１５日、大規模爆発があった現場周辺で立ち上る黒煙＝中国天津市（共同）
【天津共同】中国天津市で１２日に起きた大規模爆発で、市当局は１５日、爆発現場に保管されていた化学物質の中に猛毒のシアン化ナトリウムが含まれていたと明らかにした。中国メディアは、物質が現場付近に流出、当局が救援作業に当たる部隊などに対し、爆発現場の半径３キロ以内から緊急避難するよう命じたと報じた。有害物質を処理するためとみられる。
現場では１５日も繰り返し爆発音が鳴り響き、黒色や白色の煙が立ち上った。市当局は１４日に鎮火宣言をしていたが依然として予断を許さない状況が続いている。国営通信の新華社（英語版）は１５日、死者数が１０４人に上ったと報じた。
池袋駅東口近くの衣料品販売店「ＺＡＲＡ」に突っ込んだ乗用車＝１６日午後１０時９分、東京都豊島区
１６日午後９時半ごろ、東京都豊島区東池袋１丁目のＪＲ池袋駅近くで、乗用車が歩道に乗り上げ交差点角にある衣料品販売店「ＺＡＲＡ」に突っ込んだ。歩行者らがはねられ、女性（４１）が意識不明の重体となったほか、４人が重軽傷を負った。
警視庁池袋署によると、けがの４人は２０～７０代で、女性３人と男性１人。同署は自動車運転処罰法違反（過失傷害）の疑いで乗用車を運転していた東京都北区王子、自称医師金子庄一郎容疑者（５３）を現行犯逮捕し、詳しい状況を調べている。
同容疑者は「突っ込んだのは記憶がない。疲れて居眠りしていたので覚えていないのかもしれない」と供述している。
１７日午前３時５０分ごろ、愛知県大府市朝日町で「車内で口論になり、男性を蹴ったら、意識がなくなった」と１１９番があった。同県知多市、会社員増元春彦さん（２３）が病院に運ばれたが、約２時間後に死亡した。
東海署によると、増元さんが勤務していた魚介類卸売会社の社長の女（４７）が通報していた。女は増元さんを複数回蹴ったことを認めており、同署は容疑が固まり次第、傷害容疑で逮捕する方針。増元さんは下腹部に内出血があった。
女は「勤務態度が悪く、注意するため呼び出した」と説明。増元さんを呼び出し約５時間にわたり駐車場に止めた車の中で注意していたという。
池袋駅東口近くの衣料品販売店「ＺＡＲＡ」に突っ込んだ乗用車＝１６日午後１０時９分、東京都豊島区
東京都豊島区のＪＲ池袋駅近くで乗用車が暴走し、５人が負傷した事故で、重体となっていた女性が１７日、死亡した。女性は東京都板橋区成増、薬剤師江幡淑子さん（４１）。また、自動車運転処罰法違反（過失傷害）の疑いで逮捕された医師金子庄一郎容疑者（５３）が「駅近くでラーメンを食べて車に乗った」と供述していることが同日、警視庁池袋署への取材で分かった。
金子容疑者は、居眠りしていたことを認めた上で「歩道に突っ込んだのは記憶がない」と供述しており、池袋署は食事に訪れた池袋から帰宅する際に事故を起こしたとみて、詳しい状況を調べている。
