べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

シカクいあたまをマルくしよう!国語編(2)|係ることばは、受けることばの直前に書く

2015年05月16日 | 中学受験までに
シカクいあたまをマルくしよう!国語編(1)|修飾語と被修飾語

 続きです。


 書き出してから、考えましょう。ヒントを書き写すだけ。例題でも良いですよ。そのまま写すだけ。考えるのはその後です。

 中学受験をする子たち、上位クラスの子たちには"かならず"伝えています。彼ら彼女らには必要だから。今回の国語文法問題、地味ですが必要です。これができないままでは、高校進学後も論説文や英語長文の読解が伸びません。教科書や参考書を読んでも読み取れません。小論文や大学就職でのレポートが書けません。大学や就職でも自学が困難で、自ら発信するまで展開していかないということです。せっかく中学受験をして合格できたとしても、中高六年間たくさんの課題に追われるだけのお客さんになりかねない。

 実のところ進学校の多くの生徒がそうかもしれません。大学の進学実績を求める私立進学校は特に、入学者のレベルを維持するため一部の特待生(熊本の場合A特待です)をまず確保します。あくまで経営面での話ですが、入ってから伸びるかは「あなたがついてこれるか次第ですよ」が本音です。落ちこぼれないよう学校現場の先生方は見てはくれるでしょう。課題に追われることだってわたしはムダだと思っていません。

 入学までが目標になっている親御さんがいらっしゃいます。これはお子さんに伝わります。合格は、お子さんが"これから"伸びる入口に立ったにすぎないのに。

 ここに気づかぬまま受験に突入し、小学校まではできたんだけどねえで終わるのが惜しいとお伝えしたいのです。


 どうすればいいのでしょうか?

 優秀なクラスを受け持ってみると、彼らは何も言わずとも書きます(まれに特別な記憶力を示す子もいますが優秀なクラスでもほんとまれです)。書くという作業をすることで長期記憶へと定着しやすいことをみな知っているからです。だからますますかしこくなる。才能だけで頭が良いわけじゃないのです。"中高で伸びる"とはこういうことです。カンに頼るタイプの子が小学生まではできたに陥りがちな理由もここにあります。書きたがらないからです。

 ですから、写せば良いのです。書いて写す。「書きなさい」と"言って"きかすのではなく親御さんも書いて見せましょう。理解が深まり世界が変わりますよ。良い習慣はちゃんとお子さんに伝わりますから。


 書いて写す。少なくとも「学ぶ」ってことは、生まれつきのカンではなくお子さん自身がやりながら身につけたものの勝負です。


たくさんの情報は整理をしよう|ヒトのもつチカラ、「書く」チカラ

Simon says to touch your head(2)|マネは、応用への最短コース

図にかいて、考える(1)|かいて、そのあとで考える


 保護者の方とのお話が長くなりました。例題にもどりましょう。

「係ることばが複数あるときには、短いものほど受けることばの直前に書く★」←前回のポイント!

 書いた?

 ホント?

 ↓
 ↓
 ↓
[解答例]

わたしが笑っているのならば「逃げる弟のあとを笑いながらわたしは追いかけた。」

弟の場合には「笑いながら逃げる弟のあとをわたしは追いかけた。」


 修飾語と被修飾語の関係は地味ですが、英語の長文読解や小論文・レポートの論理構成にチカラを発揮します。先人の多様な知恵を"一生"学び取る能力が芽生えます。

 多くのひととともに仕事をし、より正確に伝えるチカラをを与えてくれます。(塾長)


英単語をコアイメージでおぼえよう(4)|つながりは理系英語のツボ

自動詞・他動詞/主語・目的語/主体・客体(3)


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