前回はこちら。今回は、小学校の基本漢字は終えた中学受験以上むけ。
漢字の共通部分と前後の文から、読みや意味を類推(るいすい・にたものからおしはかる)するコツを学びましょう。
[問題]
以下の問題文の漢字にふりがなをつけなさい。
やがて老人は長い杖をついて立ち上がったが、腰は海老のように曲がっていた。
僕はその時なんとなく亡き祖母や母のことを思い出すと同時に、食堂の広い窓から流れ込む明るい初夏の空の光の中に、一抹の透明な感傷のただようのを感じた。
寺田寅彦「柿の種」
[ヒント]
「僕はその時なんとなく亡き祖母や母のことを思い出すと同時に、食堂の広い窓から流れ込む明るい初夏の空の光の中に、一抹の透明な感傷のただようのを感じた。
僕は:「…は感じた。」で主語・述語の関係なので→ぼくは
亡き祖母:食堂で老人を見かけて思い出す→亡くなる(この世に存在しなくなる)
一抹:末(年末・すえ)・抹(抹殺・抹消・抹茶)・沫(あわという意味)などと共通の部分がある→一抹(ちょっとした・はかない小さな)
「一抹の感傷」とは、「少しだけ心が痛んだ」と類推できます。
さて、これで小学校からの基本とそこから類推するコツがつたわったでしょうか。類推は応用なので少しずつゆっくりでいいのですが、追い込みはききません。受験生はとりかかっておきましょう。(塾長)
漢字の共通部分と前後の文から、読みや意味を類推(るいすい・にたものからおしはかる)するコツを学びましょう。
[問題]
以下の問題文の漢字にふりがなをつけなさい。
やがて老人は長い杖をついて立ち上がったが、腰は海老のように曲がっていた。
僕はその時なんとなく亡き祖母や母のことを思い出すと同時に、食堂の広い窓から流れ込む明るい初夏の空の光の中に、一抹の透明な感傷のただようのを感じた。
寺田寅彦「柿の種」
[ヒント]
「僕はその時なんとなく亡き祖母や母のことを思い出すと同時に、食堂の広い窓から流れ込む明るい初夏の空の光の中に、一抹の透明な感傷のただようのを感じた。
僕は:「…は感じた。」で主語・述語の関係なので→ぼくは
亡き祖母:食堂で老人を見かけて思い出す→亡くなる(この世に存在しなくなる)
一抹:末(年末・すえ)・抹(抹殺・抹消・抹茶)・沫(あわという意味)などと共通の部分がある→一抹(ちょっとした・はかない小さな)
「一抹の感傷」とは、「少しだけ心が痛んだ」と類推できます。
さて、これで小学校からの基本とそこから類推するコツがつたわったでしょうか。類推は応用なので少しずつゆっくりでいいのですが、追い込みはききません。受験生はとりかかっておきましょう。(塾長)
時々寄らせていただきます。
これからもよろしくお願いします。
またいらしてください。
当記事は、あなたの「読むだけでちょこっとだけ成績アップ!」ブログの漢字に関する記事に触発されて書きました。
基本から応用へ、jumo up できるヒントになればいいなと思っています。