《眠れる森の美女》とも呼ばれる作品です。
高級感のある装丁です。
定価1250円(1980年当時)の価値は十分にあります。
どちらかと言えば、女の子向けの作品でしょうか。
100年の眠り…!
童話も民話も名作ばかりです。
王様と妃の間に、待ち焦がれた子供が産まれました。
七人の仙女が招かれ、姫(王様と妃の子供)のために盛大な宴が始まります。
そこへ現れたのは、年輩の仙女でした。
この仙女は長年の間、自分の塔に籠っていたので、
王様も忘れていたのです。
老いた仙女は不吉なことを言い出しました。
『姫は結婚できる年齢になったとき、紡錘に刺されて死ぬだろう』
これは宴に招かれなかった負け惜しみでしょうか。
いや、そうではなさそうです。
王様は『今の呪いを取り消してくれ』と頼みます。
しかし、老いた仙女は立ち去ってしまいました。
王様の命令で国中の紡錘が燃やされることになりました。
それから16年の年月が流れました。
王様と妃は美しくなった姫を連れて、別荘の城に来ました。
姫は別荘が気に入って、中を探検します。
部屋を抜けて、廊下へ出て、天窓を抜けていきます。
すると、高い塔に出ました。
塔には耳の遠いお婆さんがいました。
お婆さんは16年前の事件を知らないらしく、紡錘で糸を紡いでいます。
『私もやってみたいわ』
姫はお婆さんに頼みました。お婆さんは快く紡錘を貸してくれました。
ところが、紡錘の先端が指に刺さり、姫は気を失ってしまいます。
あの老いた仙女が言った通りのことが起こったのです!
知らせを聞いた若い仙女が駆けつけました。
仙女は魔法の杖で王様と妃以外の全てを眠らせてしまいます。
こうしておけば、奇跡的に姫が目覚めたときも一人ぼっちではないのです。
王様と妃は仙女に礼を言うと、姫を置いて城を後にしました。
この瞬間、姫は眠り姫となったわけです。
それから100年の年月が流れました。
城の周りには茨や雑草などが茂っています。
そこへ一人の王子が通り掛かりました。
『深い茂みの奥にある城に王女が眠っている』
そんな話を老人から聞いて、王子は中庭へ踏み込みます。
すると、不思議なことに茨の茂みが開かれ、一本の道が現れました。
辺りは静まり返っていて、人や馬も眠っています。
王子は構わずに庭を通り抜けると、城に入りました。
たくさんの部屋を抜けて奥へ進むと、金色に輝く部屋がありました。
ベッドの上で美しい女の人が眠っています。
王子は近づくと、跪きました。その瞬間、女の人は目を覚ましました。
呪いが解けたのです! 運命の人が眠れる美女を救ったのです!
眠り姫が目覚めると同時に、城の人たちも目を覚まします。
王子と眠り姫は礼拝堂で結婚式を挙げました。
二年後、先代の王が亡くなり、王子が王となりました。
王子の妻である眠り姫は妃になったわけです。
新たな王と妃は二人の子供を連れて、森の城を後にしました。
眠り姫の一家は都に住むことになりました。
しかし、戦争が始まり、新しい王は隣の国へ向かうことになります。
眠り姫と子供たちは森の城に身を潜めるのでした。
城では王の母が世話をしてくれるそうです。
ところが、王の母親は恐ろしい人食い女だったのです!
人食い女は眠り姫の子供たちを食べようと思っていました。
曙姫(眠り姫の娘)と日の王子(眠り姫の息子)が危ない!
心優しきコックのおかげで、二人は助かりました。
しかし、子供たちを食べ損なった人食い女は激怒します。
人食い女は中庭へ大きな桶を持ってきました。
桶には毒蛇やカエルなどの不気味な生き物が入っています。
その中へ眠り姫たちを放り込むつもりです。
そのとき、王が帰ってきました。眠り姫たちは助かったのです。
人食い女は悔しがると、桶に飛び込んでしまいました。
毒蛇やカエルの餌食になった母親を見て、王は悲しみました。
『でも、自分には妻や子供がいる』
人食い女のことは悪い夢だったと思って、忘れてしまうのがいいでしょう。
そう言われると、開けたくなってしまいますね。
見つかってしまった!
やっと助けが来ました。こんな美人を死なせてはいけません。
好きでもない人とは結婚できない… 逃げ出さないと…
やっと運命の人に会えた…
さあ、腕を振るいましょう。
すごく大きなプディングですね。
透明人間…?
月明かりの下で…
いつの間にか知らない場所へ… 無事に帰れるのか?
すごい画力ですね。
実を言うと、《ねむりひめ》を熟読したのは初めてです。
子供の頃、なぜ読まなかったのか…?
やっぱり『女の子向け』という印象が強かったのでしょう。
高級感のある装丁です。
定価1250円(1980年当時)の価値は十分にあります。
どちらかと言えば、女の子向けの作品でしょうか。
100年の眠り…!
童話も民話も名作ばかりです。
王様と妃の間に、待ち焦がれた子供が産まれました。
七人の仙女が招かれ、姫(王様と妃の子供)のために盛大な宴が始まります。
そこへ現れたのは、年輩の仙女でした。
この仙女は長年の間、自分の塔に籠っていたので、
王様も忘れていたのです。
老いた仙女は不吉なことを言い出しました。
『姫は結婚できる年齢になったとき、紡錘に刺されて死ぬだろう』
これは宴に招かれなかった負け惜しみでしょうか。
いや、そうではなさそうです。
王様は『今の呪いを取り消してくれ』と頼みます。
しかし、老いた仙女は立ち去ってしまいました。
王様の命令で国中の紡錘が燃やされることになりました。
それから16年の年月が流れました。
王様と妃は美しくなった姫を連れて、別荘の城に来ました。
姫は別荘が気に入って、中を探検します。
部屋を抜けて、廊下へ出て、天窓を抜けていきます。
すると、高い塔に出ました。
塔には耳の遠いお婆さんがいました。
お婆さんは16年前の事件を知らないらしく、紡錘で糸を紡いでいます。
『私もやってみたいわ』
姫はお婆さんに頼みました。お婆さんは快く紡錘を貸してくれました。
ところが、紡錘の先端が指に刺さり、姫は気を失ってしまいます。
あの老いた仙女が言った通りのことが起こったのです!
知らせを聞いた若い仙女が駆けつけました。
仙女は魔法の杖で王様と妃以外の全てを眠らせてしまいます。
こうしておけば、奇跡的に姫が目覚めたときも一人ぼっちではないのです。
王様と妃は仙女に礼を言うと、姫を置いて城を後にしました。
この瞬間、姫は眠り姫となったわけです。
それから100年の年月が流れました。
城の周りには茨や雑草などが茂っています。
そこへ一人の王子が通り掛かりました。
『深い茂みの奥にある城に王女が眠っている』
そんな話を老人から聞いて、王子は中庭へ踏み込みます。
すると、不思議なことに茨の茂みが開かれ、一本の道が現れました。
辺りは静まり返っていて、人や馬も眠っています。
王子は構わずに庭を通り抜けると、城に入りました。
たくさんの部屋を抜けて奥へ進むと、金色に輝く部屋がありました。
ベッドの上で美しい女の人が眠っています。
王子は近づくと、跪きました。その瞬間、女の人は目を覚ましました。
呪いが解けたのです! 運命の人が眠れる美女を救ったのです!
眠り姫が目覚めると同時に、城の人たちも目を覚まします。
王子と眠り姫は礼拝堂で結婚式を挙げました。
二年後、先代の王が亡くなり、王子が王となりました。
王子の妻である眠り姫は妃になったわけです。
新たな王と妃は二人の子供を連れて、森の城を後にしました。
眠り姫の一家は都に住むことになりました。
しかし、戦争が始まり、新しい王は隣の国へ向かうことになります。
眠り姫と子供たちは森の城に身を潜めるのでした。
城では王の母が世話をしてくれるそうです。
ところが、王の母親は恐ろしい人食い女だったのです!
人食い女は眠り姫の子供たちを食べようと思っていました。
曙姫(眠り姫の娘)と日の王子(眠り姫の息子)が危ない!
心優しきコックのおかげで、二人は助かりました。
しかし、子供たちを食べ損なった人食い女は激怒します。
人食い女は中庭へ大きな桶を持ってきました。
桶には毒蛇やカエルなどの不気味な生き物が入っています。
その中へ眠り姫たちを放り込むつもりです。
そのとき、王が帰ってきました。眠り姫たちは助かったのです。
人食い女は悔しがると、桶に飛び込んでしまいました。
毒蛇やカエルの餌食になった母親を見て、王は悲しみました。
『でも、自分には妻や子供がいる』
人食い女のことは悪い夢だったと思って、忘れてしまうのがいいでしょう。
そう言われると、開けたくなってしまいますね。
見つかってしまった!
やっと助けが来ました。こんな美人を死なせてはいけません。
好きでもない人とは結婚できない… 逃げ出さないと…
やっと運命の人に会えた…
さあ、腕を振るいましょう。
すごく大きなプディングですね。
透明人間…?
月明かりの下で…
いつの間にか知らない場所へ… 無事に帰れるのか?
すごい画力ですね。
実を言うと、《ねむりひめ》を熟読したのは初めてです。
子供の頃、なぜ読まなかったのか…?
やっぱり『女の子向け』という印象が強かったのでしょう。