べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

シカクいあたまをマルくしよう!国語編(1)|修飾語と被修飾語

2015年05月13日 | 中学受験までに
 中学入試問題から国語文法。地味です

(問い)

 次の文は、読点(とうてん)の打ち方によって、二とおりの意味にとれます。それぞれの文に二とおりの読点の打ち方を示(しめ)して、意味のちがいを説明しなさい。ただし、読点の数は一つの文に一か所とし、例のように「<」の記号で示しなさい。

(例)わたしは<飛んだ。

問1 弟は泣きながら走っていく妹を追いかけた。

問2 ぼくはいっしょうけんめいに調べたことを発表した。

(お茶の水女子大附属中)


 解答はちょっと待って。その前に例題をいっしょに解いてみましょう

(例題)

わたしは笑いながら逃げる弟のあとを追いかけた。

 上の文を読んで答えなさい。笑っているのは、わたしでしょうか。それとも弟なのでしょうか。これは、どちらともとれますから相手に伝わりやすい文に書きかえてください。

□(シカク)いアタマを○(マル)くする。国語編(日能研・単行本1995/7/21版)


[ヒント]

「係ることばが複数あるときには、短いものほど受けることばの直前に書く★」←今日のポイント!

[係(かか)ることば]
修飾語(しゅうしょくご)。説明することば。この文では「笑いながら」と「逃げる」。短いのは「逃げる」。
[受(う)けることば]
被修飾語(ひしゅうしょくご)。説明されることば。この文では「わたし」と「弟」。

 修飾語と被修飾語はかならずセットで使います。ひとつの被修飾語にたいして、修飾語がふたつ以上の複数になることもあります。まずは、修飾語に波線を被修飾語に二重線を引いてみましょう。



 線引いた?

 かならず"書き出してから"考えましょう。書きもせず答えを見てから「わかってたよ」はAHO丸出しです。小中学生程度のカンがこれからもずうっと通じると思いこんでるこんな子、イヤになるほどいます(失礼になるから口には出さないけど)。

 学校で平気だった?ああ悪くはありませんからね。でも「学ぶ」ってことは生まれつきのカンの勝負ではありません。"あなたが"やりながら身につけたものの勝負です。今後も新しいことをさせればそれを身につけてくれる証(あかし)だからです。これ仕事を始めるときに本当のテストがなされます。学校でやってるテストはまあ練習試合です。いまのあなたはどう思われてるのかなあ。わたしだったら丸出しはイヤだねw

 書く気はあるけどなにを書いていいのかわかんない?考えろとは言ってません。上の[ヒント]を書き写せばいいんです。そのまま写すだけ。できます。あなたが考えなきゃならないのはその後です。

 続きます。(塾長)


「二学期、テストがわからない」

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