福岡県民には古くから馴染みのあるお菓子、“マンハッタン”。
マンハッタンといえば、アメリカ、ニューヨークの中枢ともいえるオフィス街のことだが、
福岡で“マンハッタン”といえば、その名を冠するドーナツのことを指す。
大野城市にある中堅製パンメーカー、リョーユーパンから販売されている、
ロングセラーの菓子パン。
菓子パンというか、ちょっと堅めのチョコレートドーナツで、お菓子そのもの。
パッケージにはアメリカ合衆国の国旗があしらわれている。
そのマンハッタンのピンク色した見慣れないパッケージが山積みされていた。
ただワゴンに山積みってわけじゃあなく、
メーカーが販促のために特別にあしらえたような、
大きな専用ポップとひな壇の付いたきれいなワゴンに整然と並べられ積まれていた。
ポップには“レインボーマンハッタン”の文字。
ひとつ手に取ってじっくり見てみる。
マンハッタンの表面に、カラフルなカラースプレーがふりかけられただけ。
ただそれだけなのに、通常は真っ黒でそっけない見てくれのマンハッタンが華やかに。
味に特別な変更はなさそうだけど・・・だけどなぜか購入してしまう。
ふだんからマンハッタンの新商品が出たらチェックしているので、
まあ、最初から買うつもりだったけどね。
帰宅して袋を開ける。
油とチョコの香りがミックスされた、馴染みのあの匂い。
これこれ、これがマンハッタンの匂いですよ。
そういやマンハッタン食べるのも久しぶりかもしれない。
そして袋からこぼれ落ちるカラフルなチョコの粒。
表面にふりかけられているカラースプレーの取れてしまったやつだ。
チュロス形した堅めのドーナツ。
サクッと、いやザクっとした食感がたまらない。
皿に出してあらためて見る。
なるほど、本体の味はまったく変わらないが、
こうやってカラースプレーをふりかけるだけで、
商品をカラフルに仕立て上げ、“インスタ映え”を狙った商品なようだ。
じゃあ、メーカーのその思惑に乗ってあげなきゃなるまい。
インスタグラムはやってないけれど、ブログに紹介することはできる。
リョーユーパンはひいきにしているメーカーでもあるしね。
カラースプレーは思った以上の量がかけられている。
味は、変わらないマンハッタン。
ほんのりチョコが染みたチュロス系のドーナツ。
がっつり堅くて、ザクっと食べられるチョコドーナツ。
歯や歯茎の悪い人は要注意。
入れ歯の人も要注意。
ドーナツとはいえ、油っぽさは少ない。
カラースプレーによって、とくに風味が変わっているようでもなかった。
完全に見た目の変化を楽しむだけのネタ商品。
一度きりの販売だったようで、自分が見つけたのはこの店舗のみ。
その数日後にもまだ特設ワゴンはあって売られていたが、
一週間後にはすでになくなってしまっていた。
完全なる期間限定のスポット商品だったようだ。
味はノーマルと変わらない商品だったし、短命でもまあいいか。
レインボーといえば、マリオカートシリーズ初代から登場する、おなじみの最終コース。
どのシリーズも夜空や宇宙をバックに、虹色に輝く美しいコースを疾走する。
ロングコースが多く、コースアウト即落下の難易度も高いものが多いが、人気のあるコースでもある。
ちなみにマリオカート8でリメイクされた64レインボーロードは、
コース真下がキノピオハーバーの夜景。
更にその地下はリンリンメトロになっている。
どのシリーズでも、レインボーロードで一位になれると喜びもひとしお。
マリオカート7のレインボーロードだけは無理だった。
円柱状のトンネルを螺旋に進む地帯が意味不明だった・・・。
ザクザクの、チュロスなんて美味しそうです!!
カラースプレーが可愛い((( *´꒳`* )))
マンハッタン、販売元のリョーユーパンの販路が近畿地方あたりまでらしいので、
北海道はおろか、東日本では見られないと思います。
遠方へ越された福岡出身のひとが、
「恋しい」と上げる商品のひとつでもあります。
味はもとより、何より堅めのザクザク食感が良いんですよ。
食べ応えあるので、食べざかりの中高生でも、
おやつにこれひとつで充分という、腹持ちの良いおやつです。
もし福岡へ来るような機会があれば、ぜひ試してみてください。