ。

 決勝リーグは、6名総当たり制で行われ予選リーグの結果はそのまま反映された。

 熱戦の結果、1位4勝1敗:皆川、2位3勝2敗:星、3位3勝2敗:大野、4位2勝3敗:北原、5位2勝3敗:根田、6位1勝4敗:高橋となった。(勝ち数が同じ場合は、当該対戦成績による)

 男子の総評としては、この選考会前から熱戦と同時に混戦が予想されたがまさしくその通りの白熱した戦いとなり、参加全選手が昨年の長崎国体5位というものを自覚し、最後まで本当に頑張ったという印象を受けた。

 昨年の長崎国体のメンバー3名は、意地とプライドを見せつけ、他の挑戦者たちはその中に食い込もうとしてガッツ溢れるプレーを見せ、近年にないレベルの高い予選会となった。

 1位となった皆川は、関西学生新人優勝とリーグ戦でもシングルス・ダブルスに全て起用されるなどすでにチームの大黒柱として活躍しており、その力を十分に発揮した結果となった。

 2・3・4位の長崎国体5位メンバーの3名は、それぞれが持ち味を発揮し大事なところで勝ち星をものにしていた。5位の根田も上位の4人に一歩も引かず元気なプレーを見せていたし、6位とはなったが大槻や北原を下すなど最近特に地力をつけている高橋の成長には目を見張るものがあり、今後に期待したいところである。

    

    

      

  女子は、7名が参加し総当たりでリーグ戦が行われた。1位は5勝1敗で3者同率となり、勝率で1位:滝浦華奈(日体大3年)、2位:平舩文(東京女子体育大2年)3位:橋梓海(日体大1年)となり、4位3勝3敗松浦明香里(洋野クラブ)、5位2勝4敗瀬川紗希(洋野クラブ)、6位三浦瑞姫(金城大)、7位鳥畑真衣(中京学院大)の順となった。

 女子の総評として、7人中6名は大野高校の卒業生で占められしばらくはこの状態が続くのではないかと予感させるものだった。また、滝浦は安定性を増していたし、高橋も故障から癒えてこれからが楽しみである。

    

    

  この選考会終了後、強化部においてh27国体選手選考会議が開催され、結果は直接参加選手に後日文章で通知されることになっている。

 また、少年男女の選手選考会は、7月4日(土)に行われる予定である。


中学地区予選!

2015-06-05 15:59:34 | Weblog

 

 来週の土日あたりからは、県内の中総体地区予選が始まる。

 中学生達も、5月には運動会6月に入りテスト期間などなかなか安定した練習が出来なかったこともあるかもしれないが、特に3年生のとっては中学生の集大成ともいえる大会を目指して日夜努力を重ねているに違いない。

 県内の今年度の中学生は、全国中学大会まではセルボールとプラボールの併用となるため、その対応が大変であると思う。

 どちらが選択されても、しっかりとしたプレーが求められると思うが、ここぞという時は基本が大きなウエートを占めるのであり、フットワークや打球点など日々の練習の積み重ねがものをいうのである。

 地区予選に向かっては、ぜひやり残しの無いように万全の準備をしてもらいたいと思っている。

   

     *写真は、女子団体準決勝より

   

   

    *写真は、岩手県高総体男子団体準決勝より

   


h27国体選手選考会!

2015-06-04 16:23:01 | Weblog

 

 今度の日曜日6月7日は、h27国体選手選考会(成年男女の部)が花巻市総合体育館第3アリーナで開催される。

 成年男子の昨年は、東北をかろうじて4位で通過したが大野(中大)・星・北原(専大)の抜群のパフォーマンスで県勢43年ぶりの第5位入賞を勝ち取った。

 今年はこの3人に、昨年全日本クラブ選手権優勝メンバーの根田(YMO卓球クラブ)と関西学生新人優勝の皆川(立命館大)と関東学生新人ベスト8の大槻(法政大)が参戦、参加全14選手が2リーグに分かれ予選を戦い、上位各3名による決勝リーグが行われることになっている。

 今年の東北ブロック通過枠は2であり、かなり難しい関門だが昨年8のシードを活かすには東北突破は必須である。

 来年の岩手国体のためにも、是が非でも和歌山国体出場権を獲得しなければならない。

 いずれ、今年の予選会は過去の例がないほどレベルの高い戦いし烈な予想され、ある意味今から楽しみでもある。

 一般の観戦も可能だと思うので、ぜひ足を運んで声援を送って頂き、盛り上げてもらいたいと思っている。

   

     *高総体で奮闘する高田高校のベンチ

   

   

   

   

   

   

   

    *高総体時のホテルから

   

 

   

 


高総体雑感!

2015-06-03 08:31:39 | Weblog

 

 大会前の注目点は、プラボールへの対応と岩手国体エイジの活躍と成長状況であった。

 まず一つ目、プラボールの対応についてだが総体的にはまだまだという感じを否めなかった。

 まずはサーブを見てみると、回転力の減少からの脱皮がなかなかうまくいかず、長短を上手く使っている選手が少なかった中で、男子では久保(専北2年)女子では塚本がその辺を意識した飛ばすサーブと止めるサーブに工夫があったように思われる。

 男子のレシーブでは、相手のサーブが長くドライブ強打できるボールをチキータにこだわりすぎて逃してしまったり、打ちに行ってもミスするケースが目についた。

 女子では、先に攻めたほうの負けというようなケースが多く見られまだまだプラボールに慣れていない感じがしたし、特にネット際のボールに対しての対処が一様に大変なようであった。

 また、ラリーになると今までより長く続くことが多いので、基礎体力や脚力が基本的に大事だし、それと同時にコース取りとか長短やフラットボールを交えるなど回転の変化をつけることも効果的であると感じた。

 ドライブボールは、台から離れると失速する感じであり、以前カットマンは強ドライブに対して押され気味になり大分苦しんでいたが、今大会ではそのボールを腰の位置で打球出来抑えられていた。大会前のカット有利ではないかと予想していたが案の定、吉田(専北1年)や菅原(一関一3年)の両カットマンが大活躍した大きな要因だと思っている。

 さて、二つ目の岩手国体エイジ(高校2年生以下)選手たちの成長や活躍だが、男子の強化指定選手のうち、本大会成績は①吉田俊暢(専北1年)、③本間新(専北2年)、③久保一矩(専北2年)、⑧川合優大(専北2年)、⑧砂子拓海(専北1年)、⑯高橋栄太(専北1年)、32齋藤豪(専北1年)という結果であり、現段階ではこれに中学3年の小野寺翔平が有力な候補となっている。

 成長度合いを見ていくと、吉田はツッツキにまだ難点があるがカットは非常に安定しプラボールをしっかり自分のものにしていた。本間と川合はまだまだ力勝負にこだわりすぎていて、戦法に工夫が必要だ。砂子は高校に入り一皮向けたような感じで成長をうかがわせた。高橋はフォアの強化が必要であり、そうすればバック表の変化も生きてくる。久保は先述の通りサーブは良くなっているがラリー中フォアに回されると合わせるだけで、強打も含めた緩急が必要である。齋藤は小さくまとまらず大きな卓球を目指してもらいたい。

 いずれ、吉田・小野寺以外は混沌とした代表争いが続いている。今後の大きな大会で大きな飛躍を期待したいと思っている。

 一方、女子の強化指定選手のうち、①塚本佳苗(大野2年)、②土田里奈(大野2年)、③柳田桜子(大野2年)、⑧鈴木実桜(専北2年)、⑯熊谷ほのか(専北2年)、⑯菅野葵(大野2年)となり、これに高橋志歩(花巻中2年)が現段階の候補である。

 塚本は、昨年長崎国体少年女子第5位のメンバーであり、順調に成長している感はあるが大きな大会での実績や岩手をけん引するだけの圧倒的な力はまだまだかなと感じているが、準々決勝で見せたような連続20数本をミスなくポイントする集中力は並外れた才能であり、今後の活躍は大いに期待できるものと思っている。土田は、接戦のときの勝負強さやラリーでの強さは際立っていた。柳田はツボに入った時のボールの威力は県外レベルだが凡ミスも目立っていた。鈴木と熊谷は大野との差をまた少し付けられたように感じた。今後戦型や戦術に対する一工夫が不可欠である。菅野は粒高対策が必要だ。

 女子は総じて、これからかの伸びしろ次第かなと思うし、実戦での県外大会の実績を積み重ねていかなければならないが、高橋や中学生たちの飛躍にも期待したいと思っている。また、大野美恵(大野1年)の大型カットにも今後の頑張りに期待している。

   

   

   

   

   

   


高校総体終わる!②

2015-06-02 16:09:20 | Weblog

 

 男子シングルスは、卓球としては県高総体史上2人目の1年生チャンピオンが誕生した。

 しかも一人目は、h11年の陳選手(大野)なので岩手県人としては吉田俊暢(専北1年・花北中)が実質初めての快挙なのである。

 大会前から、これが本命だと言われる抜きん出ている選手がおらず、多くの選手にチャンスがあると思っていたが、プラボールに変わったこともあり、吉田は常に落ち着いたプレーを続け栄冠を手にした。

 2位には、村上(高田3年)が準々決勝で川合(専北2年)、準決勝では久保(専北2年)を接戦の末下し、セルボールでは分の良かった対吉田戦だったが、今大会のプラボールは打ち崩せなかった。もう一人の3位には第1シード本間(専北2年)が同じように吉田のカットを打ちきれずその軍門に散った。

 そのほかベスト8に入賞した中では、菅原(一関一)が粘り強いカットと反撃で素晴らしいプレーを見せていて、その試合態度も好感の持てるものであった。砂子(専北1年)は、16決定で団体戦では準決勝で本間を下した佐々木(水沢2年)を大接戦の末3-2で下し、その勢いで熊谷(専北3年)のカット打ち破った戦いは今後に期待を抱かせるものだった。萩荘(一関工2年)は非凡さを感じるプレーもあるが、長続きしないのが残念である。

 その他では、吉田との同士討ちで敗れた高橋(専北1年)が大きな声で元気のあるプレーをしていたし、西舘(一関工2年)はドライブとフラットのボールを上手く使い分けていたが、もう一つサーブレシーブの工夫が必要である。

 一方女子では、大本命の塚本(大野2年)が全試合全く危なげなく初優勝を飾り団体とダブルスを合わせ3冠王となった。

 男子と違って、女子では彼女を脅かす存在がなく、ある意味予想通りの結果であった。

 彼女の強さは、サーブレシーブの安定性の高さと勝負勘、そして大崩れしない強い精神力から来ているものであり、日頃の努力の成果だと思っている。また一つ一つの技術も他の選手とは違って安定性抜群であった。

 2位には、数々の接戦を勝ち抜いた土田(大野2年)が入り、3位には柳田(大野2年)と高橋(盛岡誠桜3年)が意地を見せて入賞した。

 その他では、渡辺(一関一3年)が地元の応援を背に、自らも元気溢れるプレーで第2シード熊谷(専北2年)を下しベスト8に進んだし、菊池(花南3年)はバックの粒高を上手く駆使しフォアの強打を活かし、千葉(大東3年)も粘り強いプレーで8に入賞した。佐藤(一関一3年)は、8決定で唯一塚本を苦しめた一戦は記憶に残る健闘であった。気仙出身の鈴木(専北2年)・千葉(盛岡誠桜2年)・菅原(高田2年)も熊谷(専北2年)を含めた同学年4人もそれぞれランク入りし頑張っていた。

 明日は雑感を記してみたい。

   

   

   

   

   

    *写真は、男女シングルス決勝。

   

 

 


h27高総体終わる!①

2015-06-01 13:39:01 | Weblog

  

 昨日まで一関市総合体育館で開催された、h27高総体卓球競技が3日間の熱戦を繰り広げて終了した。

 男子団体は、準決勝で本間(専北2年)が佐々木(水沢3年)に1-3と星を唯一落としただけで順当に専北が4連覇を果たし、県内では無敵を思わせた。2位には第2シード一関工業が入り、3位には水沢と、準決勝一関工業戦で2-3とあと1歩のところまで追いつめた高田入賞、エース村上とダブルスを組む松坂が大いに奮闘、特に松坂は大会前の故障にもかかわらず単複に大活躍した根性は素晴らしいものであった。

 女子団体も、決勝で大野美恵(1年)が専北熊谷に1点を献上したものの、第1シード大野が5連覇の圧勝であった。2位には熊谷・鈴木の専北が入り、3位には準々決勝で一関二高との一関対決を3-1で制した一関一校と盛岡誠桜が入賞した。

 男女とも、今後開かれる東北高校やインターハイに向けて各校各選手とも強化が図られると思うが、特にも4単1複の団体戦はダブルスが大きなウエートを占めると思われるので、是非そこのところの強化を図って頂きたいと思っている。

 男子ダブルスでは、第1シード本間・川合組(専北2年)が事実上の決勝戦と思われた準決勝熊谷・吉田のカット組(専北3年・1年)との同校対決を3-1で制し、決勝でも坂本・阿部組(専北3年・2年)を3-1で一蹴し優勝。もう一つの3位には第2シード村上・松坂組(高田3年)を3-2で粘り勝ちした北村・佐々木組(宮古3年)が健闘嬉しい入賞を果たした。

 女子ダブルスでは、第2シード柳田・塚本組(大野2年)が準決勝の同校対決で土田・山崎組(大野2年)に1セットを献上しただけで、決勝も第1シード熊谷・鈴木組(専北2年)を全く寄せ付けず優勝、もう一つの3位には高橋・菊池組(盛岡誠桜3年)が名門の意地を見せて入賞した。

 会場には連日多くの観衆が応援に駆け付けていた。なお、シングルスについては明日にしたい。

   

   

   

   

    *健闘する左側:新沼汰孔(大船渡工業1年)2回戦の対久保戦(専北2年)