Shincheの屋根裏部屋

by宮大好きアジュマです。

僕の宝物116 2つの命☆

2022-06-11 23:21:45 | 僕の宝物

夕方からお腹が張る様な気がすると
言っていたチェギョン

何と無くいつもと違う様子に感じるものがあって
深夜にも関わらず寝ずに起きていると

始まったみたいだわ。。と
苦しそうな声が聞こえて来た

とうとう来たか!
さぁこれからが本番だ!


今回はジンの時とは違って双子という事もあり
妊娠後期に入った頃から
なるべく安静にとの医師の指導で

ほとんどの公務の出席は控えられ、
胎児が少しでも長く母体に留まる事が出来る様にと
最善の努力が払われた

そのお陰で二人とも
標準よりも小さめではあるけれど、
今の所は元気で
あと数時間後には可愛い姿を見せてくれそうだ

通常で有れば安全策をとって
帝王切開にする事が多いのだけれど、

幸いにも骨盤が広いのと胎児の発育が順調であること
そして二人ともが頭位であることから
母体の回復も考えて正常分娩する事になった

入院の準備も整ったのか内官や内人達が慌しく動きながら
夫々の持ち場に着いてサポートをしてくれる

今度は二度目なので僕もチェギョンも
いくらかは落ち着いているけれど、

近来の皇室には無かった双子である事が
少し緊張を感じさせる要因ではある

どんなに順調だといわれても生まれるまでは
何が有ってもおかしく無い
後は天に任せるのみかと自分の力の無さを感じる

そろそろ間隔も短くなってきたようだ

痛みに耐える体からは珠の様な汗が流れ出る
タオルで抑えても後から後から、、

見ているだけで辛い

ぎゅっと奥歯を噛み締めて
声が出そうになるのを抑えるチェギョン

声を出す方が痛みを和らげられると聞いたけれど
傍に居るジンを怖がらせたくないからなのか?!

いつもと違うママの姿に少し怯えるジンをそっと抱き寄せて
無理矢理笑顔を作りながら

ママは大丈夫よ♪
と気持ちを落ち着かせようとしている

そんなに強い痛みの中でも子供の事を思いやる
か弱い体の何処にそんな逞しさがあるのだろう?
母親とは偉大な存在だと改めて感じた

慌しい雰囲気で起こされたジンも
大人達の様子で出産が近い事を察したのか

時々苦痛に顔を歪めるチェギョンのホホを
小さな手でそっと撫でながら
何かぶつぶつ言っている

ジンが怪我をした時にいつもチェギョンがするおまじない
きっとそのマネをしているつもりなのだろう

心配そうに見詰めながらいつまでも撫ぜるジン
その優しい心はきっとママ譲りだね

ジンのお陰でママも楽になったみたいだよ♪

有難う♡ジン
ジンが撫で撫でしてくれたからママはもう痛くないよ♪
今から行って来るからね!

と優しくジンの頬にポッポすると

ジンも頑張って!とでも言う様に
ママのほっぺにポッポした

その小さな唇が離れるのと同時に
チェギョンの目から光る物が零れ出た
たぶん痛みからではない暖かな心の水が

ジン、あとの事は任せたよ!

パパはこれから大切な御用があるから
いい子でお留守番していてね☆

きっと明日の朝にはとっても嬉しい事があると思うから♪



病院に着くとすぐに陣痛室に入った
今回はジンの時の様に部屋で分娩という訳には行かない

もしもの時の準備も必要だからと
産婦人科医と小児科医だけではなく
外科、NICU 担当の看護師まで
万全の態勢を整えての出産となった

分娩がはじまる頃には東の空が白み始めて
始めに娘が、そしてその5分後に息子が無事に生まれた

心配した様な事故も無くただ幾分小さめの体が
気にはなったものの
二人とも元気に産声を上げている

息子はちょっと小さめではあるけれど、
目鼻立ちのしっかりとした
男前?親ばか(笑)でちょっと僕に似ているかも、
きっと女の子を泣かせるのだろうな☆

そして初めての女の子♪♪

娘は男親に似ると言うけれど、泣き声といい活発な動きといい
残念ながら(笑)
この娘もチェギョンに似ているような気がする(寂)

分娩後の処置が終わると僕らに気を使ってくれたのか
医師と看護師がそっと席を外してくれた

大役を果たしたチェギョン

疲れた顔ではあるけれど、元気に生まれた二人の顔を見て
ほっとしたのか心からの笑顔を見せてくれた

有難う☆
2つの大切な宝物を僕の腕に抱かせてくれて

分娩室に入ってからずっと握っていた僕らの手は
溢れた涙で濡れていた

こっそり抱き締めたお前の体は
暖かくて柔らかくて本当に母の優しさに溢れている

これからこの二つの宝物を大切に育てていこうな♪♪

本当に有難う愛してるよチェギョン♡♡kiss♡

最新の画像もっと見る

コメントを投稿