これを読んでくださるすべての皆様、新年あけましておめでとうございます。
お正月と言えば家族の集まる機会があります。そこで今回は家族と障がい者との付き合い方を考えたいと思います。
家族は障がい者にとって一番身近な存在であり、頼もしく時に頼ったりもしますよね。
その反面、わだかまりも起きやすく鬱陶しい存在でもあると思っている方もいらっしゃると思います
。それだけ家族に頼っている証拠だとも言えます。
精神障がい者には(ほかの障がい者は存じませんが)家族会というのが存在します。
そこでは障がい者の親御さんたちが集って、意見を出し合う会合なのですが、
具体的には親亡き後のわが子の行く末や引きこもっている子をどうやって社会と繋げるかなど、
問題は深刻かつ山積しています。勿論我々障がい者も座して死を待つわけではない、
とは言い過ぎかもしれませんがそういう問題には敏感で、実際当事者会など日本全国に存在します。
親の会、当事者の会でも共通しているのはどうやって自立を助ける或いはするかなのです。
自立と一言にいっても色々な形があると思います。何でも自分でできることが自立と考えている方が多いと思いますが、
それは違うと思います。頼るべきは頼って、助けが欲しい時には素直に助けを求める、出来る範囲のことをする、
或いは努力をする、それも自立への道筋だと思います。一番の問題はやはり金銭の管理で、
これは非常に難しい問題だと思います。実際、私にも金銭で問題を起こしたことがあり、非常に悩んだことがあります。
そう、これも病気の症状の一つで気持ちが高ぶったときに、気が大きくなり買い物を立て続けにしてしまうという病例の一つなのです。
健常者だった過去には考えられなかったことです。私にも年老いた母がいます。母子家庭です。
母亡き後どうやって生計を立てて病気と向き合っていくか、非常に悩ましい問題です。
私のような障がい者は皆恐れていることでしょう。でも避けては通れない問題です。
これからは自分で問題を対処し解決し「生活」していかなければならないのですから。
だから今が大切だと思う訳です。出来ること出来ないことを明確に分け現実としっかり向き合うことが肝要だと思います。
とはいえ、どこまで自分が実践できるかは未知数です。
今のうちに家族としっかりと話し合い、向き合うことが何よりだと思うこの頃です。