今年は9月30日が“中秋の名月”。
旧暦8月の十五夜を指し、一年でもっとも美しく月が拝める日とされている。
スティックで視点を調整していると、背景がゆがんでしまうな。
日本では古くから、この日に月が主役の行事が行われ、
平安貴族は、水面や杯に写る十五夜の月を鑑賞して、絢爛豪華な宴を催したり、
庶民(主に農民)は、この年に穫れた粉で団子を作り、
栗や豆,里芋などと共に、酒と薄(ススキ)を月に供えて豊作を祝った。
・・・だが、台風直撃である。
九州は直撃を免れたものの、台風の影響でわりと強めの雨風に見舞われ、
空を覆い尽くす雨雲で日中も薄暗く、月見は絶望的だった。
ところが帰宅途中、目の前に忽然と姿を現した十五夜お月さん!
厚いどんより雲の隙間から、まばゆい光をたたえて姿を見せた。
いつも以上に明るく、くっきりと表面の模様が見える。
杵をかついだウサギさんも見える。
望遠鏡で見りゃ、さぞかし美しいことだろう。
夜景モードで撮影したが・・・全然ダメ・
どうやったら、きれいに撮れるのだろう?
所詮デジカメじゃムリか・・・。
・・・・。
車の運転中にも関わらず、しばしその美しい月に見とれる。
十五夜に限らず、ある統計で満月の夜には交通事故が多いという。
追突事故を起こしてはいかん!
事故ってしまい、警察へ「月を見ていて・・・」なんて言えないや。
いや、「歩道を歩いてた若いおネエちゃんのヒップに見とれて・・・」というよりはマシか。
クソ忙しく汗だくになっていた仕事から開放され、
日曜日だったので、帰宅ラッシュの渋滞も喧噪もなく、
そんなリラックスした雰囲気のなか、十五夜の月に心癒された。
ちょうどいい気温と心地いい風、カーステから流れてきたのは、絢香の“三日月”。
なんというタイミング、ただ・・満月でなく三日月なのはご愛敬。
帰宅途中にスーパーに寄って月見団子を買い、
自宅の近所の藪から、ススキを切ってきて花瓶に生けた。
どんより雲の空で、隠れたり出たりする月を眺めながら団子を食う。
庭や裏山から聞こえてくる虫の声がまたいい。
うちは昔から月見なんて風習はない。
月見とか初めてだ。
こういうことに癒しを感じるなんて、自分も年を取ったってことなんだろう。
窓際に置いて撮影すべきだった。
ガラにもない記事をしたためたところで、“月”に関わる好きな曲を集めてみた。
満月を眺めながら、虫の声もいいが、好きな音楽もいいもんだ。
Mr.Moonlight/The Beatles
言わずと知れたビートルズの超人気ナンバー。
歌い出しのシャウトがたまらない。
ロックの元祖にしてレジェンドのバンド。
もうリンゴ・スターしか居ないんだよなあ。
数年前に「リンゴ、スッタ~!」とかおどけながら、
グリコのすりりんごヨーグルトだったかのCMに出てたのには吹いた。
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YouTube: Dog and Moon (Inu to Tsuki)
犬と月/BONNIE PINK
ボニピンの8枚目のシングル。
この頃、ボニピンにハマってライブにも行ってた。
“犬と月”が何を抽象しているのか、未だによく解っていない。
三日月/絢香
記事中にも登場した、満月に見とれている最中、ホントに偶然に流れた曲。
絢香は聴かないのだが、この曲だけは大好きでウォークマンにも入っている。
前の会社でよく一緒にカラオケに行っていた同僚の女の子が、毎回必ず歌っていた曲。
それで知って、気に入った曲。
ハセドー病だったっけ?なんだか聞き慣れない病気で一時休業していたけれど、
最近復帰されたようで、また以前のように活躍して欲しい。
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YouTube: 今宵の月のように / エレファントカシマシ
今宵の月のように/エレファントカシマシ
歌い出しから、最後のシャウトまでカッコイイ男のロック。
挙動不審で、何かと不思議なボーカルの宮本浩次。
HEY!HEY!HEY!でのダウンタウンとの絡みは永久保存版。
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YouTube: ポルノグラフィティ アポロ 低音質
アポロ/ポルノグラフィティ
フザけた名前のバンドが、この曲でデビューした。
軽快で力強いこの曲は大ヒットし、ポルノはしょっぱなから、
トップアーティストの仲間入りを果たす。
当時自分は広島県の豊田郡(現:呉市)の離島に住んでいたが、
同じ瀬戸内海の離島である彼らの出身地、広島県の因島市は大フィーバーだった。
月光/鬼束ちひろ
“シャイン”で鮮烈なデビューを飾った鬼束ちひろの2nd.シングル。
人気ドラマのタイアップだったこともあって、この曲が大ヒット。
ダークで意味深で難解な歌詞を、美麗な歌声でなぜか裸足で歌う。
彼女のその異様で独特なスタイルに、所属レーベルとのトラブルなどから、
活動が鈍化して休業した後でも固定ファンは多い。
MOON LIGHT/椎名へきる
声優、椎名へきるの7枚目のシングル。
当時、独り暮らしで、食事を終え風呂を終え、寝る前に洗濯物をたたみ、
翌朝着るワイシャツにアイロンがけをしているときに聴いていた、深夜のラジオ番組。
そのなかに彼女が担当していた番組(G1グルーパー?だったっけ?)があり、
それで毎週かかっていたのがこの曲。
大好きなコナミのシューティングゲーム、“ツインビー”で、
ヒロイン・パステルの声をやっていたのも、この人じゃなかったかな。
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YouTube: Stereopony ツキアカリのミチシルベ -Acoustic Ver-
ツキアカリノミチシルベ/ステレオポニー
ガールズロックバンド、ステレオポニーの5th.シングル。
この曲も例外なくアニソンらしいのだが、そのアニメを知らない。
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YouTube: MOON CHILD - ESCAPE
ESCAPE/MOON CHILD
惜しくも解散してしまったロックバンド、ムーンチャイルドの大ヒットナンバー。
曲は「月」と一切関係ないが、バンド名に「月」が入っているので挙げてみた。
この曲の歌詞は、実は「太陽」がメインだったり・・・。
再結成して欲しいバンドを挙げよと言われたら、
真っ先にこのムーンチャイルドを挙げるな。
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YouTube: moumoon「青い月とアンビバレンスな愛~moumoon ver.~」
青い月とアンビバレンスな愛/moumoon
これまたバンド名に「月」が入っているから取り上げたものの、
こっちは「月」に関する曲がちゃんとあった。
バンド名の“moumoon”は、フランス語と英語の合体造語で“やわらかい月”という意味。
そのバンド名とかけて、“中秋の名月ライブ”を開催予定だったが、
台風のため、あえなく中止となった。
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YouTube: Kubota Toshinobu --- Sunshine, Moonlight.wmv
Sunshine,Moonlight/Toshi Kubota
久保田利伸の全米デビュー曲。
向こうでは“トシノブ”が発音しにくく、覚えにくいだろうと、“トシ・クボタ”としてデビューした。
そのデビューアルバムにも収録されており、
日本では、竜雷太と共に本人も出演したウインナーのCMに起用された。
日本人離れした彫りの深いマスクと、その歌唱力がたまらなくカッコイイ。
後にナオミ・キャンベルとのコラボ曲、“LA・LA・LA LOVE SONG”で、大ヒットを飛ばすことになる。
数年前まで、そのときの彼のモヒカン・チョンマゲのファンキーなヘアスタイルを真似ていたが、
あの糞ボクサーが似たような髪型をしていたために、その髪型をやめた。
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YouTube: たま - さよなら人類 PV
さよなら人類/たま
ネタ的に紛れ込ませたが、「月」を超えて「木星」に行っちゃってた・・・。
まあ、別のパートできちんと「月」が登場するし、いいか。
イカ天のグランドチャンピオンに輝いた彼らは、デビューするや否や、
その年の記録や賞を総なめにしたうえ、紅白出場まで果たしてしまう。
中学の頃、毎日のように、ラジオから録音したカセットテープを聴いていた。
当時の自分なりに、“猿の惑星”のような、ハルマゲドン後の、
世紀末の地球の憂いか何かを歌っているのだろうと深読みして解釈していたが、
今になって思うと、たぶんほとんど深い意味はないのだと思う。
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YouTube: 炭坑節/三橋美智也
炭坑節/三橋美智也
自分の地元、田川で生まれた民謡。
様々な歌い手が居るが、福岡の筑豊地区で流れるものは、この三橋美智也氏のものらしいい。
もともと炭坑の労働者が口ずさむ歌だったものが、
全国に広まって、今や盆踊りのスタンダード曲となっている。
曲中に登場する、大きな煙突は、現在も田川市の石炭記念公園に保存されている。
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YouTube: ヨッシーのクッキー(CM)
その炭坑節が起用された、
任天堂のファミコンソフト、“ヨッシーのクッキー”のCF。
今は亡き、三波春夫 氏が歌っている。
クッパがマリオ達と和気あいあいと炭坑節を踊っているのが新鮮だ!
ヨッシーがヒトの言葉を喋っているのも新鮮だ!
ルイージが主要キャラでないのは、当時は普通だった。
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