まずこちら、Davaoの空港ターミナルの庭先にあった巨大なオブジェ
なんだかよくわらないですね。答えは一番下に書いておきます。
大きさは多分高さ5mくらいはあったように思います。
通常なら逆光にならない位置に回り込んで写すのですが、この時はどうも体がだるくそうする気がしなかった。
平成26年5月12日 (月)
14:28あれからいろいろあった。実際には帰路途中から体調が急激に悪化した。
体調がおかしくなり始めたのはダバオの空港に着いてしばらくしてからのことだ。ここにはFree Wifiの設備が整っていたので、久しぶりにLineを使って日本の友人に連絡を取っていた。この時点ではまったく体調に異常はなかった。その後空港内ローカルフードを提供する食堂で早めの夕食を済ませ、制限エリアに入った辺りで軽く不調を感じた。この時はエアコンバスに長い時間乗車していたので、風邪をひいたと思っていた。機内に入ると寒くて仕方がなかった。その後無事にマニラの空港、ニノイアキノインターナショナルエアポートターミナル3に到着。既に搭乗券はDavao の空港で受け取っているのでマニラ到着後そのまま制限エリアに入ることができたのだが、そんな単純ことを思いつくことができなかった。もっと早く入っていれば快適な場所で一晩過ごすことができた。ともかく制限エリアに入ってからは3時間後に日本行きの飛行機に搭乗すれば帰れるというところで一安心した。
搭乗後の機内でも相変わらずの寒さと窮屈な姿勢に対する耐性がまったく欠落してしまっていたので、座っているだけでも息切れしそうなほど体調は劣悪になっていた。またこの頃から異常な喉の渇きが始まっていた。機内で買ったペットボトルの水を飲んでなんとかしのいだが、苦しいフライトだった。本来の予定では機内食を食べることにしていたのだが、食欲はまったくなくなっていた。
今思い出してもよく成田空港から茨城県の自宅まで辿り着いたと感心する。正直空港ターミナル内の徒歩での移動が一番過酷で、成田の第2ターミナル、サテライト側から税関を出るまで5km位あったような距離感だった。
結論から言うとデング熱にかかってしまったようだった。それもデング出血熱というものだ。何がどうこうといういのはよく覚えていないのだが喉の渇き具合が尋常ではなく、水を飲んでもその直後に既に喉が渇いている状態が3日間ほど続いただろうか。その間食欲というものは皆無に近く味覚が過敏もしくはおかしくなっているためもののまずさが異常に気にになってしまい、まずさを感ずることなく食べられたものはイチゴとバナナくらいだった。薬品名は忘れたが以前咳が止まらずに困っていたときに服用したら効果抜群だった家庭用万能薬も今回は全く無力だった。
食欲がないと同時に鼻からの出血も始まった。鼻血といっても量はそれほど多くなかった。実際鼻の穴から流血するほどの出血ではなかったので微量というべきなのだろう。とはいえ通常の健康状態ならこの程度の鼻血であれば、30分もすれば出血は収まるのだろうがそうはならずに微量の鼻血が延々と流れ続けた結果一日二回程固まった血の塊で鼻が詰まった。数日こんな状態が続いたので気味が悪かった。体のだるさも尋常ではなかった。家の中でもひたすら体がだるくこれは病院に行った方がよいのではないかという思いが何度も自然治癒力信者の私の脳裏によぎるほど尋常ではない体調不良ぶりだった。
ネット検索の結果デング熱にはこれといって特効薬があるわけではないということを知ったため医者に行っても血液検査でデング熱と判定され点滴打たれて最悪入院して終わりだと思ったので、最悪の想定として鼻からの出血がひどくなるようだったら病院に行こうと判断した。
幸いにも帰国後一週間で鼻血も止まり食欲も僅かずつではあるが回復して行った。デング熱で命を落とす人がいるというのもまんざら嘘ではないと今回の苦しい体験から実感した。
答えは、Davaoの特産品ドリアンでした。