「話し」をしよう。それが大事なコミュニケーション。
外国人の同僚たちは解らない事があると、
かならず「Why?~」と聞いて来る。
解らない言葉でもそう。
おかげで私も「Why?」がクセになってしまった。
そう、まるで言葉を覚えたての幼児が、
「あれなに?あれなに?」と繰り返すあれだ。
日本語も英語もタガログ語も中国語も、
スペイン語も韓国語もごちゃ混ぜに皆が使い、
なんか不思議な原語で会話が成り立っている。
こんなので会話が成立し、
うまくコミュニケーションが取れているなら、
学校で習ったあの退屈な英語は何だったのか?
詰め込もうとむきになるのではなく、
興味を持って「何?」と思えば、
その「何?」の答えは確実に頭に刻まれる。
文法が間違っていたら恥ずかしいなんて感じない。
日本人の英語アレルギーはまさに文法だ。
考えてみたら友達同士の話しに文法を気にする事はない。
友人のローザがホテルの仕事を始めた頃、
言葉を使わずジェスチャーで指示する人がいて、
「ふざけるな!バカにしてるのか!」と日本語で啖呵をきったら、
その人は「ああ驚いた!日本語喋れるの?」と言ったそうだ。
その人にしてみれば言葉が解らないからした行為だろうが、
考えてみたら外国で自分が無言でそうされたら、
やっぱバカにされていると思うだろう。
そういえばローザに聞いたのだが、
日本語とタガログ語には似ていて異なる意味のものが多いという。
たとえば「ババ」は日本ではお婆ちゃんだが、
タガログ語では下ろすという意味。
以前、同僚のアイリーンがMチーフという、
少し年配のチーフの荷物を持つのを手伝っていて、
「チーフ何階にババ?」と聞いていて、
Mチーフも私も固まった事があった(笑)
「扇風機」という単語も、
タガログ語では同じ音ですごく下品な下ネタとなり、
フィリピンパブのお姉さんに
「暑いね扇風機かけてよ」と言ったお客さんが、
フィリピン人のお姉さんに平手打ちを喰らった話もある。
あのキャンディの「チュッパチャップス」に至っては、
もうここでは書けないモロな下ネタだ
「バカ」というのはタガログ語の「牛」で、
ステーキ
のイメージがあるらしく、
バカと聞くと美味しそうと考えてしまうという(笑)
そこで笑い話でローザが話してくれたのだが、
ローザがフィリピンパブで働いていた頃、
カラオケで「バカ~♪バカ~♪」←(何の歌??)と歌うと、
フィリピンの女の子全員で「美味しい~♪」と合いの手が入ったそう。
しかし冷静に考えると、
牛~♪牛~♪って意味で歌ってたら、
いったい何の歌なんだ?と思ってそっちのが笑える