べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

「大造じいさんとガン」を読もう(7)|伝えるには対比(たいひ)を使う

2010年11月02日 | 国語
 「大造じいさんとガン」を読もう(1)からのまとめです。前回は、こちら


 国語はすべての教科の、そして生活や仕事の土台です。中学三年生ごろからあまり時間がとれなくなります。早い学年で時間に余裕のあるうちに、"正確に理解し伝えられる"練習をしましょう。

 国語にも算数や数学の公式のように、ここをやればできるという練習のポイントもちゃんとあります。たとえば、"対比"(たいひ)です。

 "空が青いこと"を伝えたい。「青い空に、白い雲」「ひまわり畑と青い空」のように、"青と白""黄色と青"といった対(つい)になることばを比べます。

 これが"対比"です。

[短文と作文での対比]
空が青い、とても青い、なんさま青い
うれしい!たのしい!大好き!(1)

 
[問題]
「らんまんとさいたスモモの花が、その羽にふれて、雪のように清らかに、はらはらと散りました。」この一文は、この場面にどんな効果をあたえていますか。

 ここでは「スモモの花の白」が「春の晴れた空」を背景(はいけい)に対比されていて、作者が読者につよく伝えたい部分だということがわかります。

 対比されることばを探せば、国語の問題は解けるわけです。

 この問題のヒントはこちら。解答はこちら


[詩と小説での対比]
私と小鳥と鈴と部屋とワイシャツと私
なんでミツバチすぐ死んでしまうん?

[和歌と古文での対比]
秋のコアイメージ・和歌

[論説と説明文での対比]
センター試験「現代文」をさらりと
オフサイドがわからん

 詩やものがたり、古文や説明文、音楽や絵画でも伝えるために対比を使います。あなたが、作文するときや説明するときにも対比が使えるのです。(塾長)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。