金沢市の『慢性腰痛』専門 整体院 樹〜悩める治療家のあなたへ〜

勤務柔整師が整体院を独立開業。
現在R5年 開業8年目の悩み

肩コリ=頚椎症❓

2015-05-22 07:54:29 | 治療
どうも^_^


最近娘にバス遠足はママとがいい❗️と言われ少し落ち込んでいる男です😢


今回は肩コリについて考えてみます。



まず肩コリって何❓❓❓


よく肩が凝るといいますが‥
正確には頸が凝るだと思いますが‥
これは日本人特有の表現みたいです。


この肩コリに病名をつけるとしたら、
ほとんどの医師は「頚椎症」と病名をつけるでしょう。


ホントは保険診療外だったりするんですけど‥



では「頚椎症」とは❓❓❓


これはレントゲン撮影の結果から、
椎体の変形、骨棘の形成、椎間板の変性、靱帯の石灰化、etc‥
この様なものがみつかり、頸部周囲の疼痛と関連づけて頚椎症と診断される場合が多いと思います。





じゃあ変形があるお年寄りはみんな頚椎症なの❓


肩コリの症状がなくてもレントゲン撮影をして変形がみつかれば頚椎症❓


実際健康な人がレントゲン撮影で頚椎症等がみつかることはかなり多いです。


肩コリがあってもレントゲン撮影で変形等がみつからないこともあります。
(それでも頚椎症にされますが‥)


つまり何が言いたいのかというと、
頚椎以外にも原因がある場合があるんじゃないの❓(ーー;)


ですが、まず頚椎症について、


頚椎症で上肢にシビレや疼痛が伴う場合があります。


その場合、
頚椎症性脊髄症とか頚椎症性神経根性とか病名がついてきます。





この二つの大きな違いはズバリ
上位運動ニューロンの障害か下位運動ニューロンの障害かです。






この図を見ただけでは、


❓❓❓(T ^ T)


となる人がいるのでは⁉️


MRIを撮れば医師なら診断がつくかもしれませんが‥( ̄Д ̄)ノ



しかし我々には法律上そんな権限はありません。


どうやって見分ける❓


問診、触診、徒手検査、反射をみることですね(=゜ω゜)ノ


そんな初歩的なこと‥


いえいえ、画像にたよらなくてもキチンと的確にこれらを行えばかなり高い確率で予測することができます‼️


むしろ画像よりもこっちの方が我々には大事なんです。




さあ、話しを戻してシンプルに覚えましょう。


上位運動ニューロンは抑制する。
下位運動ニューロンは興奮する。


と覚えましょう。


上位運動ニューロン障害「頚椎症性脊髄症」では抑制が障害されるのだから腱反射は亢進します。


つまり下位運動ニューロンが勝手に働くので筋肉がカチコチになっちゃうんですね。


痙性麻痺や筋トーヌス亢進となる訳です。


一方で下位運動ニューロン障害「頚椎症性神経根性」では興奮が障害されます。
ですから腱反射は消失、減弱します。


弛緩性麻痺や筋萎縮となります。
興奮しないのだから筋肉がフニャフニャになっちゃうんです。


よくシビレがある人に神経根症と病名がついている場合がありますが、
真の神経根症は意外にまれだと思います。



別の所に原因がある場合が多いと僕は考えています(・ω・)ノ




まあ、それは置いといて肩コリを治療する場合でも上記の様な事をちゃんと理解して治療しなきゃいけないですね😊


肩コリ=肩を揉む


はっきり言ってこれだけでは治療にはならないと思います。


ちゃんと検査、評価してその疼痛のげんをつきとめてその原因部位を治療して、初めて治療と言えるんでは❓


リラクゼーションが目的ならまた話しは違いますけど💦


私は治療家でありたいので(ーー;)





今度はその原因が何処にあるか書いてみようかと思います^_^




おわり


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