はぐれ雲

毎日世界のどこかや身の回りで起きることを自分のことばで書いていきます。かなり過激な場合もありますがいつも本音です。

シュバイツァー

2020-10-16 20:02:43 | 日記
半信半疑で読んだんだケドなかなか面白かった。
暗黒大陸。アフリカで医療活動トカ人道活動をしたらしいの。
見てないから何とも言えないけどネ。
最後は現地で石を投げられるほどひどく嫌われたらしいよ。
ノーベル平和賞もろた人なンですが実はホンネのところでは差別的で
自分だけがゼイタクでゴーセイな生活をを送っていて、貧しい現地の人たちに
医療で貢献したというより、現地人を医学の実験や研究材料にしたり
自分たちのの奴隷として使役に使ったりとその実像はトンデモだったらしい。
しかしこれは本当にシュバイツァーの実像なんだろうか?
人はそれぞれ。いろいろな推測をして言ったり書いたりする。

もしかしてやっかみ?メクラの窓ノゾキ??
よくわからんが、尊敬していた人間がただのおっさんと同じヤン。
と思ったとき。・・・・これが「大人になる」ということかもしれない。

そういえば

石川啄木。
森鴎外。
野口英世。

にもちいと失望しましたねい。

さてと・・・・。これから中村哲医師の本をじっくり読むとします。
まだ、胸が痛むんですけどね。

加茂の流れに

2020-10-15 14:42:50 | 日記
新幹線まあまあ空いている。コロナの影響か。
朝8時過ぎに家を出る。昼には地下鉄烏丸線。
どんよりどよどよ今日の京都。

なんだか京都行きはここんとこ葬式や法事ばかりで出かけること多し。
紫野。花ノ坊町。90歳で亡くなったおばあちゃまの十三回忌。
お年を召されても美しい人でした。
伝統工芸の会社を立ち上げ現役で社長。仕事では休むことなく陣頭指揮をとっておられた。
驚くのはそのファッションやインテリアのセンスの良さで京都から一歩も出たことないのに
そのご容貌も、雰囲気もたたずまいも異国の香りを漂わせていた。
20年前初めてお会いした日。紅い細かい薔薇をあしらったジョーゼットのワンピースに
さしかけてくれた傘のしずくがポタッと落ちてお袖がぬれて。
ああ。花が雨にぬれてる、と思いました。

通されたお部屋は大きな籐のロッキンチェアにはアンティークドール。
深いブルーの絨毯はあつらえで尾形光琳のかきつばたの花が織り込まれていた。家具は全てマホガニー色で統一されていて、ああ将来わたしも
年とったら好きなものばかりに囲まれて暮らしたい。とその時しみじみ感じました。
もちろん「年取った」現実の暮らしはあっけらかんとするほどの簡素なものですが。
孫の雪がお世話になります。と深々と挨拶され、子どもたちを抱きしめてくださった。・・・
弟の義理のおばあちゃまです。
そのちびっこはいま30。ギターが大好きで自分はギター星人だ。
ギターをオレが弾いているんじゃない。ギターがオレ様を弾いているノダ。
などとのたもうております。いやおめでたい男に育てたものだ。

うっとりと想い出にひたっているとコクッと眠りそうになりました。

と。
正直。お経が長いです。
ミッシェル・ポルナレフの「愛の伝説」に聴こえてしまうのはお経が御詠歌調だからかしら?
(思い出せばこれもかな~り古い曲だなあ)

その後車で分乗。四条の木屋町へ出て会食。大皿はコロナの関係で出ない。個人食?のみ
♪夕闇の高瀬川~。
京都の人はみなここを世界一の町だと思っている・・・・
誇りと落ち着きをもっている。こころもようがいつも古都。
わかったわかったわかりましたよ~。京都人は特別なんでやんしょ(苦笑)
大文字が川に映る裏大文字がわが家から見えると親類のおっちゃんの自慢話
ま。よくわからんけど。京都人の誇りハンパじゃあない。
確かに・・・確かに伏見の酒はうみゃい。って「司牡丹」やん。
笑ってさざめいてもう一晩ゆっくりしたくなって。でもでも

帰りは終電に間に合うよう泡をふいて帰ってきました。

ラーメンは人類を救う

2020-10-14 15:10:36 | 日記
ラーメンは人類を救う。これは木久扇師匠が木久蔵の時代にいただいた色紙です。

その木久翁師匠の著書をひさびさに読んだ。
10年以上前になりますか。日本橋人形町の本やで当時は林家木久蔵師匠の創刊記念サイン会があったのです。
「昭和下町人情話」 この時代にさまよう人々の心をあたためる
木久蔵流・江戸前の暮らし。いいねえ。こういうのは。
おんやけっこう並んでいるじゃあないの。 2冊購入。
近くで見てもやっぱしラブリー♪木久蔵ちゃん。
差し出した色紙にサラサラっと金文字で「ラーメンは人類を救う」

ああ~! 師匠、お気持ちはわかりますが商売はヌキよん。
で。「こないだ、師匠の「笑点」に子ども学校休ませて行かせてもらいましたよ~
だって大喜利のほうがよっぽど国語の勉強になるんですもん」
師匠 「アラ~・円楽さん見て具合悪くなっちゃたんじゃあないの?」今はなつかしい故円楽師匠・・・。

わたひ「で、魚河岸で働いている長男に、ちょこっとサインお願いしまーす。」
そしたら サインと・・・”ウオッと笑って!”と本にひとこと。(笑)
「すみません。すみません。わたしだけの師匠じゃないのに・・・。」

肝心の内容は生い立ちから昭和のご自身の暮らしを。

”僕が6歳になった昭和18年。ビクターから出たお正月用のレコードがあります。

坊や おききよ
1 坊や美味いか 特配の 砂糖で炊いた豆の味
  これもみなみの国からの 兵隊さんの贈り物

2  坊やいつかのゴムまりは 仏印進駐の記念品
   今にアメリカ 亡ぼして 自動車ぐらいは 土産物

この歌とはうらはらに戦果は悪いほう悪いほうへと進んでいて・・・(中略)
国の物資の不足を「欲しがりません勝つまでは」と勝つはずのない
戦争に期待させられていました。”

あと、横山やすしさんとの交流だとか、ちょこっと作れるおいしいもんの話
ですとか、ひさびさに読んだ「ザブトン10枚!」の本でした。

今度は書店で「イライラしたら豆を買いなさい人生のトリセツ88のことば」
を購入してみたいと思っています。」

木久扇師匠は本当は(TVと違い)やさしくて真面目なお方。「笑点」メンバーでいっとう好きですね。落語は「趣味」といっていいくらい好きなんです。
御贔屓は「入船亭扇辰さん」ですね。てへへ。」

スタンド・バイ・ミー

2020-10-13 18:52:42 | 日記
スタンド・バイ・ミー
ロブ・ライナー監督、リバーフェニックス主演の映画。
主題歌はジョン・レノンも歌っており、私はこの歌がとても好きだ。
映画は「E.T]に次いで感動した。次々と新作が発表される中、チャンピオンベルトは譲らずというところだ。今日ひさびさにDVDを観た。
男の子しか出てこない。男の子のロマンが描かれた映画になぜこんなにも惹かれるのだろう。
行方不明の少年の死体を探しに行くという生と死の重いテーマが心の琴線にひっかるのか?
線路の橋を渡っている最中に後ろから汽車が迫ってくるという危機一髪感の印象が強烈だったのか?
狼の遠吠えを聞きながらのおっかなびっくりの草原の野宿が何かを思い出させるのか・・・。

トムソーヤ―の時代から、冒険を夢見る少年時代の果てない夢はいつもあった。
昔少年だったすべての大人がスクリーンに昔の自分を投影して見た名作である。
人々を感動させる要因はいろいろあるが、惹きつけてやまない原因のひとつに
主人公のリバー・フェニックスの演技に負うところが多いだろう

リバーフェニックス。 ヒッピーの両親のもとに育てられる。
リバーフェニックス。 いかにもそれ風の親からもらった名前ではある。
5人兄弟の長男として生まれ、学校教育はいっさい受けさせてもらえなかった。
オレゴンに生まれベネズエラ、ロサンゼルスとジプシーの旅のように住居を変えた。
極貧の中、何が育まれ、何が壊れたのか・・・。
青年期の彼の心は映画の凛々しさとうらはらにもろく、不安定だったようだ。
薬物による中毒死という23才の旅の終わりは胸がつぶれるほど悲しかった。
勇気と暖かさを漂わせた瞳にもう会うことはできない。
悲しいというより、くやしくてくやしくてくやしくてたまらない出来事だった。


息子が小6の冬、近所の川のほとりに友人達と4人でテントを張り一晩を過ごした。
野良犬に吼えられたり、酔っ払いやホームレスの人にからまれそうになったと
後日談を聞いてびっくりした。
夜中に心配になり、暗闇の中を北風に吹かれながら壊中電燈で居場所を探した。
魔法瓶を片手に探し当てたら、露骨に嫌な顔をされてしまった。
あ~、出番じゃなかった。 男の子のテリトリーは母親が首突っ込んじゃあいけない場所がある。
スタンドバイミーとは友への呼びかけ。 女はおよびじゃないんだと! 

行く秋や

2020-10-12 19:47:49 | 日記
夕暮れ、近所に自転車チリリと買い出しに行く途中
ときどき行く公園でふと立ち止まりました。

暮れなずむ木立。大地と空をつないでいる。樹木から漏れ光る薄黄色の夕焼け。
空気の粒子がとても こつぶ。自分の体の細胞にしんしんと入ってくる酸素。
声をあげて遊び回る子供達。サッカーをする少年。犬をつれた奥さん。
ベンチで秋の陽射しにすかすようにして読書する女性。乳母車を
押す老婦人。
今年の秋。さようなら来たんだナ。去年と違うのはみながマスクをしていること。
なんかこもってた毎日で何か必要なものがわかった気がしたよ。
シンプル イズ ベスト だもんね。
早くコロナが消滅するといい。

ああ、ロマンな秋。 マロンは栗だけど。

プレヴェール?だったけか。ハタチの時知ったモンスーリ公園の詩を想い出しました。


  何千年あったって語り尽くせるものではない
  おまえがわたしを抱き
  わたしがおまえを抱いた
  あの永遠のほんの一瞬間は

 パリのモンスーリ公園で
 パリで
 地上で
 天体のひとつ 地球の上で