べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

小学漢字を中学・高校の読解に生かす(2)|テレビの漢字クイズを見て

2010年05月06日 | 国語
 前回はこちら。今回は、丸暗記に終わらない漢字学習を教えます。

 たとえば…

「士」という漢字は小学三年生で習います。まず、この読みと意味を書いておぼえます。

 また、書けない漢字なら6回~9回書いておぼえます。小学校の漢字でなんとなく読めるは、中学高校から読むこともできなくなりますよ。

[ノート]
し【士】資格(しかく)や職業(しょくぎょう)をあらわす。「運転士」「保育士」「医学博士」など。:士士士士士士士士士

 さあ、「士」の読みと意味をおぼえ書けるようになりました。


[問題2]
漢字の読みの問題です。「運転士」は(うんてんし)、「保育士」は(ほいくし)です。では「医学博士」は(いがくはかせ)?(いがくはくし)?


[ヒント]
これは大人でもむずかしい。「博士」は、「はくし」とも「はかせ」とも読みます。どちらも学問などなにかをよく知っている人の意味だからです。

律令(りつりょう)制の古い時代の役人のよび方に「文章博士=もんじょうはかせ」などがあり、明治時代でも「はかせ」のよび方も残りました。現代では、「文学博士」「博士課程」など資格として"学位をしめすもの"については「はくし」と読み、知識や技術にくわしいひとという意味で「もの知り博士」「野球博士」などは「はかせ」と読むようにしています。

「医学博士」は、(いがくはかせ)(いがくはくし)のどちらでも読めますが、資格として学位では「いがくはくし」が正確です。


前回の[解答]は…

大 口 丁 = 奇

まず、口丁 = 可(か)をつくり、

大 可 =奇

 答えはでました。前回と同じようにノートに書きだし、さらに五年・六年以上でちからをのばすために、熟語(じゅくご)もいっしょに書き出します。学校のドリルや教科書ででた熟語だけでもよいと思います。

[ノート]
き【奇】めずらしいこと、思いがけないこと。

「奇妙」(きみょう・ふつうと変わりめずらしいこと)、「奇跡」(きせき・人の力ではおこせない思いもかけないこと)、「奇抜」(きばつ・思いもおよばないぐらいすぐれていること)など。

奇妙奇妙奇妙奇妙奇妙奇妙奇妙奇妙奇妙、奇跡奇跡奇跡奇跡奇跡奇跡奇跡奇跡奇跡、奇抜奇抜奇抜奇抜奇抜奇抜奇抜奇抜奇抜

 基本はここまで、続けていきましょう。次回は応用!(塾長)


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