金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

症例報告(回旋型腰痛)

2016-03-26 06:49:32 | 腰部
腰痛について真剣に考えてみましょう。



腰痛=腰に原因



この公式は意味がありません。。。



だってこんな所が腰の痛みに関係しているのだから。。。










どうも(^_^)



最近は慢性的に寝不足が続いている事で、、、、患者さんから



「先生、目の下にクマできとるぞ。寝不足かい?Σ(゜Д゜)」



と、聞かれてしまう始末。。。



「夜更かししすぎですかね~(;´Д`)ハハハ(笑)」




と誤魔化すも、、、



「これなら三人目の子供も、もうすぐじゃないかい?(*´▽`*)笑」



ハハハッ。。。患者さんにセクハラされた男です(T_T)笑










さて、今回は症例報告シリーズです。



腰痛の患者さんについてです。






40代女性



診断名  腰椎椎間板ヘルニア



症状   腰痛だが常に痛い訳ではなく、痛みが出る時はTH11~L2当たり周辺が痛むと言う。



患者さん訴え  様々な整形や接骨院整体院に行ってきたが治らず、原因が分からないと言う。。。ホントかな?







実際私も少し、精神的に不安定な人な感じがしましたが、、、



困っている患者さんは頑張って治療せねば、、、



ただ、困ったことに今は痛みが無いと言う(;´Д`)



何とか痛む動作を探します。



その前に、私はアライメントから、頸椎周辺が怪しいと考えていました。



それは、その患者さんがいわゆる猫背だったからです。



全体を視診で確認しても頸椎の運動制限が腰椎の可動性に異常をきたしているのではと予測していました。









なんとか痛む動作を発見。



それは、坐位で体幹を屈曲、右側屈、左回旋させた時に、左腰部が痛むと言うものでした。



う~ん。。。



とりあえず、怪しい頸部周辺を診てみる事に。。。



ありました!



斜角筋、胸鎖乳突筋がカチコチです(;´Д`)



さすがオレ!



さっそく、リリースして、、、



同じ動作をしてもらうと、、、



「。。。痛いです(´・ω・`)」



「先程と何も変わりませんか?」



「はい、全く。。。でも首は回りやすいです(*'ω'*)」



そりゃそうだ。。。



では何処が原因なんでしょうか。。。



やはり精神的なものなのか。。。と考えかけましたが、、、



まてまて。



下肢も診てみようではないか!



この時点でも私は腰には全く触れていません( ˘ω˘ )



なぜなら、患者さんが言ったことが本当なら、様々な所で腰を治療しまくっているのだから、、、



必ず他の所にげんいんがあると思っていましたから。



で、下肢の何処を診たかと言うと、、、胸鎖乳突のつながりから、、、



腓骨筋では?と考えてみました。





ビンゴ!さすがオレ(^O^)/。。。イヤイヤさっきもそう言ったよ。。。



しかし、反応が出たので、リリース!!!






患者さん「Σ(゜Д゜)。。痛くないです!」





今度こそ声を大にして言います。。。



さすがオレ!!!(^O^)/笑



それは、冗談ですが、こんな所にも腰痛の原因があるんです。



これはアナトミートレインで言う所のLL(ラテラルライン)ですかね。




今回の反省は、最初の段階で頚が悪いと決めつけてしまったことかな。。。



経験上、こんなパターンは頸部が原因の事が多いのですが、、、



いい勉強になりました(*'ω'*)











今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。







おわり

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4 コメント

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Unknown (専門学生)
2016-03-26 07:45:35
いつも拝見させていただいております。
突然なのですが、質問させていただきます。
巷では、矯正治療といういわゆるボキっと音の鳴るようなゆがみを矯正する治療を行っている治療院がたくさんあります。賛否両論ある治療法ですが、先生はどのような見解を持たれているか教えていただいてよろしいでしょうか?
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Re:Unknown (takahisa0705)
2016-03-26 08:37:44
質問ありがとうございます。
おそらくスラストやアジャストと言ったたぐいの治療法の事だと思いますが、、

私の個人的な意見で答えさせて頂きます

結論から言うと、私はこの治療は使っておりません。
と言うより使えないのですが、、、
理由は、患者さんの負担が大きい、術者の技術が高い必要、イメージ的な問題、医療事故の危険性、適用患者の範囲などありますが。

否定する訳ではありません。実際に正しく使えば治療効果は高いものだと考えています。
それを必要としている患者さんもいるでしょう。

しかし大事なのは、なんの治療法でもいいので自分の惚れ込んだ軸となるものを持つ事だと思います。
もっと言うと、治療手技よりも「身体の仕組み」を理解することの方が大切です

そこが、同じ治療法を使っていても、使う人によって差が出る原因だと考えています。それが、スラストによる事故につながっているのかもしれませんね。

偉そうに言って申し訳ないですが、参考になればいいのですが、、、
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質問です (新米柔整)
2016-04-07 16:16:40
先日このブログを見つけてから拝見させていただいています。
アナトミートレインの存在もこのブログで初めて聞き勉強し始めたところですが、質問させていただきます。

胸鎖乳突筋のつながりから…腓骨筋と、ラテラルラインを考えられましたが、
胸鎖乳突筋のつながりでしたら他にもスーパーフィシャルフロントライン(SFL)もありますが、なぜラテラルラインの腓骨筋を考えられたのかなと疑問に思いました。
色々と検査などされていると思いますがますが、ぜひ理由等と方法を教えていただけると助かります。
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Re:質問です (takahisa0705)
2016-04-08 08:00:15
質問ありがとうございます。
なぜ、SFLではなく、LLを考えたかと言うと、
この患者さんは純粋な前、後屈では痛みは出ずに側屈、回旋によって痛みが出ていた事がポイントです。
前方、後屈で痛みが出ていたならSFLを考えたかもしれません。

ただ、この考え方で全てが当てはまる訳ではないんですね。
おっしゃる通り、もし腓骨筋で反応が出なかったらSFLを診ていたかもしれません。もしくは、SPLやFLも考えられるかもしれません。
患者さんの生活様式によって、負荷がかかり易い場所は違います。
その為、経験則からや今回の様に多いパターンを当てはめて、私は評価していく様にしています。

以上、参考になればよいのですが、、、
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