ヲタ活のカミングアウト

息子。
就職が決まってから、週末になると東京へ出掛ける…という生活が続いている。

東京での就職希望が叶わなくて、それ程にまで東京に憧れていたのか…と思っていたら、どうやらそうではないらしい。


特に何をしているのかも訊かなかったのだが、ある日「ヲタ活をしている」と話し出した。

？？？…と思いながら聴いていると、早い話、アイドルの追っかけをやっているようだ。


へ〜〜〜っ…意外！
Σ(￣。￣ﾉ)ﾉ


ヤツが言うには、コミュ障の改善の為に、アイドルの集まり(握手会)に出掛けたらしい。
それがどっぷりハマってしまった…とのこと。

ふ〜ん…ええんちゃう？
今しかできんやん。
d(^_^o)


私の反応に、ヤツは安心したようだ。
ヤツも「今しか出来ない」ことは、今やり切ろうと思っていた様子。
以来、東京に行くのもコソコソ…と出掛けなくなった。
「行って来るわ〜！o(^▽^)o」と足取り軽く出掛けて行く。


昨日の私じゃないけど、
「吐き出して＝カミングアウト」
気持ちの整理ができる、気持ちが楽になる。


大阪教育大学の秋葉先生の言葉を借りれば
「子育てに旬はあっても、手遅れはない。ただ時間がかかるだけ。」
この言葉通り、旬の時期にやっておいた方がいいことはあるんだろう。

追っかけは子育てとはかけ離れているようだけど、今「やりたいこと」は「今」が旬。
それを逃すと、できなかった想いだけが取り残されてしまう。
いつまでも不完全燃焼。


息子は「今」を謳歌している。
(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))


追っかけを通して、同じように追っかけしている方と知り合い、語り合うようになったとか。
色んな年齢層、職業の方々。
アイドルを通して、物事の捉え方や価値観等の話をするようだ。
で「オレ、意外とコミュニケーション取れてるやん」と感じたと。


追っかけをする為にはお金が要るので、バイトにも励んでいる。
4回生のこの時期、バイトと言えど雇ってくれるところはなく、派遣会社に登録して日雇いのバイトに出掛ける。
そこでも色んな雇用主、年齢層、生活環境の人がいて、多くのコトを感じているようだ。


追っかけと日雇い。
学校では得られない社会勉強をしている。



生きている間に経験するコトは、何一つとして無駄はない。
言い換えれば、その人にとって、必要なコトだけを生きている間に経験する。

早いか、遅いか…その違いがあるだけの話。






旬に経験できなかったら、どうなるか…？
それはまた、別の機会に。。。
(^_−)−☆