よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

グラノーラ

2016-01-14 23:31:29 | グルメ

ひとり暮らしを始めたばかりの頃、朝食によく利用したのがシリアル

当時はコーンフレークがメインで、プレーンのものがたくさん並んでいた。

チョコ味や、黒糖がまぶされたものなど、若干バリエーションもあった。

また、コーンフレーク以外では、ライスパフやモルトパフを用いたシリアルもあり、

自分はカルビーが販売していたチョコパフィが大好きだったのだが、

最近見かけないなあと思ったら、いつの間にか販売終了していた・・・。

あの牛乳を吸収中のライスパフが浸透圧?で、舌に吸いついてくる感じが好きだったのに。

 

 

カルビーのフルグラ。

おそらくカルビーがグラノーラを最初に販売したはず。 

玄米やライ麦など五種類の穀物に、イチゴ,りんご,パパイヤ,レーズン,

ココナッツ,アーモンド、そしてパンプキンシード。

袋を開けたときに、ふわっとくるココナッツの優しい香りがいい。

ザクザクとした歯ごたえのあるワイルドな食感。

 

20年ほど前、そんなシリアルに新顔が加わる。

"グラノラ”と呼ばれる、甘く加工された穀物にドライフルーツがミックスされた豪華なものだ。

異なる製法で作られた、複数の素材がブレンドされ、風味豊かで食感もワイルド。

牛乳のみならず、プレーンヨーグルトでも美味しくいただける。

従来のシリアルと比較すると、栄養価も食味も圧倒的にいい。

そのぶん価格も高めだったが、自分はこれもよく利用するようになった。

たぶん最初に発売したのは、カルビーだったと思う。

当時はコーンフレーク等と同様、大きめの紙箱のパッケージだった。

 

 

ヨーグルト派か?

牛乳派か?

自分は断然ヨーグルト派。

きなこ風味のものは牛乳の方が合うな。

 

グラノーラが登場する以前から、

味付けされていない穀物のみのシリアル(になるのかな?)、ミューズリーなんかは売られていた。

そのミューズリーに、好みのドライフルーツを混ぜ、ヨーグルトをかけ、

さらに蜂蜜やフルーツソースを混ぜて食べる朝食もあった。

まあ西欧かぶれのシャレた家庭なんかは、

グラノーラ登場以前から、こんな朝食をとっていたかもしれないが、

一般庶民の家庭で、ミューズリーとドライフルーツを食べている家庭なんてなかったと思う。

グラノーラの登場で、一般庶民でもそんなシャレた朝食が気軽にとれるようになった。

 

 

日清シスコのフルーツグラノーラ。

ザクザクしたものが多いグラノーラだが、

日清シスコのは全体的にサクサクしていて食感が他社のものよりも柔らかい。 

オーツ麦,小麦など4種類の穀物に、イチゴ,レーズン,クランベリー,パパイヤ,

ココナッツ,アーモンド、そしてパンプキンシード。

マンゴーとプルーンのピューレで風味付け。

味も香りも甘酸っぱくて、箸が(スプーンが)進む。

 

最近、またグラノーラを食べる機会が増えた。

昨年の夏、スーパーでふとシリアルコーナーをのぞく。

冒頭にも書いたが、久しぶりにカルビーのチョコパフィが食べたくなった。

だが・・・しばらくシリアルを利用しないでいたら、

その売り場が様変わりしていることに気付く。

 

コーンフレークはじめ、昔からあった馴染みのシリアルがねえ!!

チョコパフィはおろか、トッピンチョコもブラウンシュガーも、オールブランも、

コンボもチョコワもチョコクリスピーも・・・。

いくつか外国産の馴染みのないコーンフレークはあったが、

以前からあったもので、かろうじて売られていたのは、日清シスコのシスコーンのみ・・・。

あとは・・すべてグラノーラ!!

他のスーパーも、従来からあったシリアルはめっきり減って、逆にグラノーラが充実していた。

グラノーラがシリアル売り場の大半を占めていて、

以前からあった、シリアルはほとんど置かれていない。

 

 

日本ケロッグのフルーツグラノーラ。

小麦,とうもろこしなど、穀物から作ったパフやフレークに、

イチゴ,りんご,レーズン,クランベリー、そしてバナナが入っていて一風変わった食味。

シリアルの世界的メーカー、これまでのノウハウを活かした個性的かつ食べやすい商品。

ドライフルーツが大きめなのも魅力的。

 

 

脂質50%カットのライトバージョンも。

 

ここで、シリアル売り場を占拠している各社から販売されている、

いろんな種類のグラノーラをじっくり眺めてみた。

なるほど、グラノーラにもかなりバリエーションが増えている。

ここで気になったものを購入して、毎回異なるテイストのものを食べてみた。

最初に気になったのは、その商品名。

日清シスコの、"ごろっと果実グラノーラ"。

その名のとおり、大きめのドライフルーツが入っているのだろう。

期待したものの、さして大きいわけではなく、

パイナップルやマンゴー,りんごが、

ダイス状の塊で文字どおり、"ごろっと"した感じで入っていた。

レーズンとイチゴも入っていた。

 

 

日清シスコの、ごろっと果実のグラノーラ。

果実は決して大きいわけではないが、確かにごろっとしていた。

 

そしてこの商品、バリエーションが多い。

次々に買って食べてみた。

ごろっと大豆のグラノーラ

三種類の大豆に、なぜかフリーズドライの豆腐まで入れられている!

そして豆乳がブレンドされたシリアルを、さらに きなこでコーティング!

フルーツは一切ナシ、大豆づくしの一品。

どんだけイソフラボン。

この商品は、ヨーグルトよりも牛乳の方が合うと思った。

 

 

日清シスコの、ごろっと大豆のグラノーラ。

フリーズドライの豆腐が!

 

そして、ごろっと野菜のグラノーラ

フルーツの代わりにフリーズドライの野菜が入っている。

サツマイモ,紫いも,ニンジン,カボチャ。

どれも甘みのある野菜ばかりで違和感がない。

ヨーグルトで食べてしまったが、これも大豆同様、牛乳の方がよかったかもしれない。

これらバリエーション商品、内容量が少なめで、通常の商品と比較すると価格がやや高めだ。

 

 

日清シスコの、ごろっと野菜のグラノーラ。

さつまいもはもっと小さくしてくれた方が食べやいかも。

 

"ごろっと”表記に対抗してか、カルビーが出してきたのが、

"大きめ"と、文字どおり大き目にパッケージに表記されたフルグラ。

大きめマンゴーと、大きめいちご

だが、こっちも言うほど大きいわけではなく。

"大きい"ではなく、"大きめ"だから、表記に偽りはないけれど。

どちらもフィーチャーされたフルーツが大量に入っているわけではなく、

それぞれの味が強いわけでもないので、普通のを買う方がいいかも。

 

 

 

マンゴーの含有量の少なさ・・・。

この量で、あの独特の風味を感じられるわけもなく。

 

フルグラで当たりだったのが、トロピカルミックス ココナッツ味と、黒豆きなこ味

トロピカルミックス ココナッツ味は、大きめのココナッツチップがたくさん。

ベースもココナッツオイルで風味づけされているので、香りがいい。

トロピカルミックスということで、マンゴー,パパイヤ,パッションフルーツ入り。

ここはパイナップルあたりも入れて欲しかったところ。

パッションフルーツは単体で食べてみても味がよく判らなかった・・・。

あの独特の香りは生の果実でないと味わえないな。

 

 

カルビーのフルグラ トロピカルミックス ココナッツ味。

大きめのココナッツチップがたっぷり。

ココナッツ好きにはたまらない。

 

日清シスコのごろっと大豆のグラノーラに対抗しうる商品が、

このカルビーのフルグラ黒豆きなこ味。

きなこで風味付けしているところが共通しているが、

個人的にこちらの方が圧倒的に食味がいい。

黒豆にレーズン,パンプキンシード,そして柿!

柿を入れて、和のテイストに拘った商品だ。

これもやっぱりヨーグルトではなく、牛乳の方が美味しい。

 

 

カルビーのフルグラ黒豆きなこ味。

日清シスコのごろっと大豆のグラノーラよりは、こっちの方が食べやすい。

やはり牛乳の方が合う。

 

秋になり、店頭にホットミルクで食べるグラノーラが並びはじめた。

寒い秋冬の朝、冷たい牛乳ではなく、

ホットミルクでおいしくいただけるようテイストされた商品らしい。

これもさっそく買ってみた。

まずは日本ケロッグの、あったかグラノラ

穀物シリアルに、レーズン,りんご。

それに、さつまいもとカボチャが加えられたもの。

牛乳に投入し、レンジで1分加熱で食べられるとのことだが、

歯ごたえがなくなり、ふにゃふにゃになったシリアルがあまり好きでないので、

先に牛乳を温めホットミルクをつくって、後からグラノーラを投入して食べた。

ホットミルクで食べるグラノーラ。

初体験だったが悪くないな。

さつまいもがやたら固かったが、

これはやっぱり最初から投入するのが正解だったってことか。

 

 

日本ケロッグのあったかグラノラ。

おいしいけれど、内容量が少ない!

 

そして、店頭で見て驚いたのが、日清シスコの商品。

"ホットミルクで食べる"とパッケージに書かれた、

ごろっとグラノーラ ホットアップルパイ風味と、コーンシチュー風味

アップルパイはまだいい。

コーンシチュー・・・いや、コーンはまだいい。

ベーコンだと!?

これは食べて見ないといけない。

迷わず両方とも買って食べて見た。

 

 

まずはホットアップルパイ風味。

アップルパイというだけあって、大きめカットのリンゴがたっぷり。

さらにシナモンが効いているので、アップルパイの雰囲気ばっちり。

当然、ホットミルクでいただく。

なかなか美味しくて気に行ったのだが、

できればリンゴはフリーズドライのスライス片ではなく、

普通のドライフルーツをダイスカットしたものの方がもっと美味しかったと思う。

リンゴのドライフルーツ、甘くてめちゃくちゃ美味しいからな。

あとは、内容量が少な過ぎ。

写真の小さなグラタン皿で、2杯分くらいの量しか入っていない。

 

 

日清シスコの、ごろっとグラノーラ ホットアップルパイ風味。

リンゴが大めに入れられ、シナモンで風味付けされていた。

 

次いで、 問題のコーンシチュー風味。

袋を開けた瞬間、ふわっと濃厚なコーンシチューの香り。

インスタントの粉末のコーンポタージュとかによく似た香り。

そして目に付くのが、皮付きのフリーズドライのジャガイモ!

カボチャも皮付き、輪切りのインゲン、粒のままのコーン、

そして・・・ベーコン片。

ホットミルクを投入し、おそるおそる食べてみる。

・・・・・。

悪くはないんだけど・・・

想像していたより全然、普通に食べられるんだけど・・・

ミスマッチともいえない、なんともいえない微妙さ。

ベーコンの塩味が悲しいくらい、しっかり効いている。

なんだろう・・・ふつうのグラノーラを、ふつうに美味しくいただき、

それとは別個にコーンシチューをお供に食べた方がいい。

思いきった商品を出したことは評価したい。

 

 

日清シスコの、ごろっとグラノーラ コーンシチュー風味。

写真ではよく判らないが、ジャガイモの存在感が凄かった。

 

そんなこんなで、知らないうちに多岐多用に進化して、

バリエーション豊富になっていたグラノーラ商品を色々食べてみた。

スティック状のものや、クッキーになったもの、

果てはチョコレートにまでなっていたグラノーラ。

フレーク状でない商品に手を出すことはないが、

今後も味のバリエーションは楽しみたいなと思う。

そんな記事を作成している最中にも、くるみ&メープル味なんて新商品を発見してしまった。

今度買って食べてみなければ!

 

 

カルビーの袋をことごとく開け損なうのは自分だけだろうか?

 

ヨーグルトといっても、これには合わなかった・・・。

グラノーラにねっとり絡まって食感は案外いいんだけど、やっぱり酸味が欲しい。

 

 



コメントを投稿