べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

記憶力を伸ばそう!|書いて見て、それから考える

2016年08月31日 | 私から保護者へ
ヒトの思考の特徴に、"並列処理(へいれつしょり)"という働きがあります。ここで言う"並列処理"とは"連想"のことです

買い物に出かけます。「金曜日はお肉が安かった」「今日は焼き肉にしようか」「野菜のドレッシングが切れていた」「トイレットペーパーも買わなくちゃ」「途中で銀行に寄って行こう」…ひとつの事物から連想が同時に湧いてきます

"連想"によって、複数の物事を暗記したり並行して処理できるようになります。また、より効率の良い処理方法を生み出したり、まったく新しいアイディアが生まれるかもしれません。他の動物やコンピュータには難しい、ヒトに特有な思考過程です

ただし連想のコントロールが効かないと、処理しきれない量の連想が湧いて行動が取れなくなります。軽いパニックです。意外に多くのひとがここでつまずきます。カンでなんとかしようとしてしまうから。動物と同様に生きていくだけならカンでも大差ありません。しかし、ひととして結果を出したいならどうでしょう。仕事で結果を出したいとしたらどうでしょう

「よく考えてごらん」、そう言われた子どもは大抵動けなくなります。そんなとき、選択肢を示してあげると動き始めます。選択肢で限定をすることで連想を抑えるのです。最初はこれだけでいい。言われたことを言われたままこなさせるにはこれでいい。ただしこればかりでは、言われないと動くことができなくなるかもしれません。できるのに動かなくなってしまうかもしれません

お子さんの持つチカラを引き出したいのならどうしましょう

ヒトは、生まれ持つ"直感"と学び取る"知恵"とその両方が使える生き物です。たとえば、荷物がたくさんあって運べなければひとつずつ運べば済みますよね。連想もひとつずつ処理していけばいい。これは頭のなかではできません。ひとつ考えたところでまた新たな連想が湧いてくるからです

それを避ける知恵をヒトは身に付けました。目に見えるカタチにする、書き出すことです。書くことでカンの限界を超えられます。文字に書くこと、絵で描くこと、数字や記号で書くこと、カンタンですね

あなたとあなたのお子さんに、新しい伸びが期待できますよ(藤田)


記憶力を伸ばそう!|全体→そして部分へ

記憶力を伸ばそう!|復唱(ふくしょう)しましょう


賢いってなんだろう(1)|ムリ!と思ったら、分けて解決する

>情報処理のモデルにおいて入出力(入力と出力)は、情報処理の過程(プロセス)の前処理と後処理となる。情報処理は、入出力があることにより完結すると考えられている。

[情報処理のながれ]
入力(インプット)→過程(プロセス)→出力(アウトプット)


たくさんの情報は整理をしよう|ヒトのもつチカラ、「書く」チカラ

>算数・数学は、"きまりをみつける"トレーニングです。

 算数・数学の"きまり"とは、スポーツのルールとおなじです。ルールは、だれでも使えるようにあらかじめ決められています。

 あなたがうんうん"考えて思いつく”ものではありません。ルールは、公式を書きだしたり、図や表やグラフを書いたり、問題文に線を引いたり、"書きながら整理をする"ものです。 


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