今日は君の悲しみに少し寄り添うよ。
今日は僕の腕の中で少し休めばいいさ。
薄暗い部屋の中は夜の海みたいだね。 少し泳いでみようか。
そこには何がある?目に見えないだろ?感じてみようよ。
手にとれない歯がゆさがあるかい?
感じてごらんよ。
やっぱり僕は、彼じゃないでしょ。
寂しいのかい?
寂しいよな。
死んでしまった。
もういないね。
悲しいかい?
大丈夫だよ。
ほらそこでみてるよ。大丈夫だよ。
繰り返す波の群れの向こう。
僕はただの幻だよ。月が揺れてるね。きれいだね。風が微笑んでるね。可笑しいね。
砂浜は、ロマンチック街道。僕らの足元を包んで、悲しみはプラスチックのように儚さに変わって。
きっと時間が全てを包んでくれるはずさ。大丈夫だよ、な、大丈夫。
あの船に乗って、
あの日にかえろう。あの船に乗って、
あの日を忘れて見よう。
心がくたくたになるまで泣いていいさ。泣いていいさ。
泣いていいさ。