武の釣り日誌

5歳でハゼを釣りを始めた少年が釣りに目覚めていく格闘の日々

遠投釣法

2014-10-06 14:08:40 | Weblog
俺の感覚では25m以上を遠投40m以上を超遠投と考えています。


遠投は得意ではないのですが、「遠投をするコツは?」という相談を受けるのです

俺に相談なんて。。。と思いつつもいつも全力でこたえるのですが、

いつも考えがまとまっていないのです。。。汗汗


なので少しまとめてみたいと思います。


まず、遠投のメリットとデメリットから考えていきたいと思います♪


メリットはズバリ警戒心がないので浅いタナでチヌがよく釣れる可能性が高くなることです


デメリットは仕掛けの操作や仕掛けがどのような状態になっているかがわかりにくいところです


さらに撒き餌と仕掛けを合わせづらかったり道糸を操作しづらかったりなど


メリットに対してデメリットが多いのです・・・



しかし、遠投をせざるをえない状況下というものがあるものです!


例えば遠浅な地形であったりエサトリが多かったり強い流れでのアテ潮だったりなど


多々遠投しなければならない場合というものがあるものです


そこで俺が思う遠投のアイテム選びや練習法や名手たちのコツを紹介してみたいと思います




遠投に限らずフカセ釣りにおいてこだわるべきアイテム「撒き餌シャク」から紹介します




シャクというのは長さや柔らかさカップのサイズなどそれぞれが違うものです

それは体力や身長など個人個人で違うのです

俺はシャクを持ったときにくるぶしに当たる長さで硬すぎず柔らかすぎないシャフトで、
釣研のSカップかベルモントのMカップをメインで使っています

最近では軽いものが良い!という風潮がありますが。。。

福山の湯川武司さんが作る湯川シャクはあえてステンレスカップを使い、
バランスを重視しておられています

大知昭さんが使う大知シャクはとっても軽く、硬いシャフトを使用されています
それでいてシャフトが少し太目で耐久性があります

四国の浅野さんが作られている浅野シャクですが、長さや硬さや色まで選べます
もっともシャクへのこだわりを感じています


メーカー品ではソルブレや釣研やベルモントがお勧めです




続いて「ウキ」を紹介したいと思います


ウキの種類は何百種類もありどれをどのように選べばよいか悩むものです




俺は3つのことを意識します

①18グラム以上22グラム以下の重量であるということ

②安定感があるということ

③糸抜けがいいということ

主にこの3つを元にウキを選んでいます

①ではまず風に負けずに飛ばしたい所になげることができる重さであるということ


②が最も大事なのかもしれませんが、飛んでいる時の飛行姿勢や着水してからのブレなど
安定感というのが遠投のチヌつりでは大事だと思っています
飛行姿勢が悪いとトラブルの元で仕掛けが絡んだりうまく飛ばなかったりします
また、そういったウキは波があるときに横揺れ(ブレ)が生じます。
ブレが生じると何が悪いの?と思ったかともおられると思いますが、
サシエにまでブレが伝わるとあまりよくないと言われています
竿も同様で穂先がぶれるのを嫌い、ねじれやブレに強い竿が近年出ています

③糸抜けがよくないといけない理由はなに?と思ったことがあったのですが、
超遠投をしたときに仕掛けが深いタナに入っていないことに気づいたことがありました

遠投をしたと場合では仕掛けが入っていないことが多々あります。
半誘導をすればよくわかるのですが仕掛けを入れ込んでいくというのはとっても難しいのです
なので、ウキの穴径が大きいものや工夫を凝らしているアイテムを探すことをお勧めします


ちなみに俺の理想のウキは重さが20グラムで形が真ん丸重心は超低重心、
穴径は大きく劣化のしにくいゴールドチタンリングで色は艶消しのオレンジです

大知ウキはやはり理想形と言えます


次に道糸についてですが、あまりこだわりはないのですが、
フカセ釣りにおいて一番の邪魔者なので、ある程度の選択は必要のようです!!


操作性・視認性・強度の3つのバランスが取れた道糸がいいと思われます

沈み過ぎず浮きすぎずよく見えていざというときに勝負をかけられる強度というわけです

廃盤になったTORAYの銀鱗ssチヌハイパーなんかよかったですね
マーカータイプは視認性がよくいいですが、フグがいるポイントではNG・・・

遠投するときには太すぎる道糸はNGです。
風や上潮などの影響を受ける道糸は仕掛けを流していく上でとっても邪魔な存在
太くすればするだけ抵抗は大きくなりますし、糸抜けも悪くなるだけです

瀬戸内海なら1.5~1.7号がもっとも扱いとおもいます



針はですが、遠投するときは大きく短軸重たい針を使用することが多いです


サシエが針から少しでもズレにくくさせるために大きい針を使うことが多いです
しかし、大きすぎると竿を振るときに抵抗になってしまい、
練り餌を使うときにはかなり大粒になり投げるのに一苦労なので短軸を使います

先ほど言ったと思うのですが、遠くに投げれば投げるほど仕掛けは入れ込むのに苦戦します

なので少しでもサシエ先行で仕掛けを送り込んでいけるように重量のある針を使います

これはあくまでもはじめの手さぐりの状態で使う針です


針に対して特にこだわりの強い俺はサイズや重さを状況合わせてこまめに変えます

変えないときはかえませんが・・・汗


色や重さや形、針というのは釣りには欠かせないもので魚との「唯一の接点」

釣具選びで最も大事といっても過言ではないと思います!!!!!



最後にエサについてです


撒き餌やサシエも数多く存在し、自作される方などこだわりは人それぞれこれこそ十人十色!


遠投できる撒き餌とは?
ズバリ重さだと思います。比重の重い撒き餌が一番飛ぶと思います

撒き餌には重い・軽いが存在しマルキューの集魚剤には比重っていうのが書いてあります


その中でも日本海やナンバー湾チヌなどが重たい撒き餌とされています

じゃーこれだけ入れれば飛ぶじゃん!というわけでもないと思います


撒き餌シャク1杯ですくう撒き餌をどれだけ重たくできるかというのが遠投につながるわけです
撒き餌を作る際にスコップなどで圧縮するのも粘りを出すためという理由もあるのですが、
1杯の撒き餌の密度をより高めるためでもあると思っています


そういったことからただ重たいだけではなく水分で重たくすることも必要だと思っています

水をよく吸ってくれるのは瀬戸内チヌなんかよく吸ってくれます
そのほかにも内容物が多いダッシュやおからダンゴもよく吸ってくれます


個人的には日本海と瀬戸内チヌが一番遠投できる配合と思っています
(高級撒き餌なんでそんなにマルキューを使ったことないのですが。。。汗)


ただ、これだけでは比重が重たいのでチヌが浮いてくる時期には不向きです。。。
しかも、まとまりがいいので拡散性には乏しいので
ほかの撒き餌とブレンドするとより良いかもしれませんね

ざっとではあるのですが、道具やエサはこんな感じでしょうか・・・汗



遠投の練習ですが、初めから自らのできる限界の遠投すると長続きしません・・・


なので、初めは徐々に徐々にでいいと思います!

遠投は力任せにするものではないので徐々に慣れて自分のやりやすい方法を探してください


動作はゆっくり確実にしたほうがいいと思います。
早くやろうとするとトラブルが増え逆効果です・・・

ゆっくり焦らず1つ1つの動作を確認しながら、
特に仕掛けの投入は丁寧にしたほうがいいと思います

ライン操作が難しいので巻けるときに巻き、だすときにはしっかり出したほうがいいです



遠投の釣りに長けた名手たちの釣りを分析してみたいと思います


遠投される方たちはみなさん竿の扱いがとっても綺麗です!!!

遠投をするときにはどうしても力が入ってしまうものですが、
あまり力を使わずして皆さん遠投されています。

それは竿の反発力を上手に使われていて、その竿の特徴をよくとらえているからだと思います

どうやったら簡単に遠投できるの?と俺自身研究したのですが、

左手の使い方が重要のような気がします


右利きの人は右手で竿を振ります。
当然、左手で竿尻を握ります。

多くの釣り人が右手で投げると思っておられるようですが、
このとき右手は支点となるので、ブレてはいけないので、できる限り動かしたくない訳です

右手は少し振り下ろす程度で左手を思いっきり脇の下にグイッと引き寄せている感じで
投げているようにしています

大知昭さんの左手はものすごく大きい弧を描いているように見えました


そして、特別早く竿を振っているわけではないのです
ゆっくり投げています

なぜ?っと思ってきたのですが、関東の鈴木伸行さんがその答えを教えてくださいました

早く振るよりゆっくり振ったほうがウキの重さが竿に乗っかってくる感覚が

つかみやすいからだそうです


チヌ竿だと4番5番あたりですかね、そこに重さが乗るときに竿を生かしきれるそうです


竿を振った後は竿を下に向けないのが距離を伸ばすコツだそうです

ウキの軌道に合わせた斜めの角度でストレスなく糸が出ていくのがベスト!



仕掛けの投入に距離が生まれたら、撒き餌は飛ばなくても後から
撒き餌とサシエを合わせるのは難しくはないと思います


ここからが大事なのですが。。。
名手たちの釣りは仕掛け投入が終わったらその1投がどんな1投になるか7割は決めています

それは仕掛けの投入位置や道糸の遊ばせ加減やがん玉の位置などで決まっていると思われます


多くの場合チヌを釣りたいタナで仕掛けをピンッと張りたいので、
狙いのタナまでは仕掛けは遊んでいる状態となっています

仕掛けを投入して道糸をどれぐらい出して、
どのタイミングで張り込んでチヌにアピールするか決めているということです
特に練り餌のような沈下の早いサシエはあっという間に沈んでしまうので張り込むタイミング
というのはとても大事だと思われます


また、がん玉の位置や撒き餌を先に打つか後に打つかなど多くのバリエーションがあります


そういった意味合いでもまずは無理のない距離感から徐々にバリエーションを増やし、
徐々に遠投に慣れていくのがお勧めです


俺は遠投が好きではないのです、ざっと思いつく限りをまとめた俺なりの遠投の分析でした


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