夏になる前だったろうか。
たぶんまだ春だった。
スーパーで山積みされているのを見かけ、
見慣れたパッケージの商品だからと素通りしようとしたら・・・。
まさかの表記に立ち止まり、二度見してしまった商品。
強調されている“麺なし”。
エースコックのロングセラー商品、わかめラーメン。
古くは故・石立鉄男さん、最近では柳沢慎吾さんがCMをやっていた。
「わーかめ好き好きぴちぴち~♪」の歌とともに、
はっぴ姿の両人がラーメンを豪快にすする。
「お前はどこのわかめじゃ!?」の決め台詞が意味不明でよかった。
三陸か鳴門じゃろ。
麺が入っていないから、わかめラー〇〇となっている。
そんな古くからある馴染みのカップ麺、エースコックのわかめラーメンなのだが、
このとき店頭で見かけたそれには、パッケージに「麺なし」と書かれていた。
麺なしのわかめラーメン。
てことは、中身は わかめとスープだけってことだろ?
つまりそれは、わかめスープってことではないのかね?
みそ味の方はマルコメみそとのコラボ。
商品を手に取ってみる。
軽い。
麺が入っていない分、カップが驚くほど軽い。
これはあれだ、昨今の健康志向ブームというかダイエットというか、
炭水化物を避けたいひとのためにあつられられた商品に違いない。
しかし、麺が入らずに成立するものかね?
それほど高くはなかったので、モノは試しにと買ってみた。
容器の中に麺はなく、かやくのわかめとスープの入った小袋のみ。
まずは味噌味の方からいただく。
商品は二種類。
見慣れたパッケージのしょうゆ味のわかめラー(麺が入っていないので“ラー”)。
大量のわかめに、ゴマとコーンが入る。
やっぱりどう考えても、わかめスープ。
リケンじゃない、大盛のわかめスープ。
そしてもうひとつはみそ味。
マルコメみそとコラボしているようで、パッケージにマルコメ坊や。
具に油揚げとネギが入るが・・・これ、わかめの味噌汁じゃ・・・?
不知火舞さんだけだと飽きられそうなので、
新たな仲間を導入した、ぬーどるストッパー。
ヴァンパイアのレイレイさん。
作って食べてみる。
麺が入ってないとなると、ふつうのカップ麺みたく主食にはならない。
あくまでも汁物として食べることに。
シュリンクをとってふたを開ける。
発泡スチロールの容器の底に小袋がふたつ。
乾燥わかめの入ったかやくの袋と、粉末スープの入った袋だ。
それぞれを容器に開けてお湯を注ぎ、3分待つ。
麺がなくても3分はかかるのね。
わかめだらけの味噌汁に・・・!
3分経ってふたを開けて驚愕する。
なんじゃこりゃ!
容器いっぱいに わかめだらけ!
リケンの“ふえるわかめちゃん”なんて非にならないくらい増えてやがる!
これは麺の入っている通常のわかめラーメンより、わかめだけのこれの方が、
総質量というか、可食部が増えてるんじゃなかろうか・・・?
ひとすくいでどっさりわかめ。
かるくかき混ぜ、はしですくってみる。
ひとすくいで、大人のひとくちにしても多いくらいの どっさりわかめ。
麺なくても食べ応えはじゅうぶん。
それぞれ わかめスープ,わかめの味噌汁ではあるが、
とにかくわかめの含有量が多くて、
副菜というか汁物としてはボリュームがすごい。
とはいえ、やっぱり主食にはならない。
わかめ好きにはたまらない一品だろう。
こっちはノーマルのわかめラー。
こちらも新しいぬーどるストッパーで。
知らないゲームの知らないキャラだったけれど、
価格が安かったのと、ビジュアルがとても気に入って購入した。
夏前くらいに、どこのスーパーでも100円前後で山積みされていたが、
すっかり見なくなった。
店頭で初めて見たとき、誰がこんなんもん買うんだよ!
なんて心のなかで突っ込んだのだが、みんな面白がって買ったのかな?
そしてこちらもわかめだらけに!
麺が入ってなくても、わかめラーメンのあの味だ!
なかなか おいしかったし、最初は驚いたあのわかめの量も、
わかめ好きならペロッといける。
うどん屋ではトッピングに必ずチョイスするし、
ラーメン店でも、替え玉時に追加トッピングでわかめを頼んで味変するし、
そういや自分はわかめ好きだったと再認識させられた。
わかめ好き好きぴちぴち~♪
わかめ増量で喜ぶひと。
麺なしで怒るひと。
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