TAKAOSANのブログ(OCN CAFEから引越し)

このブログを始めた頃と様々なことが変わりました。
30代だった私も定年退職が近い年齢になってきました。

台風でも何故帰宅できないか?

2011-09-23 06:49:00 | 日々雑感
一昨日の首都圏直撃の台風、丁度、夕方の通勤ラッシュ時に直撃したため、多くの通勤難民が発生した。
我々は難民というには、あまりにも悠長な酔っ払いと化していたので、気にするものでもないが・・・。

早めの帰宅を、会社としても部署の判断でおこなっていいということになっていた。
だが事実上、早く帰宅した人は、あまり多くなく、しかも、関東上陸2時間程度前に帰宅した人も、実際には途中で帰れなくなり、途中駅で途方にくれた人も多かったようだ。

地震の時の教訓から、私などは、最悪、会社に泊まればいい、と思っていたが、私のところにいる女性社員などはそうはいかないだろう。
さっさと帰宅させたかったが、一日の処理が決まっている部署はそうはいかない。
明日、ユーザーにものが届く手配を完了しないと帰宅させるわけにはいかないのである。

本来は、そんなに慌てないようにするためにユーザーにも一日二日の在庫はもっていてもらいたいのであるが、ぎりぎりまわしているユーザーも多い。
しかも、台風の影響を受けない地域のユーザーなどは、
「何で物が届かないのだ。」とクレームをつけてくる。
地震の時もそうだった。
翌週から、矢のような催促する会社もあり。
復旧のために必要であるのはわかる。でも、それならそれで、自分たちでももう少し、在庫をもつなどの対策をとって欲しいものだ。

結局、経済的に余裕がない企業が殆どである。特に中小零細は、ぎりぎりまわしている。生き残るために、ギリギリの対応をとっている。
批判したくはないが、世界的自動車メーカーも「カンバン方式」というかっこいい名前をつけてはいるが、結局は供給業者に、在庫をおしつけているだけだ。

危機管理も大事といわれているので、在庫も余裕をもってほしいと思うのは、供給者であり、受けては、地震や災害のときの危機対応マニュアルはどうなっているのだと、どんなときでも、出荷できる体制を望む。

「お客様は神様」なのである。
だから、簡単に帰宅できないのである。