僕の宝物124 クリスマスページェント☆

日に日に夜の時間が長くなって
アチコチからクリスマスの音色が聞こえて来る季節になった

そんな中、
ジンの保育園でも恒例のクリスマスページェントが行われる

海外からの留学生や大学の教職員の子供が多いので
ジンの保育園ではクリスマスは盛大にお祝いするんだ

今年も例年の様に小学校に入る少し前の大きな園児達が中心になって
先生の指導の下、キリストの降誕劇を奉献する

一応全員参加なので台詞のある役は年長児が引き受けて
動きのある役●～* はジン達、年少児が担当する

夏にジヨンとジウンを出産して毎日育児に追われて
大学を休学中のチェギョンも
久しぶりに保育園を訪れ他の父兄と一緒に
ジンの初舞台を見る事になった

幾ら家ではお喋り上手なジンでも
２歳では台詞を覚える事は出来ないので
その他大勢の羊の役を仰せ遣ったんだ

衣装は主役以外は自前が原則、
だからチェギョンが作る事になった

白を基調に羊らしく見えれば何でもいいと言う事なので
白い長袖のふわふわセーターを着て
白いタイツに可愛いしっぽらしき物(笑)をつけて
頭には羊のトレードマーク
ヤンモリの帽子を被る事にした

ヤンモリ？と言われても
僕にはピンと来なかったけれど

チェギョンが結婚する前まで毎週家族で通っていた
近所のお風呂屋さんで皆が頭に巻いている
タオルを羊の頭にしたようなものをヤンモリと言うらしくて

白いタオルをヤンモリの形に巻いて
しっかり縫い付けて解けない様にした物を
ジンの頭に被せた

小さなジンの頭の両側に大きな渦巻きの耳が完成
可愛い羊さんの出来上がり♪♪


保育園の行事はいつも昼間に行われるけれど、
クリスマスだけは特別で夕方から行われる

大学の中にあるチャペルで、
子供達と一緒に参加する両親達が小さなろうそくを手に
賛美歌を歌いながらチャペルに入ると
パイプオルガンの伴奏で子供達の降誕劇が始まった

厳かな雰囲気の中、緊張する両親達！(笑)

子供達はいつもの様に楽しみながら演じているのに
見学する両親達の方がビデオやカメラを覗きながら
ドキドキする音が静かな聖堂の中に響いている様だった

勿論僕達もその内の一人だけれど、●～*

劇に出演するとは言っても羊の格好で歩き回るだけの役♪
じっとしていてもいいし、
草を食べる振りをするだけでいいと言われていたのに

イエス様の役の本物の赤ちゃんが泣き出したのを見ると
わざわざ覗きに行ったのには参った。。。大恥

今日はお留守番のジヨンとジウンが泣き出すと
何をおいても駆けつけて

泣いているよ！と知らせに来るジン
きっと二人の事を思い出したのだろう

飼い葉桶に頭を突っ込みイエス様をあやす可愛い羊に
爆笑の渦が巻き起こった

只の羊の役だけれどさすがは一国の皇子
その存在感をしっかりアピールして
楽しい一日を終える事が出来た☆