ユキハナちゃん
冬休みに遊びに来た姪(めい)っ子たちに、彼女たちがつくった雪だるまのその後を伝えるため書きました。とけてなくなるけれど「バイバイ」ではなく「またあえるよ」という終わりにしたかった。
だれに、どんなことを伝えるのか。"ものがたり"を読んだ相手の心に、なにを残したいかを決めて書きました。ちょっとした創作文ですね。
宮沢賢治、あめゆじゅ とてちて けんじゃ
ふきのとう、よいしょ、よいしょ。そとが 見たいな。
新美南吉、てぶくろを買いに
学校で書く作文は、おもに「学校行事や読書の中で心の成長を書くこと」が期待されます。学校行事や読書から書きたいことがみつからないと、なにを書いたらいいかがわからない。
また「物事が起こった順番に書き、説明も理由付けも区別しない」という書き方は、最後まで読んでもらうに相応の表現力が必要になります。
表現するチカラは必要です。でも表現は技術ですから学校で学ぶ書き方以外にも、もっともっとたくさんのスタイルがあるのです。
学校の作文が苦手なあなた。いままでと表現方法を変えてみましょう。国語が苦手でも、かならずあなたに合うスタイルは見つかります。
だれかになにかを伝えるって、とても楽しいことですから。(塾長)
>日米仏の思考表現スタイルを比較する(ベネッセ・パソコンむけ)
作文の型は、各国の国語教育の特徴と一致しています。例えば日本の学校で出される作文課題の二大テーマは、運動会や修学旅行などの学校行事と読書感想文です。学校行事では、皆が共通して体験した出来事を時系列で書き、読書感想文では、読前と読後で読み手の考えがどのように変わったかを書くことが、枠組みとして勧められています。どちらも期待されているのは学校行事や読書という体験を通じて、子どもの「心の成長の軌跡」が表れていることです。心の成長体験を、その時々の気持ちの表現を交えて素直に生き生きと書いてあるのがよい作文とされています。成長の軌跡ですから、必然的に物事が起こった順番に書いていくことになります。これは、作文実験に現れた日本の子どもの「時系列で書き、説明も理由付けも区別しない」作文の特徴と一致します。
対照的に、アメリカの国語の授業は読解ではなく「書き方」が中心です。さまざまな書き方の様式の違いを学習し、実際に書いてみることに大半の時間を費やします。小学校5年生の教科書に掲載されているのは、物語や詩や説明文のほかに、エッセイ(小論文)、ビジネスレター、親密な手紙、レポート、インタビュー、広告、自伝、本の紹介から戯曲に至るまで、実に12種類もの文章様式です。小学校1年生でも、内容は易しくなるものの、これとほぼ同じ種類の文章を学習します。
とりわけ重視されるのがエッセイ(小論文)とクリエイティブ・ライティング(創作文)です。アメリカでは、ほとんどの州で小学校の卒業時に作文の試験を受けることが義務付けられていて、その際の課題がこの二つなのです。(ここまで引用)
冬休みに遊びに来た姪(めい)っ子たちに、彼女たちがつくった雪だるまのその後を伝えるため書きました。とけてなくなるけれど「バイバイ」ではなく「またあえるよ」という終わりにしたかった。
だれに、どんなことを伝えるのか。"ものがたり"を読んだ相手の心に、なにを残したいかを決めて書きました。ちょっとした創作文ですね。
宮沢賢治、あめゆじゅ とてちて けんじゃ
ふきのとう、よいしょ、よいしょ。そとが 見たいな。
新美南吉、てぶくろを買いに
学校で書く作文は、おもに「学校行事や読書の中で心の成長を書くこと」が期待されます。学校行事や読書から書きたいことがみつからないと、なにを書いたらいいかがわからない。
また「物事が起こった順番に書き、説明も理由付けも区別しない」という書き方は、最後まで読んでもらうに相応の表現力が必要になります。
表現するチカラは必要です。でも表現は技術ですから学校で学ぶ書き方以外にも、もっともっとたくさんのスタイルがあるのです。
学校の作文が苦手なあなた。いままでと表現方法を変えてみましょう。国語が苦手でも、かならずあなたに合うスタイルは見つかります。
だれかになにかを伝えるって、とても楽しいことですから。(塾長)
>日米仏の思考表現スタイルを比較する(ベネッセ・パソコンむけ)
作文の型は、各国の国語教育の特徴と一致しています。例えば日本の学校で出される作文課題の二大テーマは、運動会や修学旅行などの学校行事と読書感想文です。学校行事では、皆が共通して体験した出来事を時系列で書き、読書感想文では、読前と読後で読み手の考えがどのように変わったかを書くことが、枠組みとして勧められています。どちらも期待されているのは学校行事や読書という体験を通じて、子どもの「心の成長の軌跡」が表れていることです。心の成長体験を、その時々の気持ちの表現を交えて素直に生き生きと書いてあるのがよい作文とされています。成長の軌跡ですから、必然的に物事が起こった順番に書いていくことになります。これは、作文実験に現れた日本の子どもの「時系列で書き、説明も理由付けも区別しない」作文の特徴と一致します。
対照的に、アメリカの国語の授業は読解ではなく「書き方」が中心です。さまざまな書き方の様式の違いを学習し、実際に書いてみることに大半の時間を費やします。小学校5年生の教科書に掲載されているのは、物語や詩や説明文のほかに、エッセイ(小論文)、ビジネスレター、親密な手紙、レポート、インタビュー、広告、自伝、本の紹介から戯曲に至るまで、実に12種類もの文章様式です。小学校1年生でも、内容は易しくなるものの、これとほぼ同じ種類の文章を学習します。
とりわけ重視されるのがエッセイ(小論文)とクリエイティブ・ライティング(創作文)です。アメリカでは、ほとんどの州で小学校の卒業時に作文の試験を受けることが義務付けられていて、その際の課題がこの二つなのです。(ここまで引用)