私は滅多なことでは怒らない。
怒りを感じても、
それを露わにすることはない。
…が、
この本を読んで、あることに気付いた。

私の心の奥底に、
怒りが溢れていることに。
それは、
もう過ぎてしまったことへの怒り。
言っても何も変わらないので、
諦めてしまった怒り。
そんな2つの怒りに、気付いてしまった。
過ぎてしまったこと。
当時、その怒りを相手に向けてはみたけれど、
謝罪の言葉を聞くことはなかった。
やり場のない怒り。
誰にも話したことがなかったそれ。
案外、冷静に俯瞰して感じられて、
自分の中で落ち着く場所へ収めることができた。
それを誰かに話して整理したかったので、
カウンセラーの友人に話した。
過去は変えられない。
けれど、感じ方は変えることができる。
無理して許さなくてもいい。
ただ、
許さないことで、
自分の人生を揺るがせないことよ。