「ブドウの枝の粗皮削り」と「寒波によるレモンの冷害」と「春の兆し」

今年のブドウの世話は1月の剪定に始まり、今は枝の粗皮削りです。
粗皮削りは病害虫の被害を防ぐための作業で、皮の中に潜む虫やカビを除去し
またその後に散布する石灰硫黄（有機栽培で使える落葉果樹で必須の殺菌剤）の効き目を
良くする働きがあります。
高圧洗浄の後、残ったところは手作業も必要で、今は時間を見つけてナイフで粗皮削りを
しているところです。

箕面に引っ越して9年目を迎えますが、今までにない今年の寒波で収穫前のレモンが
枯れてしまいました。後で調べてみるとマイナス3～4℃以下になるとレモンに冷害が
出るということを知りました。来年は寒波前に対策をしないといけないと考えています。

庭の梅の開花はあと1、2日といったところですが、去年より2週間以上遅れています。
こちらも寒波の影響です。

その寒波にめげず鶏のサクラはとても元気です。
今年の秋にみんなに会えるかな～。

15年使ったリョービの高圧洗浄機が壊れたので今年新調しました。同じ京セラ（旧リョービ）製で、Amazonで16000円程度でした。

高圧洗浄中。旧機種より音が静かでよりパワフルな感じ。

高圧洗浄機で剥いた後。ささくれになるので後は手でむしり取ります。

高圧洗浄機でめくれなかったところはナイフを使って手作業で剥がしていきます。ペロンとめくれた時は気持ちいい。

日々の地味な作業が高品質のブドウの収穫につながります。

 

2月の2回の寒波でレモンの葉と細い枝が枯れてしまいました。マイナス4℃が数時間続くとレモンは枯れるそうです。10年目の立派な木なのでたぶん復活できると思いますが・・・。

実も「しなしな」で皮が白く変色しています。今年の箕面は最低気温マイナス4～5℃の日が数日続いたので仕方ないです。来年からは寒波の時には寒冷地でやっているようにビニールと寒冷紗で覆う予定です。

 

食べられそうなものだけ収穫しましたが、見た目がいいものでも中がスカスカ。冷害が出る前に収穫しておけばよかった。

寒波にも負けず鶏のサクラはとても元気です。一時期トサカの色が悪かったのですが、最近は色が良くなってきて、体重もすごく重くなりました。エサ独り占めだからかな。「ブドウの季節、みんなに会えるかな～」

 

梅の木と鶏 今年3月10日に撮影　まだ一輪も咲いていません。 やっぱり2月の寒波の影響ですね。

梅の木と鶏 昨年2月28日に撮影　梅の花が満開。 昨年は暖冬でした。

 

今年3月10日の梅。あともう少しで開花。今年の開花は昨年より2週間以上遅くなりそうです。

こちらは花瓶の梅。外よりだいぶ早く咲きました。1月に剪定した枝を花瓶にさして玄関に置いています。花は小さいですが3分咲き。

 

こちらは桃の木。枝が白いのは石灰硫黄を散布したからです。石灰硫黄は有機栽培で使える殺菌剤で、落葉果樹では必須です。散布後は硫黄のにおいが漂います。

桃の木の下に咲いた今年最初の背の低いタンポポ。春はすぐそこまで来ています。