よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

堅あげポテト

2014-07-02 23:59:15 | グルメ

自分はあまり好んでスナック菓子を食べない。

おっさんになって胃腸が弱くなったからとかではなく、

若い頃から苦手、むしろ若い頃の方が今よりも食べてなかったかもしれない。

カロリーが高いから・・とか、そんな崇高な理由もなく、

単純に油っこいものが苦手・・・だったんだが、最近は天ぷらやらよく食べるな・・・。

 

まあどうにも締まらない書き出しから始まったが、

あまりスナック菓子を好んで食べない自分が、わりと食べるスナック菓子を紹介。

カルビーから販売されている、堅あげポテト

 

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堅あげポテト うすしお味

 

この商品を初めて食べたのはおそらく10年ほど前。

広島から福岡に戻って来たばかりの頃だったので、たぶんそのくらい。

だがこの商品、実は1993年にデビューしており、

昨年発売20周年を迎えたロングセラー商品。

 

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餃子の皮みたく二つに折れ曲がっているのが特長。

 

長らくうすしお味のみの単独ラインナップだったが、

5年ほど前に、ブラックペッパー味が登場。

次いで青のり味,コンソメ味,ホットチリ味と、

次々と味のバリエーションが登場。

さらには、にんにくしょうゆ味、ゆずこしょう味,九州しょうゆ味など、

期間限定や地域限定の味、

十味唐辛子味,炙り明太子味,鶏と塩麹味など、

コンビニ限定のちょっと高価で贅沢な匠味(たくみ)シリーズなど、

ラインナップがかなり豊富になってきた。

最近ではコンビニに寄る都度、この堅あげポテトの新商品をチェックしてしまう。

 

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レギュラー商品の味のバリエーション

 

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期間限定や匠味シリーズ。

 

従前のポテトチップスに比べ、その名前のとおり堅い。

食感も、パリパリというより、バリバリ・・若しくはザクザクといった感じか。

じゃがいも自体も若干厚めで、いびつに折れ曲がっている。

アメリカで最初に作られたポテトチップスを再現したらしく、

釜揚げ製法というのを受け継いで製造されているとのこと。

その堅さからくる独特の食感がやみつきになり、

“噛むほどうまい!”というキャッチコピーに偽りはない。

とはいえ、あたりめみたく、いつまでも噛むようなものではないけれど。

 

 

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堅あげポテト 上段右:青のり味,上段左:ブラックペッパー味

下段右:九州しょうゆ味(中四国・九州・沖縄地区限定販売),下段左:コンソメ味

 

ラインナップは豊富なのだが、やはりうすしお味がいちばん美味しい。

あとはブラックペッパー味かな。

他の味も美味しいのだが、それらの味は、ふつうのポテトチップスでいいかな?と思う。

堅あげポテトのあの食感に雑味は不要!

男は黙ってうすしお味じゃ!

 

で、少し前に、そんな堅あげポテトの存在を脅かすものが登場した。

湖池屋の“頑固あげポテト”だ。

 

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頑固あげポテト

右:香ばし塩味 左:おこげ醤油味

 

これを初めて店頭で見たとき、湖池屋やっちゃったな・・・と思った。

これ誰がどう見ても、堅あげポテトのパクり・・・。

キャッチコピーも“釜揚げ製法の絶妙な堅さと旨さ!”。

「釜揚げ」「堅い」「旨い」、キーワードも複数が被る。

しかも挿し絵も、堅あげポテトのそれとなんだか似ている。

極めつけは、商品名。

“頑固”あげて・・・。

“堅”一文字に対し、“頑”,“固”の二文字で攻勢をかけてきた。

 

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頑固あげポテト 香ばし塩味

 

で、せっかくなのでラインナップの、香ばし塩味,おこげ醤油味のふたつを買ってみた。

そしてそれぞれ、堅あげポテトの相対する味と食べ比べてみた。

香ばし塩味には、うすしお味。

おこげ醤油味には、九州しょうゆ味。

 

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右:カルビー 堅あげポテト うすしお味

左:湖池屋 頑固あげポテト 香ばし塩味

 

結論から言うと、カルビーの堅あげポテトと湖池屋の頑固あげポテト、

どちらが美味しいかは完全に個人の好みによる。

まず味はおいといて、食感が似て非なる。

ポテトの厚みが堅あげポテトの方があり、なおかつ二つ折りになっているものが多い。

その点も食感の違いに影響があるのかもしれない。

擬音で例えると、堅あげポテトの方は前述したとおり、

“バリバリ”,“ザクザク”としていて、やはり普通のポテトチップスよりも堅くて歯ごたえがある。

対して頑固あげポテトの方は、“パリパリ”,“ボリボリ”。

というか擬音だと判らないな・・・。

 

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頑固あげポテトの袋の裏面には、色んなことが書かれてある。

  

堅さは堅あげポテトの方が上。

頑固あげポテトは少し水分があるような芯のある感じの歯ごたえ。

油脂の含有量が多いのかも知れない。

堅あげポテトの方がカラッと揚がって、油切りもしっかりできている感じ。

ここは釜揚げ製法を(現在の製法で)再現したものと、

当時の製法に基づいて忠実に再現したものとの違いかもしれない。

前者が堅あげポテトで、後者が頑固あげポテトね。

 

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挿し絵も似た雰囲気。

そうでもないか・・・。

  

味は頑固あげポテトの方が、どちらも濃いめ。

とはいえ、似ているフレーバー二種を比較しただけなので、

これは参考にはならない。

どちらもソツなく美味しいことだけは言える。

見た目は二つに折れ曲がっているものがほとんどの堅あげポテトに対し、

頑固あげポテトは、曲がっているものもあるが、そうでないものの方が多い。

 

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つい先月にも、ほぼ同時に同じ新味を出してきた・・・。

ヤマヨシのわさビーフと三つどもえの戦いじゃ!

 

まあ、堅あげポテトを食べ馴れている人には、

頑固あげポテトの食感は少し違和感を感じてしまうが食べ出せばそれもまた良し。

逆にソックリ、まったく同じであった方が困る。

でもやっぱり、頑固あげポテトの二番煎じ感(というかパクリ感)は否めないよなあ・・・。

興味をもった人は実際に自身で両者を食べ比べてみるべし。

 

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湖池屋といえばベルマーク。

頑固あげポテトにもしっかりと付いている。

 

 



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
堅あげポテトって、そんなに前からあったんですね。 (トモユキ)
2014-07-06 02:11:03
堅あげポテトって、そんなに前からあったんですね。
てっきりここ10年辺りで発売したものとばかり思っていました。

武さんのグルメリポートは、とても丁寧に書かれていて、
知らない食品でも、いつも想像を掻き立てられるのですが、
今回の堅あげポテトは、ポテトチップスに並ぶ程好きなお菓子で、
しかも最近購入頻度が増えているという、自分にとって正に
タイムリーなものだったので、いつも以上に唸らされました。

どちらも食べたことがありますが、自分はやはり堅あげの方が好きですね。
この記事を見てから食べ比べもしてみて、味は甲乙付けづらかったですが、
あのガリッ、バリッとした食感には、敵わないかなと思いました。
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トモユキさん、こんばんは。 ()
2014-07-07 00:16:23
トモユキさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
 
堅あげポテト、自分もここ10年くらい前に新登場したものだと思っておりました。
昨年パッケージに“20th”とか書かれていて、古くからあった商品だったと知りました。
 
グルメリポートってほどではありませんが、この手の記事では、
もっと味や食感を上手く表現できればいいのですが、
表現力が乏しくて、思うように伝えられていないと思っております。
でも、トモユキさんのように長く読んで頂いておられる方には、
なんとなく解っていただけるようで、胃薬片手に食べ比べた甲斐がありました。
 
いやそれにしても実際に食べ比べてみるなんて!
自分もやはり堅あげポテトの歯ごたえの方が好きですね。
味もすっきりした、うすしお味の方がいいかな。
頑固あげポテトの方はどれも味が濃いめで、
それぞれ隠し味なども利いていて、ツウ好みって感じでしょうか。
 
まだまだ身近な菓子から地方のB級グルメ、特産品まで、
グルメネタはたくさん抱えていますので、また読んでいただければ幸いです。
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