独立行政法人北海道ガンセンター名誉院長の講演を聴いていて思うのは、セシウムがカリウムの同属であり、カリウムは米国では死刑に使う薬剤であり、心臓を止めて人を死に至らしめる物質である、という事実である。
思い出して欲しいのは、福島第一原発での収束作業にあたっていた作業員が、何人か亡くなっていることである。死因は熱中症から心筋梗塞を引き起こした、という発表ばかりである。
カリウムが死刑に使われる薬剤であり、その同属であるセシウムが、しかも電離放射線を強く出す、放射性セシウムが事故によって大量に放出されたという点である。
ここで語られる言葉の多くは、長年臨床の場で、ガンに対して放射線治療を実践してきた医師の本音である。ICRPの根拠無き様々な問題を切って捨てる。