夏休みが終わろうとしている。暑い休みだった。いくらエアコンをつけているとはいえ、干した布団や洗濯物を取り入れたり、エアコンを切って掃除をしたり、あれやこれやで、室温はそんなに低くない。子ども達にとっては、登校したほうが、かえって涼しく過ごせたかもしれないと思う。
今どきの学校は、どこも冷房付きだ。これだけの酷暑なら、ないと辛いし、下手すれば熱中症の危険もある。ありがたい配慮だ。ありがたいのだが、教室は寒いと感じるほど冷やしているらしく、子どもは夏でもセーターやベストを着ている。いくらなんでも冷やし過ぎなのでは?と、いつも思う。その上、使っていない特別教室まで冷やす必要ある?学校に限らず各種施設でも同じことを思う。教室の場所によって温度差があるというのが理由かもしれないが、上着が必要になる程というのは、やりすぎじゃないだろうか。
夏なんだから、多少汗ばむのは当たり前。命の危険がない程度に(エアコンを)効かせればいいのでは?
おそらくエアコンを導入した時点では、暑さによる危険を防ぐために設置したのだろう。それが、設置してしまうと、危険回避からさらに、快適さを求める(それも、一番暑いと感じる人が涼しく感じるまで部屋を冷やす)という考え方にすり替わる。せっかくエアコンがあるのだから、当然そうなるよね。それで、どこも寒い教室になってしまったのだろう。教室が寒いと聞くたびに、勿体ないおばさんの心はざわめく。夏は暑いから夏なのだ。
ところで、夏休み、子ども達は思ったより忙しい。部活に行ったり、試合があったり、友人と出掛けたり、ダラダラしたり(→忙しいというのか?)。おじいちゃん・おばあちゃんに会ったり、普段行かないような美術館やら散歩やら。私も一緒に楽しく過ごせた。あと何年、こんな風に過ごせるだろうかと考える。夏休みを共に楽しもうと、私の気合が入る。そして夏休みの終わりを惜しむ子どもと一緒に、少し夏を惜しむ気持ちになる。
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