夏の終わりごろから、家の前の空き地にノラ猫が居付いている。真っ黒で、目がクリクリとしている。小さいのと、少し大きいのと二匹。親子かな。誰もエサやりなどしていないと思うのだが、フェンスに囲まれて安全だからか、空き地の草陰に寝転んだり、のびのびしている。洗濯物を干しにベランダへ出ると、さっと寄って来て、お座りして私を見上げる。その様子がとても可愛い(既にノックアウトされている)。あまりの可愛さにエサをやりたくなるが、そこは我慢している。
夜、月を見ようとベランダに出ると、いつの間にか暗がりの中から黒い影がこちらを見ている。暇なのかな?
我が子にしてもノラ猫にしても、頼られている、懐かれている相手には愛情を持つものだ。自分の自尊心がくすぐられるし、自尊心を満たしてくれたお礼に(?)世話を焼きたくなってしまう。そう考えると、適度に反抗期があったり衝突があるのは良いことだ。どこまでも可愛い存在だと、世話を焼きすぎ、愛情を与えすぎてしまうから。それでお互いが苦しくなってしまうと、しんどい。気まぐれだったり、ケンカできるくらいが丁度いいのだろう。…でも、やっぱり反抗期の子どもは憎たらしい(一歩引いた大人の対応は難しい)。
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