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ロスチャイルド物語SEASON1⑥/11ロスチャイルド三男ネイサンの台頭。

2024-02-16 06:49:05 | ロスチャイルド物語

1798年頃、マイアーは三男のネイサンをイギリスに送り込みました。

ネイサンはイギリスで織物業界に食い込んでいきました。

産業革命で大量に生産される綿花を安く買い、それをドイツに高値で売ってたくさん儲けました。

ドイツはナポレオン戦争(1803~15)で品薄になっていたのでよく売れました。

その間、マイアーは、イギリスから来ていたセールスマンをドイツに引き留め、ドイツでたくさん綿製品を受注させました。

セールスマンがイギリスの工場に発注する前に、ネイサンは材料を安い値段で大量に買い占めておきました。

セールスマンがネイサンに発注します。

ネイサンはイギリスの工場に生産を依頼します。

でも、原料はネイサンが独り占めしているので工場は生産できません。

発注通り生産できなかった工場は、多額の違約金をネイサンに支払うこととなりました。

親子の連係プレーで見事暴利を得たのでした。

ネイサンはこの資金をもとに、1804年、ロンドンの金融街シティに移り、マーチャント・バンカーとなります。

 



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