拓栄建設株式会社 社長のブログ

大田区の建築会社社長が感じた事・お役立ち情報、雑学・趣味である釣りの釣果・ペットのチワワの成長記録など
ご報告します。

石膏ボード壁の下地を探す方法 教えます!!

2015-09-04 14:35:15 | 建築
      一体どこに下地が有るの???

東京都大田区で拓栄建設の社長やってます

下地が判らない場合の石膏ボード壁にビスを効かせる方法をご紹介しましたが
やはり確実に固定する為には、下地を探し出し、
そこにビスを揉みこむ事が理想です。

今回は、我々プロが石膏ボードの下地を探す方法を
3通りほどご紹介します。

私共建築業に携わっている人間は、その建築物の構造を見れば
下地がどの様に造られているか?材質は何か?は、大抵の場合想像が付きます。

その想像を基に

①叩いて見つける方法(原始的ですが!)

ドアをノックする様に叩いて、その音の違いで下地を
見つけ出します。

木下地や軽鉄材の場合は、303㎜もしくは455㎜ピッチで下地を
入れる事が通常なので1カ所判ればほぼスケールで寸法追いが出来ます!

②下地スキャナーを使って見つける方法

ずいぶん使いこなした当社の機械ですが
木下地・金属下地の両方を探す事が出来ます


壁面に機械を押し当てて移動させていきます。
下地に近ずくと緑色の光が中央に寄って行き


下地の有る所まで来ると中央の赤い光が点灯します。
ここに下地が有る事が解ります。

③針を刺して探す方法

下地を探す専門にこんな道具が有ります


先端の白い部分は、ドリフターズが使っていたおもちゃのナイフみたいに
押すと引っ込む仕組みになっています。
中心の細い針だけが刺さって行く仕組みです。


この辺に下地が有りそうだ!と思ったところに
本体をグイッと押し込み・・・針がボードに刺さって行き
下地が有れば深くまで刺さりません。

下地が無い場合は、写真の様に根元まで刺さってしまいます。


針が細い為、クロス仕上げなどの場合は、ほとんど穴跡は
目立ちません!

こんな方法で下地を探しています。

ご注意:ALCやコンクリート造の建物の場合、GL工法と言って
    粘土の様な物でボードを留めている場合が有ります。