
仕事帰りに立ち寄ったコンビニ、ファミリーマート。
冷たい飲み物にアイスクリームに・・・。
小腹が空いていたので、何か菓子パンでも・・・。
パン売り場の最上段、カラフルでひときわ目を引く商品群。
ファミマベーカリーの期間限定商品、夏祭りの屋台みたいなパンシリーズ。
最初に目についたのが、そのなかの、“焼きもろこしみたいなパン”。
手に取って見る。
黄色いずんぐりとしたコッペパンのようなパン。
よく見ると表面に、とうもろこしの粒を再現したような凹凸。
ふーん・・・美味そうじゃない。
他のも見る。
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りんご飴だと!?
それ以外にも、お好み焼きと、チョコバナナがあった。
お好み焼きのパンは、正直ありふれていて珍しくもない。
チョコバナナは縁日で食べた覚えがない。
というか、味の想像が容易に付く。
一気に全部食べることはできない。
初遭遇時は、焼きもろこしとりんご飴だけ買った。
運転しながら食べる。
個々の感想はこの後に書くが、まあチョイスが失敗だった。
特にりんご飴。
運転しながら食べるには最悪のパンだった。
いや、手に取った時点でそれに気付けよ!という話だが・・・。
ブログネタのため、後日4種をすべて購入し一気に食べる。
好評なようで、種類によって売切れの店があって、ファミマを二軒はしごした。
まずは、最初に見つけ、最初に食べた、焼きもろこし。
袋を開けると、なんとなくとうもろこしの香り。
カルビーの焼きもろこしとか、スナック菓子のあのプーンとした強めの匂いではなく、
ほんのりとした、甘めのとうもろこしの香り。
表面には、とうもろこしの粒々を模した格子状の凹凸模様が施された、黄色いクッキー生地。
ふつうのパンに、その黄色のクッキー生地が被せられている。
かぶりつく。
うーん、コレジャナイ感。
甘いメロンパンのとうもろこし味バージョンのような感じ。
確かにとうもろこしの味はすれど、形状だけを焼きとうもろこしっぽくされても・・・。
食べ進めると・・・。
中から、粒コーンが出てきた!
しかも醤油で風味付けされている!
これはまさしく焼きとうもろこしの味!
中に入っている粒コーン。
焼きとうもろこしっぽく、醤油の風味。
リベイクした方が、それっぽくなって一層美味しい。
ただ、悲しいかな・・・パンの大きさに対し、中のコーンが少なすぎる。
自分が食べたのも、中身が片側に寄っていて、食べ進めなきゃ出てこなかった。
コーン自体の味は良い。
醤油が効いていて、これが合わさると、焼きとうもろこし感が一気にアップした。
純粋にとうもろこしを食べたきゃ、ファミマベーカリーで通常販売されている、
ぎっしりコーンパンの方がいいかも。
次いで、チョコバナナみたいなパン。
正直、ありふれたような想像できる味。
あんまり屋台でみないし、みても買わないであろうチョコバナナ。
美味しくないわけはないのだろうが、そこまで食指が動かなかった商品。
ブログネタのために購入して食べた。
まず自分の部屋の暑さに耐えられなかった。
開封してがっかりする。
パンの片側にかけられた、チョコレート、その上のカラースプレー。
どろっと溶けて、なんともいえない見てくれに・・・。
クーラーの効いた部屋じゃなきゃ、このパンのかわいい見てくれは保てない。
無残に溶けてしまった、チョコレートとカラースプレー。
バナナを模した、ずんぐりとした三日月型のパン。
こちらも表面をぐるっと、黄色の柔らかいクッキー生地がパンを包んでいる。
チョコレートを含んだ甘い香りが食欲をそそる。
チョコが溶けて見た目は残念なことになっているけれど・・・。
期待していなかったので、溶けた部分から一気にかぶりつく。
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美味いやん!
ほんのりバナナ風味のパンに、追いかけてくるビターな香りのチョコレート。
そしてパンの中から、優しいバナナクリームの三重奏!
期待していなかったぶん、思いがけないこの美味しさに感激。
しっかり味わって食べるべき商品。
クーラーの効いた部屋で、表面のチョコレートが溶けないように。
冷たい牛乳を添えて。
中にはバナナクリーム。
実はバナナ果汁入り!
次いで、期待していなかったもうひとつの商品。
お好み焼き。
お好み焼き風味のパンは山ほど販売されている。
正直、期待外れのものばかりで、ここ最近は新商品を見つけても買うことはない。
お好み焼きパンの至高は、
セブンイレブンで販売している、もちもちお好み焼きパンだと思っている。
あれは、パンというよりもはや総菜かもしれないが・・・。
パンは丸いブリオッシュタイプの形状。
表面にかつお節と青のり※、そして鼻腔をくすぐるお好みソースの香り。
マヨネーズもかけられている。
まあ、ありふれた見た目とトッピングだ。
お好み焼きを名乗る及第点には達していると思う。
そのまま食べず、リベイクして食べることに。
リベイク後。
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美味いやんっ!
中がもちもち・・・本物のお好み焼きの生地のよう。
中身を確認すると、焼きそば麺が出てきた。
こいつが、もちもちの正体か?
食べれば食べるほど、もちもちでお好み焼きの生地感。
上部と側面はパンなんだけど、中身は本当のお好み焼きだ。
リベイクしたからなのか、常温でもこの食感が楽しめるのかは判らない。
中から焼きそば麺。
紅ショウガやキャベツも入っていたようだが、気付かなかった。
チョコバナナ同様、チョイスから外したお好み焼きだったが、
いやはや、こっちが正解だったとは。
わしは商品の見る目がない。
・・・というか、ファーストインブレッションがハズレを引く。
そして・・・ラストはりんご飴。
最初に一目惚れして期待して買ったりんご飴。
だけどがっかりして、言いたいことが山ほどあるりんご飴。
見た目のインパクトはシリーズ随一に違いない。
ツヤツヤ真っ赤の丸いパン。
青いパッケージに、この鮮やかな赤色が映える。
しかもりんご飴ときた。
焼きとうもろこしやお好み焼き、チョコバナナなんて、
正直今までもあったようなフレーバーだ。
だが、りんご飴なんて記憶にはない。
お祭り屋台で自分は何が一番好きかって、
焼きとうもろこしでも、イカ焼きでも、焼きそばでも、わたあめでもなく、
ダントツでりんご飴。
割りばしに突き刺さったリンゴ。
食紅たっぷりで体に悪そうな、真っ赤なテラテラした飴にくるまれた、あれ。
固い外殻の飴をガリガリかじり、
ひび割れたそこから食べ進め、やがて中のリンゴに到達し、
その酸っぱさが、甘い飴を食べ続けていた舌を中和してくれる。
この絶妙なバランスがりんご飴最大の魅力。
小さい頃、あのりんごが大きくて大きくて。
口の周りをベタベタにして真っ赤にして、
しまいにゃ食べきれる前に、割りばしからりんごが外れて地べたに落っことしてしまい、
お母んに叱られながら、わんわん泣いた思い出も。
今じゃアルプス乙女とか、ちびっこいりんごでしか売ってなくて、
それでも500円オーバーとかして、もう気軽に買える屋台グルメじゃなくなってしまった。
あの頃食べた、でっかいりんごのりんご飴をまた食べたい・・・。
そのくらい、りんご飴を渇望していたところに出会ったこの菓子パン。
袋から出す。
え、カップ付き?
蒸しパンのように紙皿付きで姿を現した。
これは運転しながら食べづらい!
紙皿に赤色が浸食するくらい、着色料たっぷり!
・・・と思ったら、紙皿の外側が赤色で、
浸食部分は単に濡れて外側の色が透けただけのよう。
幸い、蒸しパンのようにパン生地に貼り付いているわけじゃなく、
すっと外すことができたのだが、表面にコートされたゼリー状のジャムが、
手についてべたつくこと、べたつくこと!
これは運転中に食べるなんてできやしない。
開封して取り出してしまったもんはしょうがない。
手指とハンドルをベタベタにしながら、一気にほうばった。
・・・。
コレジャナイ感がハンパない。
表面はリンゴジャム。
手に取ると間違いなくベタ付くので、
紙皿に入ったままの状態で、フォークなんかで食べた方がいいかも。
パリっとしたものを期待していが、ドロッとしたものだった。
りんご飴のような、硬い飴のコーティングを期待していた。
あそこまで分厚く硬くなくてもいい。
銀チョコのチョココーティングくらいの、パリっと感は欲しかった。
なのに、ベタっとしたジャムコーティングときた。
まずこれでりんご飴感ゼロ。
ふわっとしたパン。
ベタつく表面のリンゴジャムに苦戦しながら食べる。
中には、シロップ漬けされたダイスカットされたリンゴ果肉。
甘くて、ちょいシャキシャキ感の残る、程よい歯応え。
“りんご飴みたいな”という装飾さえなければ、
このリンゴ果肉を評価できただろうが、りんご飴とくれば話は別。
もっと酸っぱいままにせんかい!・・・となってしまう。
中にはシロップ漬けされたリンゴ果肉。
一番最初に見て惚れた、りんご飴。
個人的に、これが一番ハズレだった。
こんなのりんご飴じゃない。
見た目だけならば、まありんご飴っぽいと言えなくもないけれど。
りんご飴“みたいな”となっているのだから、妥協すべきか。
りんご飴を愛してやまないので、りんご飴だけ辛口批評になってしまった。
他サイトでこういう商品の紹介記事は、商品を褒めちぎるのばかり。
なかには栄養士とかフードコーディネーターとか、
“コンビニマイスター”なんてのを名乗ってる、まとめサイトっぽいのまで、
こういう商品を褒めちぎって薦めまくる。
いや、あんたらなんでもかんでも受け容れられるのかね?っていつも疑問に思う。
解せん。
・・・紹介料とかを企業からもろてるのかね?
まあ、おもしろい商品なので、どれも一度食べてみる価値はあると思う。
お好み焼きとチョコバナナはオススメ。
どれもひとつ138円(税込)と良心的な価格。
だからこそ、価格を抑えた まずまずの再現度なのかもしれない。
4つ同時に食べると総摂取カロリー量がすごいことになるので、やめよう。
そう考えると、お祭り屋台で食べまくるのは危険なんだな・・・。
お祭り屋台で食べ歩きはほどほどに・・・。
※後日また食べた際に確認したら、青のりじゃなくて、ドライパセリだった。
なぜにパセリ?
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