どういう訳か突然の冬。夏のネジが急に切れてしまったらしい。冬布団の入れ替えが間に合わず、早朝、寒くて目を覚ます。なんということ。
体が寒さに慣れていないので、ひざが痛んだり、肩がカチカチに固まる。子どもが「温泉に行きた~い」と。私もだ。高齢になって住むなら、温泉地もいいなと思う。
そして風呂の話。今どきの家だと、お風呂付住宅が多いと思う。うちも、ありがたいことに風呂がある。ありがたいよな~、好きな時にすぐ汗を流せるし、風呂あがりにパジャマでくつろげる。風呂の風味(?)も、柚子風呂、薬湯、バスロマンなど、思いのままだ(うちは、たまに自家製薬湯風呂をする)。電気を消して薄暗くするのも落ち着いて良いものだ。おっと、うっかり眠りそうになる。
昔読んだ前田京子さんの『お風呂の愉しみ』を真似して、石けんを作ってみた。市販のものより使いづらいが、しっとり感は素晴らしい…なんて書いてみると、我が家はとっても充実したバスタイムを過ごしているように見える。でも実際は、こんなに優雅な時間を過ごしていない気がする。ん?
たいてい、最後のぬるい残り湯(とっても少ない!)を最大限に利用するため、体をキュッと丸めて浴槽に寝転ぶように入る。自分のためだけに給湯するのは何だか勿体ない(主婦のケチ根性)。この体勢でこのまま風呂場を暗くして寝てしまったら、溺れてしまうのでは…?顔が沈めば目が覚めるか?それとも、寒くて目が覚めるのが先か?
銭湯でもいいのだが、広々した温泉に憧れてしまう。風呂で手足を伸ばして、熱い湯に浸かる贅沢よ。
もっと素敵なのは(銭湯や温泉だと)風呂洗いから解放されること。湯を家の外に求めると、お風呂掃除をしなくて良くなる。お風呂って…なんて汚れやすく、かびやすいのか。しょっちゅう壁やら床やらこすり、たまにかび取りをしないと、手に負えない汚れに発展する。家じゅうで、一番手間のかかる場所だと感じている。お掃除嫌~い。
元の話に戻る。高齢になったら温泉地に住みたい。齢をとったら銭湯など外の風呂を使う、つまり家に風呂のない生活は可能で、現実的なんだろうか?内風呂の気楽さと掃除の面倒さを、天秤にかけてみる。いろんな人の声を聞いてみたいもんだ。
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