韓国あれこれ3 男女交際と徴兵制 2011/2/17(木) 午後 5:56

韓国では今は随分変わりましたが少し前までは儒教の影響で
高校は男女別が多かったそうです。

有名大学に合格して将来有名企業に就職する為に
幼稚園に入る前から英才教育を受けて必死に勉強するので
共学の高校が増えた今でも受験勉強の妨げになるからと
男女交際するカップルは少ないそうです。

就職に有利な有名大学と言えばソウル大学(国立）
ユル君が入った大学です。今は違いますけれど、

それに延世大学、高麗大学（私立）
この３つの大学に入らないと大企業、
サムスンやヒュンダイの様な財閥系の会社に入る事は
ほぼ不可能だそうです。

だから必死に勉強して大学に入ると一気に弾けるそうで、
日本で言うコンパが韓国ではミーティングと呼ばれていて、
頻繁に行われる様です。

また、大学生になるとクラブやサークル活動も盛んになるので
その中でお互いに相手を見つけたり紹介しあったり、
若者がよく行くクラブではウエイターに頼むと仲を取り持ってくれる
システムもあるそうです。

早々、大事な事！

今は法律が改正されたので問題無い様ですが
電撃的に恋に落ちた場合はどうしようもありませんが、
お付き合いする前にお互いを紹介しあう時、
自分は何処の本貫の誰かを言うそうです。

韓国には250位の苗字しかないので同じ苗字の人を好きになる可能性が高いのですが、
その中で男系の血族の祖先が同じ発祥地の人を本貫(ボングァン)と言います。
そして同じ本貫の人同士の結婚は１９９７年まで禁じられていました。
だから、好感を持つ前に名乗り合ったそうです。

今は法律で認められたとは言っても同じ本貫同士の結婚には
昔の風習を守る意識の強い地方ではまだ偏見が有るようです。

恋愛の大敵（汗）と言えば、皆様ご存知●～* 。。徴兵制。。
母国を守る大切なお勤めだし義務なのは判っているのですが、
恋する二人には辛くて長い時間なのです。

１９歳になった韓国人男性は徴兵検査を受け一部の事情のある人や
特別な理由の有る人を除いて、全員が軍隊に行きます。

大学を卒業してからでもいいのですが、１，２年在学して休学して
兵役に付く学生も多いそうです。
高校を卒業して直ぐに入隊する事も出来ますが２年間受験勉強が出来なくて
受験に不利なので入学してから入隊する人もいるそうです。

残念ながら受験に失敗して浪人する事になった場合でも
２浪までは入隊延期が出来ますが３浪は認められないそうです。

昔は３年あった兵役期間も今は陸軍の場合は２年で（2005年現在）
配属先によりますがこの間に３回昇進します。

その間に月に1回あるいは年に1回の休暇が与えられ、その時だけは自由が認められます。
韓国の街で見かける軍服姿の若者は休暇中か、仕事の為に外に出た軍人だそうです。

恋人が軍隊に入るとなった時に、残念ながら別れるカップルも多い様です。
２年間という時間は愛する人と離れるにはあまりにも長い時間なのでしょう。

では色々な難関を突破して恋人同士になり
交際記念日も決まってお付き合いが始った彼氏と彼女

携帯の末尾番号４桁を一緒にしたり待ち受けは勿論ツーショット♡
お互いの友達にも紹介し合って交際がスタート。。

日に１００回のメールに電話は常識！
デート代は交通費まで全部男性が出す
彼女のカバンを持つのは基本中の基本！

足が疲れただろう♂とか言ってオンブしたり、
ま、これはスキンシップしたいからなんて説もありますが、汗
あーんして♡と言いながら食べさせてあげたり、
彼女の靴を履かせたり脱がせたりする人もいるそうです。

シン君も全部してました(笑)

これは勿論大好きな彼女が重い荷物で疲れない様にとか、
ご飯をしっかり食べる様にとか、そういう気持ちから

させて頂く？出来る事が嬉しい？感があるのかも知れませんが、
幾ら欧米化して来てイチャイチャも平気になったとは言え、
まだまだ儒教の影響が色濃く残っている韓国
女性の貞操観念が強い為に 簡単に肌を許すと言う様な事はありません。

だからなんとかそのガードを緩めようと必死に彼女にアッタックして
好印象を与えようと涙ぐましい努力をしているのだと
ある筋から聞きました●～* 笑

それに加えて、最近は女性の社会進出が盛んになって来て
結婚に対する意識も変わって旧来の男尊女卑的な
結婚生活を望まない女性が多くなってきた事も原因の一つだと思われます。

今でも軍隊に行って結婚して跡継ぎを設けてやっと一人前の男性と認められる
お国柄であるにも関わらず、男女比の不均衡の為に独身男性が多く残っているそうです。
だからなんとしても相手を見つけて結婚したいと言う気持ちが
女性をお姫様扱いしてでもゲットしようとするのでは無いでしょうか！

こうなった背景には儒教思想が大きく影響しているのです。
家を相続出来るのは男子だけで、しかも長男だけと決められているので
どうしても男児を好む傾向があり、昔は男女の出生に関して人為的な操作もあったらしいです。

でも最近は女児の方が良いと思う家庭も増えている様ですが
まだ生活の多方面に渡って女性には不利な習慣やシキタリが残っている事は
事実の様です。