よろず戯言

テーマのない冗長ブログです。

人と魔物は表裏一体

2015-08-27 02:12:44 | ドラクエ

※本記事"人と魔物は表裏一体"には、ドラゴンクエストⅩVer.2における、

ストーリー詳細およびボスの画像が含まれています。

まだ攻略していない方にはネタバレになります。

 

先日直撃した台風15号、久しぶりにデカイ台風だった。 

自分の部屋、公営住宅の庭部分に自費で増築した素人作りの簡素なもの。

自分が小6のときに建てられたものだから、既に25年以上経っている。

10年ほど前からガタが来ており、トタン屋根は腐敗が進み雨漏りがひどい。

外壁のトタンもめくれたりしている部分があり、台風の都度ダメージを負ってゆき、

次デカイの来たら飛ばされる、次デカイの来たら飛ばされる・・・台風の都度そう言ってきていた。

それで今回の台風・・・雨漏りはひどかったが、吹き飛ばされずに耐えた。

次デカイの来たら飛ばされるな。

 

不意に出会った、ベビーサタンの転生モンスター、ベビンゴサタン。

ビンゴで前々からはお見かけしておりました。

この名前ダジャレだったのね。

 

そんな台風一過でちょっと涼しく感じる、夏もいよいよ終わりのなか、

ドラクエⅩで7月に攻略した、アラハギーロのストーリー回顧。

ストーリーとしては短めだったけれど、ちょっと感動した。

登場するキャラクターもなかなか良かった。

 

セレドの町を攻略して、一路砂漠の王国アラハギーロを目指す。

途中、細く険しいセレドット山道を通らなくてはならない。

山道の一部は、細い洞窟になっている部分があり、

狭いそこに、デカいオーガキングが陣取っていることがある。

レベル80近くても苦戦して消耗してしまうような相手。

アラハギーロまでの道のりは遠い。 

できれば戦いたくはない。

 

オーガキングの転生モンスター、地獄のドアボーイ。

転生って望んでるときゃまったく出てくれなくて、望んでもないときに不意に出るよね。

"ボーイ"って言うわりには、立派なアゴヒゲたくわえてますな。

 
オーガキングの脇をすり抜けて通過するも、追いつかれて戦闘。

二匹現れたうちの一匹が、色が違う!

名前の表示を見ると、"地獄のドアボーイ"となっていた!

これは転生か!?

オーガキングに転生が居るのを知らなかったので、本当に不意打ち。

 
オーガキング一匹なら倒せる。

だが複数になると全滅の危険性もある。

前にチームメイトのくろのきしさんと、チームクエスト達成のため、

バドリー岩石地帯へコイツを狩りに行ったことがあったけれど、

まものよびで複数にしたら、窮地に陥って退散したことがあった。

複数に同時に輝く息されたらひとたまりもない。

猛者のくろのきしさんと一緒でも苦戦したのに、

このとき自分の連れているサポート仲間はレベル70前後で、

ステータスとか編成とかまったく考慮していない。

これは・・マズイかもしれない。

でも、せっかくの転生モンスター、逃げたらもったいない。

過去、ウイングタイガーの転生、ブロンドボーイに全滅させられた苦い思い出がよみがえる。

葛藤しつつも戦う。

 
仲間がガンガンやられて、自分は半分、聖水と世界樹の葉要員。

このとき魔法使いだったけれど、この職は中継職なので"覚醒"なんて取得していない。

装備品で攻撃魔力の底上げしているわけでもなく、隙をみて威力の乏しいメラゾーマを放つだけ。

サポートの武闘家さんも攻撃力乏しく、

タイガークロー繰り出しても、二発目三発目はシケたような音がしてダメージ一桁かゼロ。

時折繰り出される会心の一撃が頼り。

 

苦戦しているなか、通り過ぎるプレイヤー達が皆立ち止まって応援してくれる。

その都度、お礼をいってありがたくテンション上げる。

そのうち、ひとりのプレイヤーさんが、応援後もずっとその場で見守ってくれた。

「いけそう?」

チャットで訊いてきた。

もうたぶんダメだろうと半ば諦めていたけれど、地獄のドアボーイ黄色までして、

たくさんの人に応援されて、引くに引けなくなっていた。

「サポートは**借りた方がいいですよ。」

「覚醒はとっといた方がいいですよ。」

戦いのさなか、色々とアドバイスしてくれる、そのプレイヤーさん。

本当はチャットなんてできる状態じゃないんだけど、それに律儀に応答する自分。

 

そのうちドアボーイを赤にした!

コイツを倒して、オーガキング一体にしたらこっちのもんだ!

オーガキングは自分がスリープダガーで眠らせてずっと足止めしていた。

ここにきて、スリープダガーの効きが悪くなる。

何度やっても眠ってくれない!!

そうこうしているうちに、輝く息の連発だ。

僧侶のサポート(あきかんさん)一人残して他の皆が倒れてしまう。

万事休す!

あきかんさんが自分を蘇生。

とりあえず起死回生狙ってスリープダガーを・・・。

焦って間違えてミラクルゾーン・・・。

あきかんさんやられる。

世界樹の葉ですかさず蘇生!

自分やられる。

狭い洞窟内を逃げ惑うあきかんさん。

このとき「仲間を逃がす」すれば全滅は避けられた。

だが、見守ってくれたプレイヤーに悪い気がして・・・。

・・・・けっきょく全滅した。

 

「ちょっと待ってね。」

見守ってくれていたプレイヤーさんが言う。

蘇生させてくれるのか?

このとき世界樹の葉を使って自分でその場で蘇生すればいい。

だが、「待ってね。」言われたので、彼の好意を無碍にできない。

そうしていたら、そのプレイヤーさんがオーガキングとエンカウントしてしまう。

「くそ!こいつ!」

「ごめん、ちょっと待ってて!」

・・・ああ、わざわざそうまでして。

オーガキングを倒すと、さっそく躯になった自分たちのところへ。

僧侶のあきかんさんを蘇生させてくれた。

だが何も言わずにドルボードに乗ったまま、その場を立ち去ってしまった。

 

急いで自分も復活して、彼の後を追いかける。

死体じゃチャットできないから、お礼も言えていない!

洞窟を抜けると、彼の姿があった!

だがその手には高々とルーラストーンが掲げられ、

あのワープ音と共に、何処かへと飛び去ってしまわれた・・・。

 

ひとことお礼が言いたかった・・・。

そのあとログで、IDを調べて、冒険者の広場で彼を捜索。

だが、たった二文字のありふれた名前。

彼の名前二文字を含む別名のプレイヤーも多数ヒットしてしまい、

表示される範囲内で、彼を捜し出すことはできなかった・・・。

ウェディ男のコウさん。

あなたは いけ好かないヒューザの野郎の数百倍もイケメンウェディでした!

その節はありがとうございました。

遅くなりましたが、ここでお礼をさせていただきます。

 

途中であったシールドこぞうに扮した?ドワーフさん。

このコスプレしたひとが、よくお知らせ掲示板に投稿していたけれど、

オリジナルじゃなくて、ここに本家が居たのね。

レンダーシアで出会った最初の人間以外の種族がドワーフでしかもこの方になろうとは。

レンダーシアって他種族出ないよね?

便せん屋さんも、みんな人間だし。

確か便せんってエルフしか作れないんじゃなかったっけ?

前にフウラちゃんがそんなこと言っていたような。

 


・・・・と、こんな出来事があったのが5月だったかしら?

そうこうしているうち、魔法使いのレベルが80に達して、

新しい職業をいちから始めてしまったので、アラハギーロ攻略は後回しになった。

そうして、その職も70前後になったところで、ようやっとアラハギーロ攻略に乗り出した。

地獄のドアボーイのエピソードだけで、記事ひとつにしていいボリュームなんだけど、

もう書き出しとかタイトルとか、見出し画像とか設定しちゃったんで、このままアラハギーロの記事を。

ここからが本編ね。

 

 

長く険しいセレドット山道を抜け、強敵がひしめくリャナ荒涼地帯を抜けて、

やっと辿り着いた、アラハギーロ地方。

途中、水面を歩ける謎の湖があったり、井戸の底に魔物ひしめく地下道があったり、

見知らぬ国にやって来た感抜群な土地。

そのアラハギーロ地方の北部に、でかい中東チックなお城が見えてきた!

やって来ました、アラハギーロ王国。

 

城の下層が町になっていて、まさしく城下町。

 
ドワチャッカ大陸の街並もどこか東南アジアの雰囲気でエキゾチックなんだけど、

こっちはBGMも専用で、中東方面の別の雰囲気でエキゾチックな街並だ。

さっそく住民と会話するのだが、皆記憶を失くしてしまっていて、

王様が皆に名前と仕事を分け与えて成り立っているとか。

街の奥にはドでかいモンスター闘技場があり、そこで開催されるショーが人々の楽しみだという。

 

街はずれには美味そうなケバブの露天(料理屋)も。

トルコだな。

 

街の上層がお城になっているので、さっそく王に謁見に。

兵士や侍女の話からも、ここの王さまは皆に慕われ尊敬されていることが窺える。

王の間に入ると、なにやら先客。

グランゼドーラ王国の兵士長だとかなんとか、

なんとなくまがまがしい鎧をまとって、うさんくさい感じの兵士長が去っていく。

 

  

善人には見えないな。

 
立派な毛皮のガウンをまとった、体格のいい王さまが登場。

オールバックにリンカーンヒゲ、どうみても悪党の親玉のような強面。

オープニング後半にも登場するオッサンだ!

おお、これこれ!

こういうオッサンが不足してんだよ!昨今のRPGはよ!!

いや、ゲームだけじゃねえ、アニメとか諸々だ。

美男美女だけはべらして、ユーザーの顔色うかがってんじゃねえ!

もっとこういういかついオッサンをたくさん登場させてだな・・・。

 

うさんくさいな。

 
ベルムド王の話によれば、過去の戦禍によって、国民は皆記憶を失ってしまったとか。

神から啓示を受けた王は、国民ひとりひとりに名前と仕事を与え、

今のアラハギーロ王国を築きあげただとか・・・うさんくさいよな。

話が終わらぬうちに、参謀らしき人物が時間だと告げる。

モンスター闘技場で、催しものがあるのだとか。

王もそれを観戦するらしく、足早に退室していった。

なんか野蛮な国だな。

 

 
闘技場に到着すると、民衆が歓声を上げていた。

既にバトルは終了したが、これから最高のショーが始まるという。

負けた方の魔物をベルムド王が自らトドメを刺すというのだ。

古代ローマとかでも、こんなショーがあったんだっけか。

なんとも悪趣味なショーだけど、魔物だからそこまで抵抗感じない。

これまで普通に何万て数の魔物を殺めてきた主人公だからな。

人同士の戦いだと、この野蛮共めが!!って思うけれど。

ただ、民衆の興奮の仕方が尋常ではない。

 

逆に勝利した方の魔物にはなんらかの恩賞はあるのかね?

 
敗北した魔物が息も絶え絶えで横たわる。

あばれこまいぬさんだ。

そこへ民衆の歓声を浴びながら威風堂々とやって来るベルムド王。

「弱者には制裁を!」

どっかの軍国主義国の独裁者みたいな台詞を発しながら、剣を高々と振りかざす。

そこへ割って入る少女が!

 

おお!ここで登場したか!

オープニングでも登場するし、過去バレンタインイベントでも登場した少女だ。

 

魔物へのトドメの瞬間、民衆の興奮が沸騰するなか、

ただひとり、王に向かってかわいそうだから、もうやめてくれと懇願する。

だが王は聞く耳を持たず、「弱い魔物など観客を楽しませることくらいにしか利用価値がない!」と吐き捨てる。

少女はたまらず王に向かって、「卑怯者!」と罵る。

いち王立国家なら国外追放ものだ。

「卑怯者」と言われたのが効いたのか?

「ショーは中止だ、その魔物を檻に放り込んでおけ。」

兵士にそう言うと、ベルムド王は闘技場を後にした。

あばれこまいぬさん命拾い。

これ見たらもう、あばれこまいぬさん狩れない。

 

 
楽しみにしていた処刑シーンが中止になり、それを阻止した少女に、

興奮していた観客が「どういうつもりだ!?」と詰め寄る。

そばに居た主人公の後ろに隠れる少女。

ネエちゃん、俺も もし処刑楽しみにしてた観客のひとりだったら終わってたぜ。

詰め寄っていた観客が主人公にも因縁つけてくるが、

こっちが格上と見るや、ロケット団がドロンジョ一味か?

マンガのように一目散に去っていった。

 

 
助けてくれてありがとうと、お礼を言う少女。

そして自己紹介してくれる。

少女の名前はセラフィ。

あーそうだ、そんな名前だったな。

バレンタインイベントのとき、2.0のキャラに興味なかったからスルーしていたわ。

ルナナ様もディオーレ様も居なくなってたから、ポイックリン一択にしたんだよな。

フレンドさんの誰かの家が、このセラフィの像でいっぱいだった。

誰だったっけ・・・。

 
そんなセラフィもまた、他の住民同様、記憶を失くしていた。

自分が何者で何をしていたのか?

そして本当の名前なのかどうかも判らないのだという。

まああんな王に「お前はセラフィ!」って言われても、にわかに信じられないよな。

"フォウ"とか、"プルツー"とか、適当な名前付けれられなかっただけでもいいか。

セラフィちゃん、旅人の主人公にお願いがあるとかなんとかで、

街の西にある、ムルードの岩山に来てくれと言う。

そこに見てもらいたいものがあるとか。

 

 

 
たどり着いたムルードの岩山には、たくさんの墓碑が並んでいた。

字が読めないというセラフィちゃん、主人公になんて書いてあるか読んでくれと頼む。

刻印された文字を読む主人公。

書いてある内容から、どうやら魔物たちの墓であることが判った。

少しずつ何かを思い出せそうな様子のセラフィちゃん。

いちばん奥にあった巨大な岩のレリーフまで案内してくれる。

そしてその文字を読むと、どうやら魔物使いのことが書かれていた。

"偉大なる魔物使いの肖像"と題されたレリーフには、

人と魔物が親しく並んでいるような絵が描かれていた。

 

 

「いかなる凶悪な魔物でも受け容れ許す心がなければ真の魔物使いにはなれない」

レリーフには、そんな文章も綴られていた。

ピンときたセラフィは、興奮して主人公に語る。

自分はなんとなく、魔物使いだったのではないか?と。

自身の腕輪と同じものを付けたキラーパンサーを見たことがあるという。

レリーフに描かれた魔物使いと魔物も、おそろいの腕輪をしている。

もう一度あのキラーパンサーに会いたい。

会えば記憶がよみがえるかもしれない・・・。

その白い片目のキラーパンサーが、ジャイラ密林というところで目撃されたとかで、

主人公に一緒に来てほしいと頼むセラフィちゃん。

 

 

そんな懇願されちゃ、おじさん快諾しないわけにはいかんやろ。

というわけで、一路、ジャイラ密林という場所へ。

ケラコーナ原生林というか、ブーナー熱帯雨林というか、

なんかもう名前だけで危険な雰囲気が漂った場所だ。

 

ジャイラ密林。

アンコールワットだな。

 

アラハギーロを出て北に進む。

その先にあるデフェル荒野を抜けた先にジャイラ密林がある。

途中マップを見ると砂漠の先にピラミッドがある。

おお!とうとう自分もピラミッドまで来れたか!

ブローチ生成のため、皆が足しげに通っている話題のピラミッド!

だが・・・後回しじゃ。

広大な砂漠を横断して、ジャイラ密林へと進む。

 

 
途中、空まで突き抜けた巨大な塔が見えた。

てっぺんが見えないほどに高い円筒形の塔。

いや、てっぺんが見えないのだから円筒形とは限らない。

ひょっとしたら円錐形かもしれないぞ。

巨大な鎖で大地に固定されていた。

当然、入ることはできず謎の建造物であったが、

ここに来た直後に行われたバージョンアップで追加された、

不思議の魔塔という、新しいダンジョン探索コンテンツの舞台だった。

まあVer.3入れていない自分には、まだまだ縁のないものだけどな。

 

鎖もバカでかい。

サイクロプスとかギガンテスとかより遥かに大きな巨人が作らないとつじつまが合わない。

 

デフェル荒野を出てジャイラ密林にさしかかった場所で、

「試練なり!」とか言って、いきなりボス戦に。

リンジャの塔でも、なんか唐突にシナリオと関係のないボスとバトルになったな。

ビッグモーモンだったっけ?

今回は暗黒大樹の守り人のカラバリ二匹。

密林の番人&密林の狩人。

番人と狩人?相反しないか、この関係?

そんな疑問を抱きつつ、強さふつうにして勝利。

 

密林の番人&密林の狩人。

どっちがどっちだか判らない。

イチョウとツゲ。

 
ジャイラ密林に着くと、セラフィちゃん登場。

魔物が強いって聞いていたし、まだ探索したことのない所だったから、

ひとりじゃ不安だったんです・・・みたいなことを言っていたが、

一人で来なくて正解だった、さっきボス二体に襲われたわ。

キラーパンサーは警戒心が強いから、森の一番奥に居ると思う。

主人公にそう言うセラフィちゃん。

はいはい、また一番奥まで進まなきゃならないのね。

あとここの敵が強えのなんの。

一番弱いのがコウテイタップクラスなんで、

いちいち戦っていたら消耗激しくて最深部までたどり着けん。

 
 

途中ナゾの遺跡があったが、入ることはできなかった。

どことなくトランスフォーマーの顔に見える。

 
れんごくちょうやルバンカに襲われながら、先に進む。

奥でまたボス戦になったらもたないぞ・・・。

ザコ敵との戦いほどほどに、奥へと進む。

そうしてたどり着いた密林の最深部、大樹の根元。

そこにはセラフィちゃんが予想したとおり、キラーパンサーが現れた!

警戒してこちらに襲いかかろうとするキラーパンサー。

だがセラフィちゃんが間に割って入る。

 

本当はタテガミ生やしてるの幼いときだけなんだぜ。

チーターとかヒョウだとね。 

 

私が説得してみせる!

そういってキラーパンサーに近寄るが、

セラフィちゃんにも唸り声をあげて警戒するキラーパンサー。

白色で隻眼のこの姿、間違いなくアラハギーロから逃走した個体なようだ。

今にも襲いかかろうとするキラーパンサーに動じることなく、

さっきムルードの岩山のレリーフで読んだ言葉を思いだすセラフィちゃん。

「いかなる凶悪な魔物でも受け容れ許す心がなければ真の魔物使いにはなれない。」

すると、急におとなしくなるキラーパンサー。

「私とあなたは相棒だったんだよね?」

「ガルッ!」

どうやらこのコンビは本当にペアだったらしい。

大人しくなってすっかりセラフィちゃんになついたキラーパンサー。

この光景デジャブだわ。

 

 

ここでセラフィちゃん、自身がかつて魔物使いだったことを確信し、

城でショーのために捕えられている魔物たちのことを思いやる。

凶悪な魔物と心通わすことのできる魔物使いの存在を皆に知らしめれば、

アラハギーロの人達も、魔物を殺す残酷なショーが間違っていると解ってくれるはず!

そう考えたセラフィちゃん、キラーパンサーを連れてアラハギーロに急ぎ戻る。

キラーパンサーはその目のバッテンの傷から、"チョメ"と名付けられた。

チョメて・・・。

 

 

アラハギーロに帰ると、住民たちがワイワイと談笑中。

なんでもモンスター闘技場で新たなショーが開催されるという。

サバイバルデスマッチ・・・複数のモンスターを最後の一体になるまで戦わせるという過激な内容だ。

それを聞いたセラフィちゃん、中止させねば!と憤る。

そこでまた、主人公を頼ってくる。

チョメと協力して、ショーが始まる前に捕えられているモンスターを逃がす作戦だ。

モンスター闘技場の裏口から侵入し、地下にある魔物の檻へと向かう。

 

このトリオ嫌いじゃない。

 

 

 

ノロノロ歩かんと、もっとサッサと逃げんかい!

 

セラフィちゃんの作戦は大成功。

ショーが開始される前に、まんまとすべてのモンスターを逃がすことができた。

だがこの作戦の前から、ちょっと様子がおかしいセラフィちゃん。

作戦が見事成功したのは、セラフィちゃんがモンスター闘技場の構造に詳しかったから。

でも初めて来た場所なのに、なぜ知っているのか?自身でも疑問に感じていた。

そして幻聴?が聞こえる。

「私ここに来たことがある!」

セラフィちゃんに記憶がよみがえって来る。

 

ムービーを観直したら気付いた、向こうに居る魔物使いが隻眼だ!

 

悪人ではなかったのか・・・?

 

「戦争によって国民は記憶を失くした。」という、謁見の際にベルムド王が言っていた言葉。

その戦争のときの記憶がよみがえってきた。

魔物使いだったベルムド王、そしてその相棒たる魔物たち。

かつてこの国に居た兵士は、戦争にその魔物たちを盾として利用した・・・。

上官の命に逆らえず、不本意ながら魔物の檻を開ける・・・。

「すまない・・・。」と深く詫びながら・・・。

そこまで記憶がよみがえって、すべてを思い出したセラフィちゃん。

「ベルムドさんを止めなきゃ!」

そういって、闘技場へと進む。

 

 

教え子と呼ぶのね。

 

ここで話がだいぶ読めてきた!

なるほど国民はすべて元、魔物なのだ。

でもって捕えられ、残酷なショーで見せ物にされ処刑されていた魔物たちが元人間ってわけだ。

魔物使いだったベルムド王が、不本意ながら魔物たちを戦争に利用され、

その時の苦痛で人間への激しい恨みと復讐心を抱き、今の逆転したアラハギーロを建国したと。

街中の住民や、城の兵士など、言動がそうだったもんな。

薄々感づいてはいたけれど。

 

ベルムド王と対峙して、すべてを思い出したセラフィちゃんが王に、

もうこんな残酷なことは止めるようにと訴える。

王はそんなことを聞き入れるわけもなく、「ヤツらは死んで当然の存在だ!」と咆える。

このときセラフィちゃんが、捕えられていた魔物が人間だったと気付く。

ふふん・・・俺はその前に気付いていたぜ。

そうして王は人への徹底的な復讐を唱え、セラフィちゃんらを捕えるよう兵に命令する。

兵士たちに囲まれ、絶体絶命になったとき、チョメとさっき逃がした魔物たちが助けに来る!

兵士たちは魔物に襲われ、立場が逆転。

ここで王が正体を現す。

「あの方からたまわったこの力で復讐を果たす・・・。」

強大な魔物へと姿を変えたベルムド王。

やっぱこいつ悪人だったわ。

あの方て・・・?

まさかピュージュさん?

ジュリアンテとマリーンを操ってた道化師みたいなやつ。

覚えてる人居るかな?

 

シルバーデビルがメガシンカ!

破壊王て・・・橋本真也か!?

あ、よく見ると破戒王になってる・・なるほど魔物使いの掟?を破ったってことかな。

 

ふつうで戦ったら、さして強く感じなかった。

つよいにすればよかったか。

 
破戒王ベルムドを撃破したものの、

最後の力を振り絞って立ちあがり、往生際悪く魔物たちを排除しようとする。

だが体を張ってそれを止めさせようとするセラフィちゃん。

セラフィちゃんの行為に納得できず反論するベルムド。

二人がやり取りしているさなか、突如グランゼドーラの兵士達が乱入してくる。

魔法を食らって、崩れ落ちるベルムド。

セラフィちゃんが言った言葉で我を取り戻したベルムドだったが、そのまま力尽きて消滅する。

 

 


 

魔物が王になりすまし、国民を扇動していた・・・。

そうみて、グランゼドーラの兵士たちが、アラハギーロを統治下に置くことを宣言。

そのままアラハギーロの兵士たちに命令し、その場を去っていく。

この趣味の悪い鎧まとった兵士長のおっさん、どうにもうさんくさいんだよな。

ベルムド王が消滅した場で泣き崩れるセラフィちゃん。

やさしくそばに寄り添うチョメ。

この構図がなんか泣けてくる。

 

ええ!!?

 

ここでセラフィちゃんがすべてを語りだす。

自身が本当は魔物・・ホイムスライムだったということ。

ええ!?一瞬驚く。

それは・・・そういうことになるか。

冷静に考えると、そうだわな・・・と納得したが、

彼女だけはなんか魔物使いでベルムドさんと同じく元々人間だったと思い込んでいた。

いや・・ベルムドさんも結局は魔物になっていたけれど。

・・・てことはチョメが元人間か!?

なんだこの集団ギニューな国?

戦争でいったい何が?

みんな一斉に大林監督の転校生状態だ。

 

 

すべてを話しておきたいから、またムルードの岩山に来てくれと言うセラフィちゃん。

ここじゃダメなんかえ?

仕方なく、またムルードの岩山へと向かう。

あの魔物使いのレリーフの前でセラフィちゃんが待っていた。

切々と語りだすセラフィちゃん。

ベルムドさんは国一番の魔物使いだった。

そして一緒に魔物使いをしていた人物が居て、

それがカレヴァンという人物で今のチョメがそうなのだという。

そのカレヴァンさんに仕えていたのが、ホイミスライムのセラフィちゃんだった。

 

ある魔物との大戦争の際、アラハギーロの兵士は、

ベルムドさんやカレヴァンさんたちに従っている魔物を盾にして利用した。

ベルムドさんは大切な魔物たちを道具として利用することに最後まで反対した。

だが、けっきょく命令に逆らえずに皆と戦争に参加することになった。

セラフィちゃんもカレヴァンさんと共に戦争に参加したものの、

気付けば、記憶を失って人間の姿になっていたという。

あのときの魔物たちが、人間としてアラハギーロの国民になり、

魔物を盾として利用しようとしていた人間の兵士たちが、闘技場の魔物になっていたという。

何が起こったのか詳細は判らない・・・ただ戦争によってすべてが狂わされてしまった。

ベルムドさんも、魔物を愛するがあまり、

あの戦争によって、人への憎悪を増幅させてあのような暴挙に出たのだと。

 

 

その話にしみじみと聞き入った。

あの方・・・?

魔物に変身する前にベルムドさんが言っていた存在が気にかかる。

確か戦争で侵略してきた相手も魔物軍だったはず。

ベルムド王の心につけ行った強大な魔物が居て、

このような逆転した王国を築かせたということなのだろうか?

魔物への愛着のあまり、人への憎しみのあまり、

ベルムドさんは魔物使いの信念を忘れて復讐鬼になっていたということなのか?

いずれにせよ未解決な感じだし、真実が判るのはまだ先のようだ。

 

セラフィちゃんが自身とチョメの腕輪をはずして自分に差し出す。

二つを合わせると、蝶になるという。

今回のお礼にとこれをくれたのだ。

そうだ、すっかり忘れていた。

クロウズの野郎に言われて三つの蝶を集めていたんだった。

ミシュアの髪飾り,琥珀の宝珠,そしてこの腕輪で三つそろった!

これで関所を通れるようになる!・・・んだったよな?

 

チョメと一緒に世界を見て回ろうと思います。

そう言って主人公の前から立ち去る、ミシュアちゃんとチョメ。

ここでアラハギーロの物語は終了。

格闘場の解放者の称号を得る。

そして同時に経験値、264,000・・・えっ!にじゅうろくまんよんせ・・!!

アホだろ?

なにこの法外な経験値は?

いつからかストーリークリアで経験値もらえるようになったみたいだけど・・・。

これさ、コツコツとモンスター倒してるひとが本当に報われないシステムだな。

 

こんなだからさっさとストーリー終わらせて、

後から効率重視で特訓やレベル上げに勤しんでしまうんだろ?

でさストーリー頭に残んなくて、運営にスッカスカだの文句ばかり垂れやがんの。

何を生き急いでんのか知らないけれど、もっとどっぷりと楽しめよと。

あくせくアクセ理論値だの宝珠どうのとか、もうそんなんばっかで付いてけねえよ。

ジャイラ密林でフラワーゾンビに四苦八苦して、

デフェル荒野でアサシンブラッドに四苦八苦しながら、なんとかベルムド倒して、

やっと三匹の蝶を手に入れ、よっしゃ、やっとグランゼドーラ行ける!

メルサンディから始めて長かったぜ・・・とか感慨にふけるプレイヤーって、何人居たのだろう?

ムービーとかもちゃんと観ないひとが多くて、

オンラインRPGってけっきょくそういうもんなのかな。

 

最近、チームメイトもフレンドもめっきりインしなくなって、

だいぶ辞めちまった、もしくはプレイ時間を短縮してきたな・・・。

そう感じていたのだが、どうやら皆、メインは何もかもやり尽くし、

サブの育成に力を入れている状態なんだと。

そういうことか・・・こういう形で置いてかれるとは思わなんだ。

そんな現状だから、災厄やら もう諦めた。

「災厄に戦士で来るやつ何なの?」

「ヘタでもいいから せめて必要な耐性くらい用意して来い!」

そんなミーバースやら交流酒場とかの投稿見て、野良で助っ人募る勇気はないや。

 

 

アンタは元おどるほうせきだろ!

早い段階でそう思った・・・みんな判るわな。

 

観客席のどこからもメインの闘技場が見えない。

へりまで行って覗き込まないと無理。

どう考えても設計ミスだろ?

 

付けてくれた名前にちょっと不服なようです。

本名判ったんだから変えてやれよと。

 

 



2 コメント

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Unknown (れいな)
2015-08-27 12:54:37
これまた読みごたえ抜群で楽しませて頂きました。
ベビンゴもドアボーイも私は一回も遭遇した事無かったです。
オーガキング自体はサブキャラの「週替り討伐」でジャイラ密林の手前のデフェルで何回か狩ったのですがキング2体でもかなり危険だったので更に強いであろうそれがもし乱入してきたらブロンドボーイの二の舞になるなと全く同じ事をよぎっていました。
どちらもボーイですし。

まだまだ純粋で親切なプレイヤーさんとフィールドで出逢う事も有るんですね。
新しいお話が配信された直後なら、ボス前とかで知らない人とアドバイスし合ったりする心温まる機会に遭遇する事が有るんですけどね。
普段は東京都心みたいにみんなできるだけ他人と関わる事を避けて1分たりとも自分にメリット無い時間を消費する事などしない人が多く、普通の街道でその様な経験は稀少になっていました。
後から広場で追跡しようとしても載ってなくて、擦れてない人は非公開で広場など利用していないってケースも多かったです。

そう言えば、同じ状態異常攻撃を何回もかけようとすると相手に耐性ができてちっとも眠らなくなる。って、ぐれねこさんが昔おっしゃってた覚えがあります。
魔法も同じメラゾーマばかりかけていると何回目からか効きが半減するので時々ヒャドとか混ぜる。ってのも有りました。
ゆえにそれを知らずに野良パーティで魔でゾーマばっかり放っていると「ダメージの数値見てるか?」と注意される事もあったのですが、その耐性仕様はもう撤廃した様な事をりっきーが頼りで書いていた様な記憶もあります。

ベルムド王と初めて謁見してコロシアムに向かわれる時、その靴が王様らしくない魔物使い用の靴(先がクリンと曲がっている)で、そこをアップにする演出があったので何となくそんな気がしました。
私はレンダーシアを時計回りに冒険してしまったのでいきなりの試練の門、ベルムド戦共に散策用のパーティで全滅を食らいました(^_^;)
オッサンの存在感が絶大なRPG、本当に少なくなりましたが、ファルコムの軌跡シリーズはオヤジ達が段違いに強くて人間的にも一枚も二枚も上手。っていう素晴らしいお話が多いです。

セラフィの一つ一つの表情や手足の動かし方、ものすごく豊かに表現されていてグラフィック班やるなーと感じました。
初めてデフェル荒野に来た時、ワルド水源から近づきながらその塔を見てこれが噂のピラミッドか!などと勘違いしました。
その元おどる宝石の人に話しかけて、何となくこの国に何が起こったのか感づいた人は多いでしょうね~

あの方。って誰なんだ!?
っていうパターン多いですね。フウラが羽衣を取りに来るのを阻止しろとプスゴンに命じたのは結局ネルゲルでよかったのかな?
ピュージュなんかも結局直接対決はまだしていないのでいつか出てくるのか?
ロンダ岬に閉じ込められている悪魔、プクランドのけがれの大蛇、などなど伏線の回収もバージョン3であるんじゃないかと思います。

264000ですか! それはまた・・・
大半のプレイヤーはメインキャラはおそらくとうの昔に終わっているのでサブキャラ育成を即すための飴でしょうね。
かく言う私もこれを利用すべく、サブキャラをパラとかレベル上げ面倒な職に転職させてからムルードに向かったりと余念がありませんでした。
いやもしかしたら今なら、その経験値を受け取る時にそのままの職でいいか? なんなら転職せずとも今すぐ希望の職に振ってやんよ。みたいな甘い措置が取られてそう。
オンラインRPGなんてそういうもんなんかな?
のくだりは正に同意です。
フレンドやチムメンと密に交流し過ぎるのも良し悪しですね。
早々にネタバレを食らいたくない。話についていくためには早く自分も終わらさなきゃ。とか思って焦って急ぎ足で、それこそ作業の様に一気に攻略してしまいロクにストーリーも読んでいない。
そういう人の多い事多い事。
人と競争しだすと、もう作品自体を楽しむ事を忘れてしまう。
ただただ一番強い装備セット、一番高い数値、を目指す事ばかりに囚われてしまいます。
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ボーイ ミーツ オッサン ()
2015-08-28 01:56:39
れいなさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
二日続けてビッグボリュームの記事書いたら疲れた・・・。
 
この地獄のドアボーイのエピソードは、
翌日すぐに冒険日誌にしたため、交流酒場で公開しました。
見知らぬプレイヤーから「ええ話や~!」とかコメントもらえ、
まだまだアストルティアも捨てたもんじゃないなと思いました。
 
そうそうブロンドボーイの方は、つい先日リベンジ達成しました。
ドアボーイの方もいつかリベンジせんとな。
 
スリープダガー、それまで順調に効いてたんですけど、
本当に入らなくなってしまって・・。
耐性とかあるのかな?
ボケやおたけびは、確かに連続では入りませんね。
少し間をおけば、また入るみたいですけど。
この辺はちょっと自分も判らないですね。
 
現時点でも魔物使いに触れていないので、
ベルムドさんの格好などで、なんらピンとくるものがなかったです。
ただただ立派なガウンじゃのう・・・砂漠でそれは暑かろうて。
・・・と、思っていました。
そういや自分は反時計回りでセレドからアラハギーロに入ったんですが、
れいなさんみたく、時計回りでデフェル荒野から
アラハギーロに入る方が多数なのかな?
「砂漠を越えてよく参られた。」とか言われたけれど、
セレド経由だと砂漠通らないんですよね。
だからそれ聞いて、砂漠?ってなりました。
 
セラフィは確かに動きがしなやかで、
グラフィックも緻密で、明らかに他と作りが違ってました。
ひょっとしたらロリコンスタッフの愛かも。
 
オッサンが活躍する物語いいですね!
れいなさんの推していた、ダンバンさんが気に入って、
こないだスマブラで有料配信されている、
Miiにコスプレできる、ダンバン衣装セットを買ってしまいました。
かっこいいですねー。
ダンバンさん見たさにシュルク使ってみたのですが、
(シュルクの最後の切り札でダンバンさんが登場する)
まったく扱えなくて、どうにもシュルクを好きになれず、
まだダンバンさんには出会えていません。
 
法外な経験値ですが、表示される数値に区切りのカンマが付いていないので、
自分の目を疑って、桁を数え直したくらいです。
間違いなく264,000でした・・おそろしや・・・。
 
あ、そうだスーパースターの転職クエストですが、
応援されるの以外でテンション上げてもダメだそうです・・・。
メギストリスのおばちゃんに最初にクギ刺されてしまいました・・・。
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