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今年もご招待のハガキが届きました。菱沼明子さん、日本画です。
私の日本画のイメージが変わったのは、菱沼明子氏の絵から~
出会いはもう八、九年になりますか。
1997年の春の院展でした。確か、日本橋。
豆を一面に描いた作品を観て「うん、味がある」とえらく感動~
不思議なことに「ビーンズ」の絵を前に心がウキウキ躍りましたん。
落ち着きのない長男を連れ「走らない!ジッとしなさい!」とガミガミしていた私、ビーンズの力でそのまま新宿に流れ、新都庁見物をしてホテルで昼食、楽しく過ごして帰りましたね。 楽しい思い出になりました。
芸術の中でも日本画は格式があって、画法もある。どれを見ても細かい筆のタッチで、その絵が出来る道のりが苦しそうに感じでなりませんでした。
これは日本画にうとい素人の私ならではの感想ですが。
観て回る春の院展には、等身大より大きな絵が軒を連ね、私的には暗いイメージが強かった。
もともと私のクレヨン画も自己流。そんな絵の知識のない私が、院展に入選された絵をとやかく言うのはおこがましいですが、元々芸術とは、感動をもたらしてくれるものじゃないですか。
特に絵を観る人は、プロより素人が多い。
何がなんだか分からなくとも、そこに人の心を動かすユートピアがあればいいではないか、と常々考える次第で、はい。
というわけで、院展に何度も入選されている明子さんの絵は、観る人を魅了します。
この「PEPPERS」は、1997年のビーンズより大人の味に仕上がってますね。
親愛、ハーモニーといった和の心がにじんで、ワチャワチャするはずのばら撒いた唐辛子が、それぞれを強調せず、畏まらずにそこにあります。不思議ですね。
色も情熱的な赤がめだつのに、一つひとつが強調せず、しっくりとした、まとまり感があります。
なんだか「よし、また、ガンバロ」といった心地にさせます。 こういった絵画は、社会に貢献してますね。 すんばらしい。
伝統にそった手法なのに、あたらしい日本画の未来、期待しちゃいます。
3/8(木)~14(水) 東急百貨店 たまプラーザ店 4F アートサロンにて
第二回 菱沼 明子 絵画展 あります。
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