雑誌多聴多読マガジン2015年12月号、「通じる英語5つの鉄則」の特集です。時期はもうずれずれですけど
英検3級や準2級ぐらいから次へとステップアップを狙うレベルだと思います。付録のCDは盛りだくさん。インタビューや時事ニュース、それから英語の読み物。特に子ども向け英語絵本がカラーで紹介されているのがおトクです。子ども向けだし絵があるのでスッと入ってきて楽しいですよ
中高生の英語表現にも役立つ記事を引用します。学校の英語教育でも(高校大学入試も)表現が重視されています。外国語は一部のひとが教養として使うものではなくなったからです。いまや熊本市内は外国人来訪客だらけ。山鹿でさえ結構見かけます。観光に限らず製造・流通・研究…さまざまな分野で外国人は当たり前になりました。人口が減少する日本では国内市場だけでは食べていけません。地方に住んでいたって外国のひと相手にカンタンな表現が必要になります。でもペラペラじゃなくったって構わない。言いたいことが伝えられたらいいのです
>[通じない英語になってしまう5つの問題点]
1、省略やあいまいな表現が多く、主語がハッキリしない
2、一文に情報を詰め込み過ぎる
3、結論や言いたいことが後に来る
4、日本人独特の細かいニュアンスや、枝葉末節な情報に惑(まど)わされる
5、日本語独特な言い方や品詞や態(受け身など)といった形式にとらわれ過ぎる
日本語は省略が多いことばです。省略される主語と目的語を、意識して表現しなければ伝わりません。また、結論や言いたいことは文末の述語に集約されています。述語の助動詞や敬語表現を見れば省略されたことばも類推が容易です。前後の文脈からも類推が出来ます
>[鉄則1、主語をハッキリさせる]
1、今日はハンバーグを食べた。
2、明日はゴルフだ。
3、(彼に)電話をしてくれた?
4、着物は特別な日に着ます。
1、I ate a hamberger today.
2、We are playing golf tomorrow.
3、Did you call him?
4、We wear kimonos on special days.
古くからの和語では流れるような表現が好まれました。古文や日常会話に見られる、一文がなかなか終わらない表現です。これを"直訳で"他言語に置き換えるのは難しい。長くて伝えにくいのだとしたらどうすればいい?
>[鉄則2、2文以上に分けて、スッキリさせる]
私の父は元銀行員で、60歳で退職しましたが、今、花屋で働いています
1、私の父は元銀行員だ。 →My father used to be a banker.""
2、彼は60歳で退職した。 →He retired at age 60.
3、今(彼は)花屋で働いている。 →He works at a flower shop now.
My father used to be a banker. He retired at age 60 and works at a flower shop now.
近所のタバコ屋の80歳のおじいさんが飼っている黒い猫が死んだ。
1、近所に80歳の老人がいる。 →There is an 80 year-old man in our neighborhood.
2、彼はタバコ屋を営(いとな)んでいる。 →He runs a tobacco shop.
3、彼は猫を飼っている。 →He has a cat.
4、その猫は黒い。 →The cat is black.
5、その猫は死んだ。 →The cat died.
There is an 80 year-old man in our neighborhood. He runs a tobacco shop and has a black cat. The cat died.
英語の基本文は「主語+動詞…」。英語は文頭に最も言いたいことが置かれることばです。"I want...""I think..."ととりあえず声を発した後、それから次を考えれば続けやすい。相手の英語を聞く時も文頭を注意して聞き取れば全体もつかめます
>[鉄則3、確信を先に、説明は後から]
道がぬれているので、足元に気をつけて!
Watch your step! The road is wet.
早く食べないと、学校に遅れるよ。
Eat faster. You'll be late for school.
田中さんはやり手の営業マンです。
Mr. Tanaka is a good salesman. He has many clients.
ここからちょっと上級です。でも(だからこそ)英文自体はとてもシンプルです
>[鉄則4、核心だけ伝え、枝葉は省略する]
つまらないものですが、気に入っていただけるとうれしいです。
I hope you like it.
ちょっとコンビニまで行ってきますね。
I'm going to the convenient store.
とりあえずビールで。
I'll have beer.
>[鉄則5、視点を変えて、言い換える]
うちの上司は酒豪でね。
My boss drinks a lot.
この仕事、やっていただけないですよね?
Could you do this job for me?
部長に明日、会社に来いと言われました。
My boss told me to come to the office tomorrow.
どうでしょう。シンプルですよね。入試の英作文や会話にも使えます。特に最初の三つなら学校のテストにもすぐ役立ちます。酒飲むとかは中高生は使いませんけどねw
それに、これらの考え方は日本語で伝えるときも使えるんです。電話や面接、報告連絡相談やプレゼンテーションに。雑談だけではうまくいかないビジネス表現の基本です。就活で「簡潔に!」って怒られたら試してみてね(←実は今日最大のポイント!)
仕事でのコミュニケーションってただのおしゃべりじゃありませんよ
鉄則1、主語をハッキリさせる
鉄則2、2文以上に分けて、スッキリさせる
鉄則3、確信を先に、説明は後から
英文をフレーズで覚えよう|周りと差をつけるには
さあこれで伝える準備はできました。準備ができたらとっかかりをつくりましょう。フレーズ学習を試します。過去問や例題の"例文"や会話文を声に出し書いて覚えていくことです。あなたの英語力が会話や長文へも広がりますよ。洋画で同じフレーズ出てくると「あ!わかった」って楽しくなるよ(藤田)
「完璧英語」はいらない!(1)|英語を仕事で使うこと
プレキソ英語、毎週土曜18:50から
しごとの基礎英語
英検3級や準2級ぐらいから次へとステップアップを狙うレベルだと思います。付録のCDは盛りだくさん。インタビューや時事ニュース、それから英語の読み物。特に子ども向け英語絵本がカラーで紹介されているのがおトクです。子ども向けだし絵があるのでスッと入ってきて楽しいですよ
中高生の英語表現にも役立つ記事を引用します。学校の英語教育でも(高校大学入試も)表現が重視されています。外国語は一部のひとが教養として使うものではなくなったからです。いまや熊本市内は外国人来訪客だらけ。山鹿でさえ結構見かけます。観光に限らず製造・流通・研究…さまざまな分野で外国人は当たり前になりました。人口が減少する日本では国内市場だけでは食べていけません。地方に住んでいたって外国のひと相手にカンタンな表現が必要になります。でもペラペラじゃなくったって構わない。言いたいことが伝えられたらいいのです
>[通じない英語になってしまう5つの問題点]
1、省略やあいまいな表現が多く、主語がハッキリしない
2、一文に情報を詰め込み過ぎる
3、結論や言いたいことが後に来る
4、日本人独特の細かいニュアンスや、枝葉末節な情報に惑(まど)わされる
5、日本語独特な言い方や品詞や態(受け身など)といった形式にとらわれ過ぎる
日本語は省略が多いことばです。省略される主語と目的語を、意識して表現しなければ伝わりません。また、結論や言いたいことは文末の述語に集約されています。述語の助動詞や敬語表現を見れば省略されたことばも類推が容易です。前後の文脈からも類推が出来ます
>[鉄則1、主語をハッキリさせる]
1、今日はハンバーグを食べた。
2、明日はゴルフだ。
3、(彼に)電話をしてくれた?
4、着物は特別な日に着ます。
1、I ate a hamberger today.
2、We are playing golf tomorrow.
3、Did you call him?
4、We wear kimonos on special days.
古くからの和語では流れるような表現が好まれました。古文や日常会話に見られる、一文がなかなか終わらない表現です。これを"直訳で"他言語に置き換えるのは難しい。長くて伝えにくいのだとしたらどうすればいい?
>[鉄則2、2文以上に分けて、スッキリさせる]
私の父は元銀行員で、60歳で退職しましたが、今、花屋で働いています
1、私の父は元銀行員だ。 →My father used to be a banker.""
2、彼は60歳で退職した。 →He retired at age 60.
3、今(彼は)花屋で働いている。 →He works at a flower shop now.
My father used to be a banker. He retired at age 60 and works at a flower shop now.
近所のタバコ屋の80歳のおじいさんが飼っている黒い猫が死んだ。
1、近所に80歳の老人がいる。 →There is an 80 year-old man in our neighborhood.
2、彼はタバコ屋を営(いとな)んでいる。 →He runs a tobacco shop.
3、彼は猫を飼っている。 →He has a cat.
4、その猫は黒い。 →The cat is black.
5、その猫は死んだ。 →The cat died.
There is an 80 year-old man in our neighborhood. He runs a tobacco shop and has a black cat. The cat died.
英語の基本文は「主語+動詞…」。英語は文頭に最も言いたいことが置かれることばです。"I want...""I think..."ととりあえず声を発した後、それから次を考えれば続けやすい。相手の英語を聞く時も文頭を注意して聞き取れば全体もつかめます
>[鉄則3、確信を先に、説明は後から]
道がぬれているので、足元に気をつけて!
Watch your step! The road is wet.
早く食べないと、学校に遅れるよ。
Eat faster. You'll be late for school.
田中さんはやり手の営業マンです。
Mr. Tanaka is a good salesman. He has many clients.
ここからちょっと上級です。でも(だからこそ)英文自体はとてもシンプルです
>[鉄則4、核心だけ伝え、枝葉は省略する]
つまらないものですが、気に入っていただけるとうれしいです。
I hope you like it.
ちょっとコンビニまで行ってきますね。
I'm going to the convenient store.
とりあえずビールで。
I'll have beer.
>[鉄則5、視点を変えて、言い換える]
うちの上司は酒豪でね。
My boss drinks a lot.
この仕事、やっていただけないですよね?
Could you do this job for me?
部長に明日、会社に来いと言われました。
My boss told me to come to the office tomorrow.
どうでしょう。シンプルですよね。入試の英作文や会話にも使えます。特に最初の三つなら学校のテストにもすぐ役立ちます。酒飲むとかは中高生は使いませんけどねw
それに、これらの考え方は日本語で伝えるときも使えるんです。電話や面接、報告連絡相談やプレゼンテーションに。雑談だけではうまくいかないビジネス表現の基本です。就活で「簡潔に!」って怒られたら試してみてね(←実は今日最大のポイント!)
仕事でのコミュニケーションってただのおしゃべりじゃありませんよ
鉄則1、主語をハッキリさせる
鉄則2、2文以上に分けて、スッキリさせる
鉄則3、確信を先に、説明は後から
英文をフレーズで覚えよう|周りと差をつけるには
さあこれで伝える準備はできました。準備ができたらとっかかりをつくりましょう。フレーズ学習を試します。過去問や例題の"例文"や会話文を声に出し書いて覚えていくことです。あなたの英語力が会話や長文へも広がりますよ。洋画で同じフレーズ出てくると「あ!わかった」って楽しくなるよ(藤田)
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