ラッキーノッツ

さまざまな出会いを大切にして・*:..。o○☆*゚

中澤鞄~なかなかだ

2007年03月12日 | ○○に…
好きな鞄、買いたい鞄、探してもなかなか遭遇しなかった十年間。なぜに見つからぬ…

いいと思えば値が張る。何十万も鞄に掛けたくない、と思ってる。

でも掛ける人は掛ける。価値観のちがい。つまり自分は、身の丈に合わせて、鞄には五万円以上は掛けない。そういう価値観。

どういった鞄なら納得がいくか、よくよく考えてみたけれど、ハッキリしたイメージが浮かんでこない。

友人が持っていた巾着のようなバッグ、それにキュンときたんで、もしかしたら本命に出会えるかもと。そのブランドは青山のフルラ。それでノコノコ出かけた。

冷たい雨が横殴りに降っているにもかかわらず、夫君が買ってくれるというので出かける。


形もいい、大きさもいい、デザインもいい、値段も四万三千円と守備範囲。がしかし。。。

定期を出し入れしにくい。自宅のカギを保管するポケットが狭い。

色が。。。原色。希望はベージュ。なのに赤、青、緑、ときれいな原色。 どうするか。。。

さんざんお店にいて、夫君を待たせ、揚げ句の果てになんだか疲れ、さらに憔悴し、「やっぱりやめる」ということになった。

店員さんもあきれる。夫君も疲れる。

「これ買ったら嘘をつきそうだから」と私。

「買わないの?」

「そんなに気に入ってないのに、気に入った振りをしそう。自分にウソは付きたくないから、買わない。。。」

「分っかりました。むずかしい人だね、あなたって人は」

そんなことがあった。


あれから三年、バッグは近所の買い物用、5000円以下のものしか買ってない…
それで会社にも堂々と出かける。

そして最近見つけた中澤鞄。いいじゃないですか~好きなタイプのバッグ。バッグ作りの実演も、しかと拝見。

あちらも納得して鞄を買ってもらいたい。
こちらも納得して鞄を買いたい。双方合致して、商売成立。気持ちいい取引。

中の生地はシックな色のゴブラン織り。落ち着いてる。

とにかく軽い。牛皮でしっかりしているのに軽~い。

なおかつ広げやすい。物の出し入れにストレスは全くなし。

ポケットが、ある所にはキチンとある。それも、きつ過ぎず緩すぎず、出し入れよし。

デザインは、アーバンです。都会的。斬新な留具。それでいてしっかりしていてカチンと、スムーズに留まる。

「これすっごいね…」
しばし無言でジッと手にとる。見入って言葉なんか出てこないほどいい。

かつて、イヴサンローランのボックス型を愛用していて、あれがホントに使いやすかった。デザインもよかった。

しかし皮用クリームでシミになった。 上品なベージュが汚くなって、そんなことになったら一切使えないわけで、それでポイ。捨てた。

サンローランにはもうこのタイプのバッグはなかった。

中澤の鞄、修理はもちろんする。愛着ある鞄を、捨てることなく、長く愛用できる。最期まで使える。

それがいいな、と思った。 

メンズ鞄も軽かった。出し入れはもちろん、シンプルさの中にも他にはないタックやデザインが、目を惹く。





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