金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

脊柱について「なんでも知っている」人は読まないでください。⑤

2016-03-25 06:12:05 | 腰部
腰椎についてお伝えします。



臨床上、腰の疾患に関わる事はかなり多いです。



セラピストなら絶対に知っておかないといけない事があります。。。













どうも(^_^)



私は家族団らんの時にでも、場を和ませるためによく冗談を言います。



つまらんジョークも飛ばします(*‘ω‘ *)笑



それを嫁さんが突っ込むのですが、、、



昔は、、、「何言ってんの!?(^^♪パシッ」




と、可愛い突込みだったのですが、、、



現在では、、、「何言っとるん!?(-_-メ)バコッ」



蹴りが飛んできます。。。



私の身体はいつまで持つのでしょうか。。。心配な男です(T_T)










さて、今回は脊柱の中でも腰椎について勉強して行きたいと思います。





臨床上、最も多い疾患部位であると言ってもいいでしょう。



まず、その腰椎の形状からです。



腰椎の椎間板は椎体の3分の1にもわたる大きさを有します。



これは、広範囲のROMを持つためですね。



棘突起は短く、後方へ突出しています。



胸椎とは違い、回旋は大きく制限されるが、屈曲、側屈、伸展のROMは大きいです。



腰椎の中でも、L4-L5と、L5-S1間のROMは大きく、その為、ハイパーモビリティに陥りやすく、椎間板障害、脊柱管狭窄が起こりやすい部位でもあります。



腰椎は前弯していますが、その前弯のほとんどがL4~S1の間で構成されています。



特にL5-S1間の腰仙関節の腰仙角は正常で30度となっており、レントゲン診断でも指標にされます。





この腰仙角が増大すれば、腰椎の前弯は増大し、骨盤の前傾を招きます。



減少すれば、腰椎の前弯も減少し、骨盤は後傾して行きます。



この腰仙関節がとても重要な所なのがお分かりいただけるでしょうか?



SJFなどをアプローチ法に使う先生はお分かりでしょう( ˘ω˘ )







さあ、腰椎の前弯とくれば必ずこの筋が思い出されます。



そう!大腰筋です(*'ω'*)





この筋は腰痛を治療する時にもとてもとても重要な筋です。



触診も難しく、アプローチも難しいです。



でもでも、この筋を知らずして腰痛は治せません。



腰椎の前弯形成については意見が分かれる所らしいですが、、、



筋電図では確認できないとかなんとか、、、



しかし、腰椎の前弯増強の患者さんにこの筋をアプローチする事により、いい結果が得れることからも関係は大ありだと考えますが。






その大事な大腰筋とつながりが深い筋を考えてみましょう。



得意のアナトミートレインです。



ご存知DFL(ディープフロントライン)ですね。



このDFLの中でも、この大腰筋とのつながりが深い筋は?



それは、、、



後脛骨筋と斜角筋です( ゜Д゜)





こことの関連が非常に強いと臨床でも感じています。



また、この二つの筋も触診が難しい筋です。。。







例えば、ぎっくり腰の患者さん。。。



大腰筋が関わっている事が非常に多いですよね。



痛みで腰部が触れない事が多々あります。



こんな時は、、、後脛骨筋の緊張も高くなっている可能性が高いです。



そう!腰部に触れないなら、この下腿を攻めればいいのです。



後脛骨筋をリリースする事により、筋膜連鎖のある大腰筋の緊張もいくらか緩むのです。



腰を曲げて来院した患者さんが、このリリースで痛いながらもなんとか腰を伸ばして帰れるようになったことが多々あります。



もちろん、ぎっくり腰の原因は大腰筋だけではありませんが、試してみる事をおすすめします。










今回は以上です。



読んで頂いている勉強熱心な先生。



有難うございます(*´ω`*)



また次回。









おわり





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