風にまかせてふわふわり。。。

生きていると色んなことがある。

心に穴があく

2021年01月25日 22時12分34秒 | 他愛ない話




瀬戸内寂聴さんの動画を見て
感じたことを…


人は大きな悲しみに遭遇した時、
心に穴があくらしいんですね。


あぁ…
そう言えば…

5年ほど前のお正月だったっけ…

知人の子どもさんが自死されて、
メールで相談を受けていたことがあった。

その人を感じると、
胸に直径10cmくらいの穴がぽっかりと開いていたんよね。


その穴が暗いんだけど黒いわけではなく、
深い闇のような…吸い込まれるような…
そんな穴。



私自身も7年ほど前、
それまで生きてきた価値観が意味をなさなくなって、
心に大きな穴があいた感があった。



穴があいたままだと、
生きてはいけなくなるんよね。


何もかもが身体を通り抜けてしまう。
悲しみしか残らない。

恐らく楽しいであろうことも、
悲しみに変換されてしまう。


穴があいてからは、
穴を埋めるために生きてきた感がある。


ちょっとぶっ飛んだ話だけど、
寂聴さんのお話を聴きながら思い出したこと。



今日の夕方の空。
月が見えるよ。


・・・・・


今朝(1/26)、
Facebook 草場一壽さんの記事を転載。
心の穴のエピソード。



こころで

 シスターで、ミリオンセラーとなった「置かれた場所で咲きなさい」の著者でもある、
渡辺和子さんは50歳のときうつ病を患われたそうです。
 9歳のとき、2.26事件が起きますが、なんと目の前で、当時教育総監であった父親が44発もの銃弾で暗殺されます。
わずか1mの距離で目撃したというのですから、その心の傷の大きさははかりしれなかったことでしょう。

 2年間、うつ病で苦しんだとき、医者からこんなことを言われたそうです。
 「運命は冷たいけれど、摂理は温かいものです」。

 これを彼女は、この病気は、私が必要とする恵みをもたらせるための人生の穴、と受け止めます。
穴から見えてくるもの、穴からしか見えてこないものに気づいたそうです。

 こころ。
もうずっとずっと言われ続けていることですが、こころでしか見えないもの、こころでしか感じられないことが確かにあるのです。
それは宗教や、教義や教訓ではなく、また、どんなに言い古されていようと、ときに陳腐に聞こえようと、真実だと断じてよいと思います。

 それは「到達」すべきところだとか、悟りの境地という常人には難しいような心境でもなく、とても「普通」のことです。苦しいときだけではないでしょう。
嬉しいときも楽しいときも。

 そのような心情によって、森羅万象に親しみ、世界のすがたかたちをとらえるのですね。
モノの価値がこころの目を塞いだときもありましたが、時代は、次のステージ、聡明さに向かっているようです。
勇気がわいてくるというものです。
 
■陶彩画 草場一壽 公式サイト
http://kusaba-kazuhisa.com/










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